ギークス株式会社【2017年版】おしゃれオフィス20選

筆者: 編集部

特別企画「おしゃれオフィス」。今回は、「ギークス株式会社」のオフィスを拝見し、お話を伺いました。同社は2017年8月で設立10周年。ITフリーランスと企業をマッチングするIT人材事業で創業し、今ではゲーム事業、動画事業、インターネットメディア運営など多岐の領域に渡り展開しています。複数回のオフィス移転で培ったオフィスの雰囲気作りのこだわりについてお話を伺いました。

「一社一業」ではなく、「ポートフォリオ経営」でシナジーを生む

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● LIFE STYLE代表 永田(以下永田)
御社は今年でちょうど設立から10周年ですね。まずは事業についてお教えください。
 
●ギークス株式会社 代表取締役社長 曽根原 稔人 様(以下曽根原)
ベンチャー企業は一社一業の専業化戦略が多いですが、私としては複数の事業柱を持つ「ポートフォリオ経営」を戦略としています。当初は、共同創業した会社の一事業を分社化する形で、フリーランスという働き方を提案し、ITフリーランスと企業をマッチングするIT人材事業を基軸にスタートしました。その後、新たなチャレンジとして自社でBtoCのサービスを持ちたいと考え、スマホのネイティブアプリ制作などのゲーム事業へ参入ました。ちょうどソーシャルゲームが流行し始めた頃で、スマホゲーム産業が盛り上がりつつある時期でした。そのほか、動画事業も立ち上げ、今ではVR・AR・MR・ホログラム・ホロレンズなど新しい技術の研究開発に取り組んでいます。もう一つ新規事業としてスタートしているのが、インターネットメディア運営です。具体的にお話しすると、「Gridge(グリッジ)」という女性や初心者ゴルファー向けの情報サイトを運営しており、2016年4月からスタートし、現在では月間20万人のユーザーが見るメディアに成長しています。
 
ゲーム事業をスタートするまで開発部門を持っていなかった弊社が、開発に挑戦できたのはIT人材事業で培ったITフリーランスのネットワークがあったからです。一見、別事業を展開しているようですが、社内ではそれぞれの事業が協働し、シナジーを生んでいます。

10年のオフィス遍歴と、その時々の「こだわり」のデザイン

●永田
それではこの10年の、御社のオフィスの遍歴について教えてください。
 
●曽根原
弊社の創業はちょうど10年前の2007年ですが、先ほどお伝えしたように、もともとは、共同創業した会社の一事業を分社化した会社です。ですから創業時から60名ほどの人数でスタートしています。最初のオフィスは、分社後も同じ麹町のオフィスにいたので300坪以上。その後、経営陣によるMBOを行い独立し、渋谷にある新築10階建てビルの最上階に移転しました。ワンフロア95坪ほどでした。リーマンショック後の苦しい時期だったので、以前のオフィスよりもだいぶ縮小しています。しかし、社員にはポジティブなイメージを持ってもらいたく、「渋谷の新築、しかも最上階だぞ!」「ナイスなオフィスに移転だぞ!」と、必死にモチベーションを高めた移転でした。その後、同じ渋谷で広めの170坪ほどのオフィスに移転して、さらに現在のオフィスに移転しました。
 
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●永田
複数回オフィスを移転しているとのことですが、どのような理由で移転をされたのですか?
 
●曽根原
前回の移転の際は新規事業としてゲーム事業をスタートしていたこともあり、メンバーも増え始めていたので、オフィスが狭くなってきたこともありますが、もっとオフィスに自分たちのクリエイティビティを出したいなと考え始めていました。そこでオフィスに、オープンスペースを作り、ニューヨークのブルックリンにあるようなアトリエ風の落ち着いた雰囲気にしました。逆に今回の移転では、開放的な西海岸風のオフィスをイメージしたので、雰囲気は全く真逆ですね。
 
●永田
本当に現在のオフィスは西海岸みたいな明るい雰囲気ですよね。実際オフィスの雰囲気が変わったことで、社員さんの反応や関係性が変わったなどの効果はありますか?
 
●曽根原
今回の移転で、オフィスの雰囲気をかなり変えたことにより良い影響があったと思います。前回のオフィスはあえてクールというか、かっこいい雰囲気をオフィスに取り入れたのですが、照明を落としたかっこいい雰囲気は、冷たいイメージも持たれることもありました。なので、今回は正反対の明るくて開放的な雰囲気のオフィスにしてみて、社員のテンションが全然違うことを実感しています。ここは最上階でテラスに出ることもできます。テラスがあるオフィスは珍しいと思うのですが、その環境をうまく活用して、イメージ通りの「リラックスできる、またここに戻ってきたくなる」雰囲気を作れそうだなと思ったのが、このオフィスにした決め手ですね。オフィスが明るく開放的なので、自然にコミュニケーションが取りやすい環境を実現できていると思います。
 
●永田
オシャレでクールな雰囲気もかっこいいですが、明るい雰囲気の方が、コミュニケーションが生まれやすいのかもしれないですね。御社はエンジニアもすごく多くいらっしゃると思いますが、「集中するスペース」と「社員がコミュニケーションを取れるスペース」って、分けていらっしゃいますか?
 
●曽根原
特にスペースを分けているわけではないのですが、広いオフィスの中でそれぞれの場所でコミュニケーションが生まれています。集中ブースもありますが、実は窓際のカウンタースペースも集中できるらしく人気です。その日、その時の気分で仕事するスペースを変えられるので、他部門のメンバーともコミュニケーションをとる機会が増えていると思います。
 
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採用に関して重視するのは、スキルよりも「貢献したい」という思い

●永田
それでは次に、御社が採用の際に重視していることを教えてください。
 
●曽根原
新卒と中途でポイントは違いますが、共通して言えることは、「自分の成長」だけを考えるのではなく、周りのメンバーと仕事をしていく中で、「自分が、組織やプロジェクトにどれだけ貢献できるか、そして大きな成果をだせるか」を常に考えながら仕事に向き合えるかを見ています。それができている方は、スキルも含め成長スピードが圧倒的に速いと思います。

部活動に入っていると離職率が下がる?社内の様々なコミュニケーション

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●永田
社内には、営業さんやエンジニアさんなど職種も多岐に渡っていると思いますが、リモートなどの働き方についてはどのようにお考えですか?
 
●曽根原
職種に関わらず、「リモートでも仕事ができる」という考え方もありますが、何かのプロジェクトをやる際には、やっぱり同じ場所でやったほうが成果は出やすいと私は思います。だからと言って、リモートが絶対ダメというわけではないですけど。現在は状況に応じてフレキシブルに対応しています。ただ、強制はせずとも、メンバーが自然と集まれるようなオフィスや環境を作りたいと思っています。
 
●永田
会社として、コミュニケーションを生む仕掛けや制度はありますか?
 
●曽根原
入社直後はどうしても自分のチーム内での繋がりが多くなりますが、自発的な年代別や同じ趣味の集まりなどから、他の部門との繋がりができることはあるようですね。会社として支援しているのは、MBPと呼んでいる社員ランチ交流会と部活動です。コミュニケーション活性化のために制度化しました。MBPは「Maitsuki Bento Party」の略で、他部門のメンバーが集まり4人1組になり、会社からのおもてなしであるお弁当を食べながら交流しています。部活動は、ダーツ部やサバゲー部など様々で、部活動支援として活動費補助を出しているものは10つ程あります。データを取ってみたのですが、部活動に所属している者は離職率が低い傾向にあります。これは、業務以外のコミュニケーションがプラスに働いている結果だと思います。
 
●永田
曽根原さんが社員とランチに行ったり、部活動に参加されたりする機会はありますか?
 
●曽根原
私もMBPのメンバーとして参加しますし、MBP以外にも個別にランチに誘ってくれるメンバーもいます。部活動も自転車部、テニス部などいくつか参加して、一緒に活動したりしています。私はメンバーと直接コミュニケーションをとる機会も大切にしているので、メンバーの声を聞きたいということで、「geechs bar」という取り組みも実施しています。毎回、10名ほどの規模で、中途入社メンバーに集まってもらい、軽食を囲みながら、会社に期待することや、前職の会社の良いところなどを聞き、良いと思ったものは弊社でも取り入れることを検討しています。
 
●永田:
社長とメンバーが直接コミュニケーション取れる良い機会ですね。本当に社員の方と近い感じが伝わってきます。社員数が増えてくると社内がなかなか一つにまとまらない、という問題も出てくると思いますが、どのように取り組まれていらっしゃいますか?
 
●曽根原
まさに今の弊社の課題でもあります。私たちが出している答えとしては、「一つにまとめようとするのはやめよう」ということです。“21世紀で最も感動を与えた会社になる”というグランドビジョンを掲げた「ギークス」という大きなブランドは全員が持ちつつも、もう少し伝わりやすい事業毎のビジョンを明確にすることで、ギークスとしての方向性を示して行きたいと考えています。伝え方についても、半期に一度の全体会議での共有もありますが、弊社では社内共有手段として積極的に動画を活用してまして、イントラネットで発信しています。私の考えや、各部門のトピックスを共有するものから、新入社員の紹介や自分が尊敬するメンバーにバトンを回す社員インタビュー企画などがあります。メンバーも自由に発信できるので、おすすめランチ情報や部活動の報告などが投稿されています。動画には音なしでも伝わるように、テロップを入れるなど編集をしています。
 
●永田
人材育成もされていると思いますが、社員の方々が学ぶ機会は、どのように提供していますか?
 
●曽根原
社外のエンジニアやクリエイターの方々に勉強会会場として、弊社のスペース「21cafe(ニイイチカフェ)」をお貸し出ししているので、その会にうちのメンバーも参加させてもらったり、社内でも率先して部門やグループごとに「教育について考える会」「技術について考える会」など様々な勉強会を開催したりしています。会社として「何かを教える」というより、みんなで教え合える、成長できる機会を作っています。

10周年のその先。次に考えている事業展開は

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●永田
それでは最後に、御社の今後の事業展開について教えてください。
 
●曽根原
IT人材事業については、政府の働き方改革の流れもあり、まさにいま「フリーランス」という働き方が注目されています。私たちは企業様の人材不足を解決すると同時に、ITフリーランスの支援を様々な方法で充実させて、ITフリーランスにとってナンバー1のパートナーを目指します。
 
ゲーム事業は、大手企業様と協業タイトルを増やす戦略をとっており、2017年も続々と新規タイトルをリリースする予定です。新しい取り組みとして、キャラクタープロジェクトとして進めている「カクテル王子(プリンス)」は、ゲームを軸に、コミックやグッズなど多角的に展開しています。
 
動画事業は、お客様へVR・MRコンテンツの制作を積極的に提案していきます。3DCGのエンジニアの人材も増えてきたので、新しい技術の研究ができる環境が整いつつありますね。
 
新規事業としては、ゴルフの情報サイト「Gridge」を通して、ゴルフ用品やゴルフアパレルのEC事業に参入したいと考えています。最近では、若い女性プロゴルファーも増えており、ゴルフアパレルもかなりおしゃれになってきています。スポーツ用品の国内市場規模でNo.1のゴルフ分野で、次世代に向けたEC事業展開はビジネスチャンスだと捉えています。そして、これからオリンピックに向けてゴルフ業界を盛り上げて行きたいと思います。
 
●永田
今後の展開が楽しみです。VRに関しては弊社も事業展開しておりますので、何かご一緒できることがあれば是非!本日はありがとうございました。
 
ー曽根原様 貴重なお話を誠にありがとうございましたー
 

取材協力:ギークス株式会社 代表取締役社長 曽根原稔人 様

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