【結婚式×VR】VRが増やすウェディングの選択肢とは

筆者:手島 理志

様々な場面で用いられているVR(ヴァーチャル・リアリティ)。最近注目されているのは、単なる映像や画像の共有ではなく「時間」や「空間」を伝えられること。「一生に一度の記念」と言われる結婚式で、記憶としての画像(写真)だけではなく、思い出の空間、大切な時間そのものを保存し、共有できたら本当に素敵ですよね。
 
今回は、結婚式・ウェディングの分野でのVRの活用についてご紹介します。

結婚式におけるVRとは

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人生において特別な意味を持つ日は幾つかありますが、結婚式はその最たるものでしょう。新郎新婦の家族・友人が集まり盛大にお祝いをするのも結婚式の華やかさですが、一方で、本当に来てもらいたいのに遠方に住んでいる人や高齢であることなどから参加できないという人も多いのではないでしょうか。また、実際に式が始まってみると初めてのことばかりで、あっという間に終わってしまったという感覚を持つ人もいることでしょう。
 
VRによって目に見える景色360度をそっくりそのまま受け取ることができます。ただの静止画・動画よりも、非常にリアルで没入感を持って、本当にもう一度その日を繰り返し体験できるのです。
 
実際に、VRをそういった「空間や時間を切り取って」活用している事例をご紹介します。
 

「結婚式×VR」活用例

 
ウェディング業界でVRを活用している例は大きく分けて二つに分かれます。当日にVRを用いて、その場の特殊な雰囲気を将来までずっと残し続けること。そして当日までにVRを用いて、結婚式の準備をしっかり行うこと。この二つをこれからご説明します。
 

結婚式当日に活用する

結婚式の雰囲気をそのまま撮影することを目的に作られた「HUG WEDDING」は、後からゆっくりと結婚式の雰囲気を見ることができるサービスです。新郎新婦は式の運営で忙しく、ゆっくり式自体を楽しむ暇はなかなかありません。
 
そんな時に後から自分たちの大切な時間を、その日の雰囲気そのままに振り返ることができるサービスです。
 

 
そして何よりもリアルタイムで遠方にいる人へとVR映像を届けることができるという利点があります。もともとこのサービスは「HUG PROJECT」として、寝たきりの祖母に自分の結婚式を見せてあげたいという思いから始まったプロジェクトです。VRを用いることでその場に行けない人でも空間まるごと体験することができる活用法です。
 
VRを使うことで、その場にいなければ伝わらない雰囲気をそのまま家でも体験することができます。後から繰り返し見ることができるので、大切な一日を、時間を超えて体験することが可能です。写真や動画を見るのとは違い、没入感を追求した技術だからこそ生まれる感動がVRには篭っています。
 

 

結婚式の準備で活用する

空間を共有できるVRでできることは、当日の様子を撮影することだけではありません。当日までの準備を行うことにも向いています。今のウェディング業界の課題で挙げられることとして以下の点があります。
 

・人気の結婚式場が会場使用中で、内部の見学が出来ない
・レストラン営業が主な会場では、披露宴のイメージが湧きにくい
・リゾート挙式を望むが、事前に見学に行く時間や予算がない
・プロジェクションマッピング等の大規模な演出のセッティングが困難。実際に確認できない
(参照:ATEAM BRIDES

 
こういった課題を解決するために「空間を切り取る」ことのできるVRを活用した例をご紹介します。
 
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(画像参照元:ゼクシィ
 
海外で結婚式を挙げる人もたくさんいますが、下見のために現地に訪れるのはなかなか難しいものがあります。ですが直接どんな式場なのか見ることなく結婚式当日を迎えるのは非常に不安だと思います。
 
そういった新郎新婦の不安を解消するために、ブライダル事業を行っている「ゼクシィ」はVRでハワイの式場を見て回れるコンテンツを提供しました。スマートフォン対応のヘッドマウントディスプレイによって実際にそこに立っているのと同じようにして式場の雰囲気をつかむことができます。
 

 
また上の動画のように、「楽天ウェディング」も同じく結婚式場を下見するためのバーチャルウェディングシステムを結婚式の企画・運営を行う企業に向けて提供しています。これによって、下見のために式場へ向かうのが難しい人たちもしっかりチェックした上で検討することができます。
 
 
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(画像参照元:プレスリリース
 
下見ではなく、結婚式のリハーサルのためにVRコンテンツを提供している活用例として、株式会社プリンスホテルが提供しているサービスがあります。サロンに足を運んだ新郎新婦さんは、花嫁目線の挙式と披露宴をVRで体験することができるのです。当日以外には実際に体験することの難しい挙式の雰囲気などを、VRを使って把握することが可能です。
 
このようにVRを使うことで、前もって下見やリハーサルを擬似的に体験することができます。
 

まとめ

 
このように、VRは二度と無い当日の大切な時間・空間を切り取ることや、再現することが難しいものを手軽に体験することに非常に効果を発揮します。ウェディングの業界ではVRを活用してさまざまな課題解決に臨む例が増えており、今後もより一般的になっていくことでしょう。人生における大イベントを大事に切り取るVRの進歩がますます楽しみになりますね。

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