株式会社LiB|【2017年版】おしゃれオフィス20選

筆者: 編集部

『2017年おしゃれオフィス20選』第三弾は、株式会社LiBです。女性に対して、様々なライフシーンの上でいろんな働き方を提案できるようなサービスを提供しています。キャリアの実現のために、いろいろな働き方のフォーマットを増やしているLiBのオフィスのこだわりを伺ってきました。
 

様々なライフシーンに合った「働き方のフォーマット」を作り出す

● LIFE STYLE代表 永田(以下永田)
はじめまして。LIFE STYLEの永田です。今回は、おしゃれオフィスの取材にご協力頂きましてありがとうございます。まずはリブさんのサービスについて、詳しくご紹介ください。
 
○ 株式会社リブ 代表取締役社長 松本洋介様(以下松本)
弊社は、結婚・出産・育児・介護といった様々なライフシーンに合わせて働き方を変えざるを得ない女性たちにたいして、その時々に合った働き方をご提供しています。女性と仕事、そして生活とをつなぐサービスを通じ、以前のような働き方は無理でも働き続けたい、という女性を応援する様々な事業を展開しています。
 
●永田
女性に特化したサービスなんですね。
 
○松本
社内では「ライフキャリア支援事業」と呼んでいます。自己実現にはプライベート面とキャリア面の両面がありますが、女性にとってはキャリアの自己実現の選択肢が少ないと思っています。男性は、子供ができたからって仕事の仕方に変化はないですが、女性は大きく影響を受けますよね。どうしても、「何かを選んだら何かを捨てる」って選択肢になっていて、「働き方のフォーマットを増やす」ことで、様々な選択肢を提供したいな、と。午後だけ会社に行くとか、午前中だけ働いてリモートで参加するとか、そういうパターンが増えれば増えるほど、今まで何かを諦めてきた人たちにも「この働き方ならできるかも」って選択肢が生まれますよね。「女性限定」とは思っていませんが、まずは働き方の選択肢の少なさに悩んでいる「女性」を支援しています。会社としては、将来的には男女問わず色々な働き方のフォーマットを増やして行きたいと思っています。
 
●永田
女性は子供を産んでもやっぱり働きたい、と思っている人ともう諦めている人。どちらが多いのでしょうか?
 
○松本
もちろん人にもよりますし、全てが自己実現なので「仕事を辞めて家でゆっくり子供を育てたい」ということも尊重されるべきです。ただ、そもそも「働く選択肢がない」のは辛いですよね。
私自身が今後一番の課題になると思っているのは「介護」だと思っています。実は昨年父が病気で倒れたのですが、その瞬間に「誰かが自分の時間を割いて、父の介護のために時間を使う」ということが私も含め降りかかってきました。今まで通り自分の仕事だけに時間を割くことは難しいし、かといって社会における自己実現を捨てるわけにもいかなくて。今後はむしろ介護に携わる人が社会のマジョリティになると思います。これは男性にも関係しますし、一方で定年を迎えてもまだまだ働きたい方もいらっしゃるので、性差や年齢に関係なくあらゆる働き方のフォーマット」を提供して行きたいですね。
 

様々な経験から至った、「利益だけ追い求めてもカッコ良くない」という想い

 
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●永田
創業当初から「働き方のフォーマットを変える」というところに絞っていたんですか?
 
○松本
いえ、私は「これをやりたい」というより起業ありきだったので、最初は「何をやろうか」から始まりました。私は学生時代にも起業し、その後リクルートに勤めトレンダーズで上場の経験をしており、そんな風に色々経験した結果、単に売り上げを上げるとことに飽きたというか。やればどうにか達成出来てしまうことなら、そもそもそんなに難しくないということですよね。
 
世の中には「ロマンとそろばん」じゃないですけど、大きなテーマと利益をしっかり両立させている人たちがいて、そちらの方が当然難しいし、かっこいいな、と思うようになりました。「自分の貴重な時間をせっかく使うなら意義のあるものにしたい」と考えて、100年後にも残っているものってなんだろう、と考えたのです。事業はニーズが無くなれば時代と共に消えていくけれど、いつまでも残っているのって思想やコミュニティーなのではないかと。何千年も人々を助けている宗教も、同じ思想の人たちが集まったコミュニティーですよね。私がいたリクルートも、一番の作品は「じゃらん」「リクナビ」といった個々の事業より、創業者の江副浩正氏らが中心になって生み出した「リクルートのDNA」だと思っています。その上で私が起業で目指したテーマは、「事業を次々と生み出すようなコミュニティー作り」です。つまり、「価値創造コミュニティー」です。その価値創造コミュニティーが生んだ一つ目の事業が、現在の女性に特化した人材サービス、ということになります。
 

毎回様々なテーマを持って、渋谷周辺で3回目のオフィスに

 
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●永田
そうやって少しずつ軸が固まって会社化していく訳ですが、最初の登記は松本さんのご自宅ですか?
 
○松本
いえ、登記のためにマンションオフィスを借りました。2014年4月1日です。場所はずっと渋谷近辺で、桜ヶ丘→神南→桜ヶ丘。登記自体は桜ヶ丘にある小さなマンションの一室で、10坪くらいのその部屋に2015年3月まで1年間いました。その中に最大20人くらいでいたので、酸素が薄かったですね。そして神南に2015年3月10日前後に引っ越して、2017年1月に今のオフィスに。神南は70坪くらいでしたが途中で手狭になって、50坪くらいのオフィスをもうひとつ借りました。エンジニアやデザイナーみたいに黙々と仕事をする人と、営業みたいにワイワイするチームが一緒だったので、分けた方が良いなと思ったんです。最初10坪で始まって次が二部屋で120坪前後、そして現在が300坪弱という遍歴です。
 
●永田
前回のオフィスには、なにかテーマはありましたか?
 
○松本
私自身、「伝わらなければ何も始まらない」と強く思っているので、「先ずは知ってもらうこと」を目的に、前回のオフィスは「カフェ」をテーマにしました。1階のすごく目立つところに看板を立て、わざとカフェと間違えられるような雰囲気にしたんです。すごくユニークで場所も形も変わっているので、そういうところから話題にしてもらえたら良いな、と。「どんどん周囲を巻き込んで行きたい」と思っているので、話題にもなりやすいとか盛り上がりやすいということもとても重要。そういう意味で、ターミナル駅である渋谷にこだわってきました。
 
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2017年1月にオープンした自社ビルのコンセプトはずばり「家」!

●永田
テーマや目的を持ってオフィスを移転してきて、今回3年で自社ビルのオープンですね。こちらのオフィスのコンセプトをお聞かせください。
 
○松本
会社ってやっぱり「生き物」だと思うので、同じ年数でも意識の持ち方で全く違うものとなります。オフィスの引っ越しも単なる引っ越しではなく、社員も盛り上がって知名度が上がるイベントにしたかったんです。どうせなら一石五鳥くらいにしたいな、と。ユニークネスとマーケティングっぽい話と経済合理性をどう合わせていくか、が、社長の腕の見せ所だと思います。
 
不動産屋さんにはずっと、「変わった物件を紹介してくれ」と無茶なオーダーをしていて、このビルは前回も前々回も学校として使われていた場所なんです。最近の「広いワンフロアでみんなの顔を見ながら風通しの良いオフィスを」という流れの対極ですが、私には広いフロアは全然魅力的じゃなかったので、教室のような小さな部屋が色々あるところが気に入りました。
 
●永田
ワンフロアで物理的に顔が見えるからって、風通しが良いわけじゃない、と。
 
○松本
そうですね。例えば、エンジニアと営業が並んで仕事をしているからといって、それだけで「風通しが良い」と言えるでしょうか。家族でいうなら、年頃の娘とお父さんと、それぞれがリラックスできる部屋があり、集まりたい時には集まれるリビングがあるのが理想的だと思っています。そう考えると、ワンフロアは微妙だな、と。
 
●永田
それであえて、最近主流のワンフロアから部屋がいくつもあるオフィスにされたのですね。
 
○松本
はい。今回のオフィスのコンセプトは「LiBz HOUSE」なんです。つまり、「家」という意味をこめました。弊社はまだ創業間もなく一枚岩の会社でやっているので、ありきたりな会社ではなく魂がこもった「家」をつくりたかったんです。コミュニケーション力を武器としている営業チームと没頭してコードを書くようなメンバーが、それぞれに快適であるように。個と集合を分けて設計したのがこのオフィスのコンセプトですね。
 
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人数が増えた時の最大の課題である、社内の情報共有の「仕掛け」は

 
●永田
スタッフが増えてオフィスを分けざるを得なくなると、社内の情報の一元化が問題となってきます。松本さんの想いや会社のビジョンなどは、どうやって共有していますか?
 
○松本
月に数回、私の想いをひたすら話すような場があって、私の考えを浴びせられているという機会は多くあると思います。場所がどうこう、より「仕掛け」が大事だなと思っています。
 
●永田
私自身も29歳と11ヶ月で起業し、起業すると決めた二十歳の時からLIFE STYLEという社名は決めていたんです。色々な生き方が集まるコミュニティーにしたいと思っているからこそ、設計をしっかりしないと本当にバラバラになってしまいます。松本さんが考える機能設計について、もう少し詳しくお教え下さい。
 
○松本
私自身は、会社って色々な考えの人や異なる得意分野の人がそれぞれに力を発揮するのが良いと思っているので、考え方を全部統一しようとすることはナンセンスかな、と思っています。それよりも正解不正解のない「価値観」に共感する人が集まって来るものではないでしょうか。弊社が共有する価値観は「LiBz PRIDE」というのですが、その中に「責任と自由」という言葉があります。「責任を果たすから自由があり、自由を得るために責任を果たす」という思想です。基本的な価値観は共有しつつ、ひとつひとつのプロジェクトに関してはそれぞれに方法は任せています。毎週月曜午前中にかなりの時間を割いて進捗を共有しているので、「そこさえきちんと知っていれば、あとは任せよう」というスタンスです。
 
こういうことを言うと「すごく自由」と思われることもありますが、それもまた違うんです。しっかりとした根っこの部分で価値観や美学、哲学を共有しつつ、だからこそ自由があると思っています。
 

「御社のために」は響かない?採用のポリシーとは

 
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●永田
責任を果たした上での自由ですね。では次は採用に関してお教えください。スタートアップだと規模も小さく、良くも悪くも一人が与える影響がとても大きいと思っています。御社では今まで、どんなところを意識して採用をしてきましたか?
 
○松本
人を採る際一番大事にしているのは「自分が叶えたい人生を、自分の意志で叶えようとしているかどうか」という点です。逆に「御社のために頑張ります!」とか「松本さんのために!」と言われることは、私には響きません。それだと、何かあった時に逃げてしまう気がして。
高校球児があそこまで大変な環境で毎日走って、坊主にして、って、誰かのために出来ることじゃないですよね。そこまでのモチベーションは「自分が決めて、自分のためにやっている」というすごくシンプルな、自らの意思で可能になっていると思います。なので、「御社のために」ではなく、「自分のために」とはっきりと意思を持てる人を採用しています。
 

今後のビジョン 「まずは長男をしっかり育て上げる」

●永田
では最後に、今後どんな展開をされていくお考えかをお聞かせください。
 
○松本
まず大切なことは「価値創造コミュニティー」をきちんと築き上げることです。会社の価値ってその時の事業で判断されがちなので、今弊社は「女性のキャリア支援」だけで評価されていると思います。でも、私たちにとってはこの事業はあくまで、「価値創造コミュニティー」を作る上で最初の一歩、長男なのです。まずはしっかりと長男を育てつつ、価値創造コミュニティーとして評価されるところに早く行きたい、と考えています。
 
●永田
今日は貴重なお話を、たくさんお聞かせ頂いてありがとうございました。ますます応援して参ります。
 
ー松本様 貴重なお話を誠にありがとうございましたー
 

株式会社LiB 代表取締役 松本洋介 様

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