【360度カメラレビュー】プロの意見!8K撮影が可能な「Insta360 Pro」の使い方

筆者:手島 理志

前回、プロの360度カメラマン向けのカメラ「Insta360 Pro」を開封している様子や、内容物についてご紹介しました。 ▶︎【360度カメラレビュー】プロ仕様の8K撮影対応カメラ「Insta360 Pro」を開封してみた
 
今回は実際にこのカメラを使用しているプロのカメラマンに、使い方や他の360度カメラとの違い・特徴について聞いてきました。

「Insta360 Pro」とは?

「Insta360 Pro」はその名の通り、プロフェッショナル仕様の360度カメラで、8Kという超高画質の撮影が可能です。一般的な360度カメラと違い、カメラ内で自動的にリアルタイムスティッチング(リアルタイムで画像をつなぎ合わせる作業)が行われることで撮影の直後に360度画像や動画が作成されるようになっています。
 

(画像参照元:Insta360 Pro
 
また3Dの360度画像や動画の撮影、それをVRゴーグルでリアルタイムでのモニタリングを行うことが可能です。イーサネットとWifi接続を経由させることで360度のライブストリーミングを行うこともできます。
 

Insta360 Proの特徴

プロが使うことを考慮した使いやすさ

JPG・MP4・RAWデータ・Logに対応しているファイル形式。連続撮影時間は75分間となっており、Insta360 Pro専用アプリはWindows、Mac、iPhone、iPadをサポートしています。カメラ本体のサイズは直径143mmで、重量はバッテリーを含めて1,228グラムです。プロ仕様の360度カメラですが持ち運びのしやすいサイズで、ドローンに装着して空撮することも可能です。
 

独自機能による綺麗なスティッチングとなめらかな映像

撮影した画像をつなぎ合わせるスティッチングを自然かつ綺麗に行うことができ、シームレスで高品質な「オプティカルフロースティッチング」と、撮影しながらその場でステッィチを行う「リアルタイムスティッチング」の二種類のスティッチ方法から選択できます。また手ブレを軽減するスタビライザー機能が搭載されているので、まるで台車に固定されたカメラで撮影されたように水平を保ってなめらかで安定した映像を簡単に撮影することができます。
 

製品仕様

サイズ:直径143mm
 
重量:1228g
 
対応機種:PC(Windows/Mac)、スマートフォン/タブレット(iOS)
 
ストレージ:SDカード / 高速USB3.0デバイス
 
レンズ:6* F2.4魚眼レンズ
 
解像度:写真:最大 7680 x 3840(8K)
 
ビデオ
最大 3840 x1920 @ 30fps(4K) (リアルタイムステッチ / ライブストリーミング)
最大 7680×3840@30fps(8K) (後処理ステッチング)
 
3D写真:最大 7680×7680(8K)
 
3Dビデオ
最大 3840×3840@25fps(4K) (リアルタイムステッチ / ライブストリーミング)
最大 6400×6400@30fps(6K) (後処理ステッチング)
 
アダプター:12V 5A DCアダプター
 
バッテリー:5000mAh 取替可能なバッテリー
 
ケース:Insta360 Pro 専用ケース付属

 

 「Insta360 Pro」の使い方

 
ここから実際に「Insta360 Pro」を使う際の操作方法を説明します。
 

撮影前の準備

まず撮影前に行う準備として、専用のアプリをダウンロードしましょう。「Insta360 Pro」を操作・編集する際に必要なアプリは以下の2つです。
 
【Insta360 Pro カメラコントロールアプリ】
スクリーンショット 2017-07-26 15.24.02
 
「Insta360 Pro」を操作するためのアプリです。iOS / Windows / Mac に対応しており、パソコンやiPhoneと「Insta360 Pro」をつなげることでリモートでの撮影が可能になります。また手元のパソコンやiPhoneの画面にリアルタイムで今写している風景が見えるので、遠くからでも撮影のタイミングを逃すことがありません。
 
【Insta360 Pro STITCHER】
スクリーンショット 2017-07-26 15.24.11
 
撮影した後のデータを編集するためのアプリです。「Insta360 Pro」gは自動でスティッチ(撮影した画像をつなぎ合わせる作業)をする機能がありますが、サイズ等によってはこのアプリを使ってスティッチする必要があります。
 
この両アプリがあることで、高画質な撮影や、撮影者が写り込まないための撮影など、さまざまな撮影に対応することができます。
 

撮影開始

アプリを準備した後、撮影を開始します。
 
IMG_1169
 
三脚を装着し、「Insta360 Pro」が倒れないように固定します。リモートで撮影する際には上述したアプリの「Insta360 Pro カメラコントロールアプリ」を起動し、必要であれば写り込まないように離れます。アプリ上からカメラの写している風景をチェックし、問題がなければ撮影を開始します。
 
「Insta360 Pro」には撮影と同時に自動でスティッチを行う「リアルタイムスティッチング」機能が付いていますが、画質としては「4K(3840 x1920 @ 30fps)」での撮影に対応しています。もしもそれ以上の高画質での撮影を求める際には「8K(7680×3840@30fps)」での撮影が可能ですが、その場合はリアルタイムスティッチングはできないので、後から「Insta360 Pro STITCHER」でのスティッチを行う必要があります。
 
リアルタイムスティッチングを行った際にはもうこれで撮影は完了です。撮影した動画はすでにつなぎ合わされ、360度で見回すことができます。4K以上で撮影を行なっていた場合は、後からスティッチをして完成です。
 

プロが特に優れていると感じる部分

このように撮影自体はアプリだけで完結する非常に簡単なものとなっていますが、実際にこのカメラを使っているプロの360度カメラマンに、撮影を通してわかる「Insta360 Pro」の優れた部分を教えてもらいました。
 

スタビライザー機能

「Insta360 Pro」にはスタビライザー(手振れ補正)機能がついており、激しい動きの中でもぶれることなく撮影をすることができます。またリアルタイムでの画像安定処理となっているので、リアルタイムでの配信の際にもブレを軽減させることができます。
 

上が処理のないもの 下がスタビライズ処理済みのもの

(動画参照元:公式サイト

 

空間音声に対応している

「Insta360 Pro」は4つのマイクが取り付けられており、360度動画の見ている方向によって聞こえてくる音が変わってくる空間音声に対応しています。より没入感のある動画を作成することができ、クオリティをさらに向上させることができます。
 

価格が安い

このカメラは45万円ほどで購入することができますが、同レベルの360度カメラともなると数百万円のものがある中、破格とも言える価格での購入が可能です。
 

まとめ

ご覧いただいて分かるように、「Insta360 Pro」での撮影はカメラの方で難しい作業を終えてくれるため、非常に簡単かつ迅速に行うことができます。もちろん編集や設定の部分でより高度なテクニックを用いてクオリティを上げることもできるようになっています。今後後を追うようにしてさらに安価かつ高性能なカメラも登場していくのかもしれません。

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