株式会社アカツキ|【2017年版】おしゃれオフィス20選

筆者: 編集部

『2017年おしゃれオフィス20選』の第17弾は、「株式会社アカツキ」です。「感情を報酬に発展する社会」というビジョンを掲げ、リアル、デジタル問わず、世界中の人にワクワクする体験、感動する体験を届ける事業を展開している会社です。

モバイルゲームとリアルで人々にワクワクを届ける

●LIFE STYLE代表 永田(以下永田)
今回は弊社の取材にご協力頂きまして、ありがとうございます。初めに御社の事業についてお聞かせ下さい。
 
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○取締役COO 香田哲朗様(以下香田)
事業は大きく二つあり、一つはモバイルゲーム事業です。複数タイトルの企画から開発、運営を一貫して行っています。二つ目がライブエクスペリエンス事業です。こちらはモバイルゲームではなく、リアルでワクワク、感動する体験を人々に提供する事業です。「そとあそび」というレジャー予約サイトを展開し、その他にも自社企画のオリジナルサービスを開発中です。

自然とコミュニケーションが起きやすい場所としてオフィスを設計

●永田
今回オフィスに関してもお伺いしたいんですが、どういうコンセプトでこのオフィスは作られているんですか?
 
○香田
オフィスのコンセプトは「Akatsuki Colorful Garden」です。カラフルというのはアカツキのロゴを含めた、個性とかいろんな才能が集まっているところを表しています。ガーデンというのは、憩いの場でもあり遊びの場でもありといった、そういういろんな使い方ができる居心地の良い場所としています。あと実は近くに植物園と庭園美術館がありまして、緑が多く借景みたいにオフィスの窓から見た時にその風景が繋がっているように見えるんです。居心地が良いことと、自然体でいれるっていうところを大事にしているので、執務スペースは土足禁止だったり、あとはチームでディスカッションできるような場が沢山あったりします。コミュニケーションの活性化や、会社の空気を作るための場として適切な箱を目指しオフィスを作っていますね。
 
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●永田
自然とコミュニケーションが起きやすいような場としてオフィス作りがされているってことなんですね。先ほど借景とおっしゃっていて、窓からの景色の緑がすごく綺麗だなと思っているんですが、場所自体もこだわられて選定されているんですか?
 
○香田
場所としては自然に近いところで、通勤にも負担にならないようなというところで山手線沿線の目黒を選びました。それと駅が大きすぎないというのも結構大事にしてるんですよね。目黒駅ってそんなに大きくないじゃないですか。だから電車を降りてすぐ外に出られるっていうところで。渋谷とかになると、人がそもそも多いっていうのもありますし、駅から出るのに時間がかかって結構しんどいなって。
 
●永田
なるほど、その辺も意識されてるんですね。現在御社は何名くらいの社員がいらっしゃるんですか?
 
○香田
4月末時点で166名です。パートナーやアルバイトのメンバーを含めると500名ほどになります。部門は大きく分けるとコーポレート、ゲーム事業部、ライブエクスペリエンス事業部の三つです。その中でエンジニアだったり、企画だったり、デザイナーだったりと様々な職種のメンバーが在籍しています。

人に与えるワクワクと自分たちが感じるワクワクに共通するものは感情

●永田
御社はビジョンとして「感情を報酬に発展する社会」という言葉を掲げてらっしゃると思うんですが、どんな思いで立てられたビジョンなのでしょうか?
 
○香田
弊社は僕と塩田(株式会社アカツキ代表取締役 CEO)で社名の由来である「世界に夜明けを」という言葉と共に2010年に設立しました。二人が憧れているものや会社、昔好きだったものというのが共通していて、やっぱり記録より記憶に残りたいという思いがあって。技術力があるのはもちろん、それと同時に感動体験や人をワクワクさせられる会社にしたいという価値観が一致していました。また、人に与えるワクワクと自分たちが感じるワクワクに共通するところは”感情”だと思っています。働き方一つ取っても、働かされているというより内発的な動機でやりがいをもって仕事でも笑ったり泣いたりできるような、そういう充実を会社として大事にしていきたいと考えていました。ユーザーに届ける感情と、そこから得られる感情。それを大事にしようという思いを自分たちなりに定義して生まれたビジョンですね。

感情の表現や、動作をテーマに名付けた会議室

●永田
創業時はどういうオフィスから始まったんですか?
 
○香田
創業当時は僕の家です。塩田と2年ぶりに会って飲んだ時に「ソーシャルゲームを作らないか」と誘いを受けて、その次の日には僕のマンションでスタートしました。 最初は会社で使う椅子や机も、僕が大学生の時にインターンしていた会社からもらっていました。
 
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●永田
オフィスの中でお気に入りのポイントはありますか?
 
○香田
エントランスのモニュメントですかね。オフィスのコンセプトが「Akatsuki Colorful Garden」なので、自然が感じられることを大事にしています。東京で暮らしていると、四季ってなかなか感じづらくなるじゃないですか。少しでも日本らしい四季を感じられるといいなと思い、モニュメントの一部以外は全て本物の自然で彩っています。お客さん用の会議室はいろんな色と日本の古来の花の名で分けていて、黄色い部屋は”NANOHANA(菜の花)”、赤い部屋は”BOTAN(牡丹)”、緑色は”RYURYOKU(柳緑)”などに設定しました。あと面接専用ルームも3つあって、そこは「ICHIE(一会)」と「ENISHI(縁)」と「YUI(結)」っていう、出会いとか、ご縁が感じられるような名前にしています。社内用の会議室は、各部屋にアカツキのカルチャーを表したテーマを決め、華やかなウォールペイントを施しました。お祭り好きなので”FESTIVAL”とか、人と人とのコミュニケーションや愛を表した絵の描かれた”HEART”とか。褒め合うことが自然になっていて、メンバーが拍手をする文化があるので、”CLAP”という部屋があったり。細かなところにもアカツキらしい感情の表現や動作をテーマにするなど、コンテキストを大事にしています。

個性の多さを表した「アカツキ」の色

●永田
御社のロゴのカラーにも色がすごく多いと思うんですが、これにはどんな意味が含まれているんですか?
 
○香田
社名の由来である「世界に夜明けを」というコンセプトから、太陽の光と多様な個性が混ざり合うチームでありたいという意味を込めてロゴを創りました。アカツキの頭文字である「a」の周りが白いのは光を表していて、色って混ぜていくと黒くなるけど、光って混ぜると白くなるんですよね。
 
●永田
そうなんですね。弊社も「LIFE STYLE」という社名に個性の集まりにしていきたいという意味を込めていて。ロゴの部分も先ほどと同じ話で、色を混ぜると黒くなるけど、光を持った色が集まると白になるっていうところを意識していました。
 
○香田
企業にとってオフィスやホームページが周りに与えるイメージは、人がどんな服を着てるかと同じ意味を持つと思っています。僕たちが社会に発信してきたことやこれまで考えてきたこと、人と人とのつながりによって創り上げてきたアカツキらしさがオフィスに表れています。外からどう見られるかももちろん意識しますが、自分たちがこうありたい、という気持ちを大事にしたいと思っています。
 
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●永田
実際にここのオフィスに移転される前と後とではコンセプトは変わってきているんですか?
 
○香田
自然体で居心地がいいといったコンセプトは基本変わらないですね。ただ人が増え、事業規模も拡大していることで一つ一つのプロジェクトの規模が大きくなっているので、使いやすいレイアウトや機能を意識しています。フロアが増えたので、導線をどう作ったら人が動きやすいかとか、コミュニケーションがとりやすいかみたいなところは考えています。

どこまで覚悟を持ってリーダーがやっていけるか

●永田
組織を運営していくにあたって、人数に応じて組織変更していかなければいけないタイミングって非常に出てくると思うんですが、香田さんの中でちょっと仕組を変えていかなければならないなと感じたフェーズはどんな時ですか?
 
○香田
今考えると、人数ってあんまり関係無いのかもしれないなと思いますね。評価制度や人事制度、決済システムなどの仕組みが必要になるといったことはもちろんあるんですが、人数が多くなってできる“人との壁”というのは、結局組織の壁というよりは経営者との距離感とか、どこまで覚悟をもってリーダーができるかということが起因しているんじゃないでしょうか。 

良い習慣を身につけるためには会社規模が小さい時に

●永田
弊社も社内的なコミュニケーションの取り組みだったりとか、一体感をもって組織を前に進めていくっていうと、いろんな取り組みや仕組みを会社内に施していかなきゃいけないと思うんですが、そういう取り組みを少し教えていただけますか?
 
○香田
「Good & New」という取り組みを毎朝やっています。血液型とか、学生時代の部活とかでカテゴリわけして毎日違う5,6人の輪になって、24時間以内にあったいいこととか、新しいことをシェアする取り組みです。アメリカの教育学者ピーター・クライン氏により開発された活性化方法で、部署関係なく相互理解が深まって協力関係が築きやすくなったり、毎朝ポジティブなマインドに切り替わるきっかけになります。あとは「緊急でないが重要なこと」を話し合う合宿を半年に一回程やっていて、自分たちがやっていることの意義とか、もともとの原点に立ち返る時間を作っています。
 
●永田
すごくいいですね。組織運営に対して何か意識されていることってありますか?
 
○香田
結果として、創業時から多少足し算引き算あっても、やっていることやコンセプトは全く変わらないことがすごくよかったなと思いますね。「Good & New」も合宿も創業時からやっていますし、毎週金曜日にレポートという全社集まる週次報告会もしています。それぞれのプロジェクトの近況や結果報告、失敗事例や成功事例の共有の場です。良い習慣を身につけるのは、会社の規模が小さい時の方が大事だと思うんですよね。社員数100人の時に始めるか10人の時に始めるかだと、納得感を持ってやってもらうことに対するコストが違うじゃないですか。10人だったらとりあえずやってみようよ、で始められるけど、100人だったらなかなか動かないみたいな。
 
●永田
そうですよね。ロジカルにも説明していかなきゃいけなくなってくるってことですよね。
 
○香田
例えばスポーツでいうと、道具を大事にしましょうとか、挨拶しましょうみたいのって、それをしたから上手くなるのかって見えにくいじゃないですか。でも結局レベルが高くなればなるほど、そういう細かいところでも差があって、チームメイトへの信頼を築くことができると思っていて。組織も「Good & New」があるから売り上げが上がるのかって言ったら、そうではないけれど、こういうことがあるから良かったよねとか、それこそ他の会社さんから良いですねって言われることを通じて、成功体験として残っていくんですよね。短期的に効果が出ないことでも続けていることが、結果として良かったかなと思いますね。

志のある人が作り出す文化

●永田
採用に関して言うと、どういう人が御社に合っているんでしょうか。
 
○香田
一言で言うんだったら、志のある人ですかね。自分のエゴみたいなものと、社会で何をやりたいのかっていうのが、両方混ざっているのが志かなと。それがあると、自由に自分たちで進んでいこうという企業文化が生まれると思っていて。結局は目線が高い人というか、自分でなにかやりたいことがあるからアカツキにいるという前提がある人で成立している文化というか。自分がどうなりたいとか、こうしたいとかっていうのがないと、人って楽な方に行きがちじゃないですか。そういうのはまさに志が低いというか。
 
●永田
楽しいってすごく履き違えてしまうことが多いですよね。楽しくやろうって、同じ楽っていう字を書いているので、本当に楽っていう方向に行く人もいれば、協力し合って、自分たちがやりたいことをやるためにやっていこうっていう意味で働くケースもあるなと思っていて。御社はこっちの文化が強いのかなと思っています。
 
○香田
真面目に楽しくといった、そういう感じかもしれないですね。

人々に充実を感じる瞬間を与え続ける

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●永田
それでは最後に、今後の御社のビジネスを含めた事業展開についてお聞かせください。
 
○香田
冒頭に申し上げた通り、僕たちは「感情を報酬に発展する社会」というのをビジョンに掲げています。いろんな人に人生って素晴らしいなと思ってもらう、充実したな、めちゃくちゃ楽しかったなって思えるような、そういう瞬間をどれだけ増やしていけるかっていうところが僕らの存在意義だと思っています。なのでゲームでいうと、より人の心を動かすゲームを作っていく。それとマルチメディアへの展開ですね。世界中に自社のゲームとかキャラクターファンを作っていきたいというのがあります。リアルの場面でいうと、新しい遊びの発見がゲームだけでなくリアル体験でも起きていると思っていて、ゲームとリアルの融合、レジャーやアクティビティを含め様々な新しい体験をリアルでも作っていくっていうようなところを進めていきたいなと思っています。
 
●永田
そうですね、オンラインもオフラインも境があまりなくなってきてますよね。御社のサービスで人々がもっと楽しい体験ができるような世の中がくることを楽しみにしています。ありがとうございました。
 
ー香田様 貴重なお話を誠にありがとうございましたー
 

取材協力:株式会社アカツキ 取締役COO 香田哲朗 様

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