【ITベンチャーおしゃれオフィス20選】株式会社TABI LABO

筆者: 編集部

特別企画「ITベンチャーおしゃれオフィス20選」の第19回。今回は、「株式会社TABI LABO」のオフィスを拝見し、お話を伺いました。
 
同社はWebメディア「TABI LABO」を運営していることで有名です。TABI LABOは世界中で起こっている面白いことや興味深いこと、人々の暮らしなどを伝えるメディアです。読んだことがあるという方も多いでしょう。
 
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株式会社TABI LABO 代表取締役 久志尚太郎氏

山奥から発信したツイートがきっかけ

――TABI LABOの事業はどのようなきっかけで始められたのですか?
 
久志尚太郎氏(以下:久志):私は元々デルで営業やビジネスマネージャーをしていたのですが、退職して宮崎の山奥で過ごしていた時期がありました。その時期に発信したあるツイートが、大きな反響を呼び起こした(バズった)ということがありました。この体験から、コンテンツ流通の仕組みに革命が起こっていると感じたのです。
 
さらに、私自身高校時代をアメリカに留学していたり、また世界を旅している中で、海外の情報はほとんど日本に伝わっていないという事実を感じていました。そこで、日本の雑誌や新聞、テレビなどが取り上げようとしない海外の情報を、新しいコンテンツ流通の仕組みに乗せて日本の人たちに届けたいと思いました。以上の2点がTABI LABO立ち上げのきっかけとなりました。
 
こうして立ち上げたTABI LABOは大きく成長しましたが、さらなる成長を期してリニューアルする予定です。メディアの名前まで変えるつもりです。「イケてる」メディアに生まれ変わらせて、サイトとしての規模を拡大させることを予定しています。
 
TABI LABOは広告で収益を得ていますが、広告記事の企画制作も自社で手がけています。広告の内容もWeb記事だけではなく、動画やイベントなど、さまざまな形に挑戦しています。

同じ屋根の下で絆を深める

――今回、新しいオフィスに移られたとのことですが、新オフィスを作るに当たって特別意識したことはございますか?
 
久志:今回の新オフィスが、創業から数えて3軒目になるのですが、すべて住居をオフィスとして使っています。いかにもという感じのオフィスに入るよりも、住居に入った方が、いろいろ面白いことがあると思っているからです。
 
例えば、住居にはキッチンがあります。弊社では創業から現在までキッチンで料理を作り続けています。創業当時は朝、昼、晩の3食を会社のキッチンで作って、みんなで食べていました。現在はメンバーが30人くらいに増えたので昼食だけになりましたが、皆で一緒に食事するようにしています。
 
分担して料理を作り、皆で食べるという行為は、チームづくりに役立つと考えています。共同作業で料理をしてみると、不器用なメンバー、段取りが良いメンバー、的確に指示を出すメンバーなど、メンバーそれぞれの性格が分かります。こうして感じ取った情報は、仕事で共同作業するときにも役立つはずです。そして、手作りの料理を皆で一緒に食べると、出来合いのものを食べるよりも深い絆ができると思います。
 
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2階にあるキッチン。メンバーが毎日交代で昼食を作り、皆で集まって食べているという。
 
また、典型的なオフィスビルに入ると、「仕事をしなければならない」と感じて、気持ちが後ろ向きになってしまうこともあると思います。その点、住居をオフィスとして使うと、仕事をしながら家にいるような感覚でリラックスできるというメリットがあると思います。典型的なオフィスビルと違って居心地が良いので、無理なく長時間を過ごすことができます。
 
弊社はまだ創業期にあると思っています。そして、創業期を一緒に過ごす仲間はとても大切な存在です。創業期ですから、大変なことがいろいろ起こります。そういう困難を共に乗り越えていく仲間は家族のようなものだと思っているのです。そういう仲間の絆を深めるという意味でも、住居で働くことには意味があると考えています。
 
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2階は仕切りがなく、広いスペースを確保できている。
 
そこで、今回の新オフィスではメンバー全員が集まれる場所を確保しました。2階が仕切りがない広いリビングになっていて、ここに全員集まれるようになっています。3階は個室がいくつかある作りになっていて、ミーティングルームや休憩部屋として使っています。
 
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3階にはミーティングスペースと休憩部屋がある。
 
ミーティングルームの名前にもこだわりがあります。「Aスタジオ」「Bスタジオ」「Cスタジオ」と名付けました。そして、ミーティングを「セッション」と呼ぶようにもしました。セッションに参加するためにスタジオに集まるのはメンバーです。セッションではメンバー全員が音を出さないと音楽になりません。ミーティングも同じことだと考えています。参加者は全員何かしら発言してほしい、積極的に参加してほしいという思いを込めて、ミーティングルームを「スタジオ」と名付けたのです。
 
色々工夫をこらしたオフィスではありますが、これがおしゃれだともこれがベストだとも我々は思っていません。今後も会社は成長し変化をしていくでしょうから、それに合わせてメンバーが最も働きやすく居心地の良い環境を追及していきたいと思っています。

変わった人を集めて、楽しみながら仕事

――現在、メンバーがどんどん増えているところだと思いますが、人を選ぶときはどういうことを基準にしていますか?
 
久志:採用に関しては“Be Maverick”というテーマを立てています。“Maverick”とは、変わった人という意味です。変わった人を集めて、楽しみながら仕事をしてほしいと考えて、こういうテーマを立てました。
 
とはいえ、ただ変わっているだけでは仕事になりません。TABI LABOで必要になるスキルについては明確な基準を作っています。その基準に合うことも大切です。ありがたいことに募集を出すと、TABI LABOで働きたいという人がたくさんやってきます。しかし、その中にはTABI LABOに憧れているだけという人がいることも確かです。しかし、憧れだけでは仕事はできません。
 
それから、メンバーには肩書(タイトル)で仕事をしてはいけないと言っています。弊社では代表の私も含めて、名刺に肩書を入れていません。その結果、メンバー全員が目の前のプロジェクトに意識を集中させています。
 
この考えは名刺の上だけでなく、会社組織にも反映させたいと考えています。私は会社の中にいかなる階級制度も作りたくないのです。全員が同じ位置にいて、上下関係なく仕事をすることが理想です。私はそのためにも、メンバーに自分のことを「Binちゃん」と呼んでもらっています。
 
上下関係だけでなく、部署ごとの縦割りの考え方も排除したいですね。例えば、営業メンバーが記事を書くということや、ライター陣が営業案件を獲得してくるという具合に、自分の仕事の幅は広く持ってほしいと思っています。

アジアを足がかりに世界へ

――今後、どのような方向に事業を展開されるおつもりですか?
 
久志:まず、アジアに進出したいですね。これからアジア諸国は経済的に発展していきます。そこには大きなビジネスチャンスがあると思います。そして、いずれは世界に進出していきたいとも思っています。
 
それから、これは社内でやりたいことなのですが、メンバー全員で「バーニングマン」というフェスティバルに参加したいと考えています。バーニングマンとは、アメリカのネバダ州にあるブラックロック砂漠で開催されるフェスティバルで、毎年5万人が参加しています。Googleの創業者も参加したことがあるそうです。
 
バーニングマンでは、1週間にわたって5万人が共同生活をします。場所は地理的に外界から遮断された砂漠で、電気も水道も食料もありません。必要な物は参加者自身の責任で準備していく必要があります。そして、参加中は、誰しも傍観者でいることはできません。誰もが積極的に祭りに参加しなければならないのです。
 
バーニングマンの詳細についてはTABI LABOの記事を読んでいただければと思います。

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