株式会社アトラエ|【2017年版】おしゃれオフィス20選

筆者: 編集部

『2017年おしゃれオフィス20選』第6弾は、株式会社アトラエです。同社は成功報酬型求人メディア『Green』を運営し、IT系のベンチャー企業を中心に、多くの企業が利用しています。新たな「Technology×HR(Human Resource)」領域へのこだわりや6回にわたるオフィス遍歴など伺ってきました。

創業時は、メンバー二人で知人のマンションで寝泊まりながら事業をスタート

●LIFE STYLE代表 永田(以下永田)
本日はありがとうございます。まずは御社の事業についてお聞かせ下さい。
 
○代表取締役CEO 新居佳英 様(以下新居)
私たちはインターネットの会社で、特にHRの領域、転職、採用、働く組織、人事にフォーカスし、この領域を「テクノロジーを使ってどう便利にするか」ということを考えている会社です。具体的に言うと、主軸の事業としては成功報酬型求人メディア「Green」を運営しています。今では、IT・Webの世界ではおそらく最も多くの会社が使っている求人メディアプラットフォームに成長していますね。
 
●永田
確かにWebの求人では非常に有名ですね。創業から現在まで、オフィスを6回変わられたそうですが、最初はどんなところでスタートしたのでしょうか。
 
○新居
創業当初は知り合いのマンションの一室を借り、創業メンバー二人で寝泊まりしながら仕事をしていました。当初はまだやることが決まっていなかったので、とりあえずオフィスだけ借りている状態でした。その後何度かオフィスを変えて、今の麻布十番のオフィスで6カ所目になります。
 
●永田
麻布十番という場所に、何かこだわりはあったのでしょうか。
 
○新居
一番大きいのは、前回のオフィスも麻布十番だったことです。住宅手当を出していて社員の大多数が徒歩圏内に住んでいたので、大きく立地を変えたくなかったんですよね。子供が幼稚園や小学校に通っている人もいるので。また、私自身がオフィス街や繁華街があまり好きではないので、会社がたくさんあるエリア、例えば渋谷や新宿、東京駅の周辺などは避けたかったのもあります。なるべくニッチな、ビジネスっぽくない場所が良いなと。
 
●永田
この近くにお住まいの方が多いということですが、この街もご飯屋さんもたくさんありますし、物も揃えやすいですし、暮らしやすそうですよね。それでは立地の次は、オフィスそのもののこだわりについて教えてください。

オフィスに求めるのは、「社員にとって居心地の良い場所」

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○新居
基本的に、人が何かを考えたりアクションをする上で一番大切なことは「快適でリラックスできる状態を保てる空間」だと思っています。よく「スターバックスで仕事をするとはかどる」と言いますが、好きな音楽を聴いてコーヒーの匂いに包まれながら、リラックスして自由に色々考えられる空間で仕事ができたら最高ですよね。仕事をする時間って非常に長いので、スターバックスに近いような、「よりリラックスできて楽しくいられる場所にしたい」と思っています。また、「来客スペースばかりが豪華につくりこまれているのに、執務スペースは結構普通」というオフィスってよくありますが、これってちょっと違うと思っていて。来社された方にとって快適なのももちろん大切ですが、一番大事なのは長時間働いている人たちが快適であるかどうか、です。「社員にとってできるだけ居心地の良い場所」ということに、徹底的にこだわりました。
 
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●永田
確かに、見させて頂いて執務スペースまで同じ空間で作られているということに非常に驚きました。執務スペースって「いかにコミュニケーションがとりやすいか」というところに重点を置いている企業さんが多いですよね。ホワイトボードがあちこちにあったり、語り合うスペースが多かったり。御社のように、空間まで来客のスペースと一緒にしている会社はなかなか無いですよね。前回のオフィスと今回では、コンセプトは違ったりしますか?
 
○新居
前回も同じように「オフィスっぽくない」ということにこだわり、全体的にはアンティーク調のデザインにしたんです。その結果、全体的に暗い雰囲気でバーっぽくなってしまって。そこで今回は逆に、明るいアメリカの西海岸風にしてみました。バーからカフェに変わった感じで昼と夜の差もあり、今の方がずっと評判が良いですね。

採用時のミスさえなくなれば、あとはうまく回る。多い時には10回もの面接を

●永田
それでは次に、御社の採用基準についてお聞かせください。
 
○新居
色々ありますけど、一言で言うと「知的ワイルド」、知性があって実行力もあって、なおかつタフでビジョンがある人たちと働きたいと思っています。弊社は新卒採用が7割、中途が3割と新卒が多いんです。「新卒だからって育つまでに時間がかかる」ということもなくて、みんな自由にやりながらしっかりと成果を出しています。採用さえミスらなければ、ちゃんとうまく回って行くものだと思っています。
 
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●永田
なるほど。「採用でミスらない」ことが重視されるのなら、採用の責任が非常に大きいですね。採用時には、細かいフェーズ管理や多くの面接などをされていますか?
 
○新居
面接の回数は多いですね。自分たちとのマッチング、相性に関してはとても重視しています。そのため新卒は最低でも5回、多くて10回近く面接したことありますし。結構慎重だと思います。基本的に面接をするのは私や役員で、それぞれ数回会うこともありますが、色々と場所を変えたりして、面接っぽい場面だったりランチしながらフランクに話すこともありますし、お酒飲みながら話すこともあります。それでも、10回会っても分からないケースもありますね。

社内のバーで飲んだりホームパーティーをしたり。頻繁なコミュニケーションで退職者も数年「0」

●永田
そうやって入社してきた方々で会社が成り立っているわけですよね。社内のコミュニケーションは、けっこう頻繁に取っていますか?
 
○新居
フラットな会社なので、コミュニケーションは多い方だと思いますよ。社長だから、経営者だからということで、みんなが距離を取ることはほぼありません。私は参加できなかったのですが、つい先日も社内のバーカウンターで十数人で飲んでいたり、明日も私の家に6、7人社員が来ます。今社内で英語に力を入れていることもあり、明日は英語セッションなので、英語できる人だけが来ます。英語しか分からないフィリピン人の子がくるので、私と、あまりしゃべれないもう一人は口数が少なくなるホームパーティーですね。笑
また、家が近い社員も多いので子供が学校帰りに来てずっといたりもしますね。家も近く家族同士も仲が良いので、ここ数年一人も辞めていないんじゃないかな。
 
●永田
みんなが近くに住んでいると、そういうメリットもあるんですね。
 
○新居
そうですね。基本的には知識産業において、ノウハウとかナレッジ、経験値っていうのは働く人に溜まって行きますから、人が抜けていくのはノウハウが抜けていくのとほぼ一緒だと思っています。そのため、優秀な人間ややる気のある人間が辞めなくてすむ会社、あるいは長期で働ける会社にすることは、組織戦略上、極めて重要だと考えています。「自分たちがそこに関わり続けたい」「働き続けるだけの価値がある」もしくは「誇りを持てる」ということを社員に提供できることが,組織として一番大事なのではないでしょうか。
 
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●永田
社員が誇りを持てる、というのはとても大切ですね。御社にはエンジニアも多くいらっしゃると思いますが、エンジニアの方々のようにある程度自分の領域で仕事ができてしまう方々の社内コミュニケーションはどうされていますか?
 
○新居
私やその他リーダーが無理に何かしかけたというわけではなく、自発的に週に一度くらいはエンジニア同士で技術の共有や社内の技術のあり方などをディスカッションしていますね。私はエンジニアではないので、入れてもらえませんが。笑
弊社では基本的にそれぞれの職務領域を制限していないので、「それは自分の仕事じゃない」という感覚の人間はいないんです。「会社の成長に貢献出来る人は、何をやっても評価される会社」なので、お互いにヘルプを出し合ったり横のつながりで助け合ったりということが、自然と生まれています。
 
●永田
そういった文化は、どのように共有されているのでしょうか。
 
○新居
「この会社ではどういう人が評価されるのか」「どういう人がかっこ良いと言われるのか」ということは、採用時にも伝えていますし、毎週月曜の朝会や月に2回の各プロジェクトの報告会などで常々伝えています。また組織としては、トップダウン方式ではなく、全ての情報を全員で共有して、全員が自分の頭で考えて、最適な場所を最適な方法を考えて動いていく方がよっぽど早いと考えているので、情報共有も大切にしています。その結果、全員がその情報を元に「じゃあ自分はこれを手伝うよ」「こっちは俺やるよ」とか、自分たちで判断してやってる感じですね。指示がなくても、周囲の状況を見ながら自分で動く。サッカーと近い感じですね。

羨ましいと思える組織と、世界から必要とされる事業を目指して

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●永田
それはすごく雰囲気が良いですね。それでは最後に、今後の展望についてお聞かせください。
 
○新居
私たちは、「世界中の人たちが我々の会社を必要として評価もされ、一緒に働きたいと思ってくれるような会社であり続けたい」と考えています。「会社とは組織と事業の集合体だ」と思っているので、そのためにはみんなが羨ましいと思える組織じゃないといけないし、みんなが必要とする、価値を感じるような事業を提供しないといけません。さらに、世界に広げるためには、私自身も英語が必須です。社内にフィリピン人の英語講師が一人いるので、必要な人は集中的に英語をトレーニングできる環境です。将来的にはハーバードやスタンフォードの教授陣たちが、「こんな会社見たことない、研究対象にしたい」と言ってくださるような日本を代表する会社になれたら良いなと思っています。
 
●永田
目指すべきものは、良い組織と価値ある事業の二軸と明確なんですね。応援しています。本日はありがとうございました。
 
ー新居様 貴重なお話を誠にありがとうございましたー
 

取材協力:株式会社アトラエ 代表取締役CEO 新居佳英 様

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