動画広告は時代遅れ?Facebookの360度広告の効果と出稿方法を徹底解説!

筆者:手島 理志

最近、Facebookのニュースフィードで360度コンテンツが目をすることが増えてきました。自由自在に全面を見渡すことのできるその新しい体験に、思わず目をとめてしまいます。
 
ユーザーへより心地の良い広告を届けようと日々奮闘するマーケターにとって、360度広告は見る方向をユーザー自身が選択できるという点で非常に優れており、導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。今回は、Facebookで360度広告の効果と出稿する際に必要なことを一挙にまとめてご紹介します!
 

360度広告とは?

 
2015年9月からFacebookのニュースフィードでは360度コンテンツが投稿できるようになり、現在このフォーマットはFacebook広告にも対応しています。コンテンツを視聴するするユーザーは、カーソルを使って動画内のどの部分に目を向けるかを選ぶことが可能で、またスマートフォンで360度コンテンツを視聴すれば、傾けた方向に合わせて視点を動かすことのできるジャイロ機能によってより感覚的に360度の世界観を楽しむこともできます。
 
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360度のフォーマットによって空間的な情報発信が可能になり、ユーザーとのコミュニケーションの幅は格段に広がりました。また、ユーザー自身が見る方向を選べるという自由度の高さも、今までの写真や動画を用いた広告では不可能であり、360度広告ならではの特徴だと言えます。
 

360度広告の効果は?

世界中でもディズニー、シャネル、JAL、ディオールなどの大手のブランドがFacebookで360度動画を配信しています。確かに新鮮さは感じられる360度広告ですが、マーケティング担当者としてはやはり広告効果が気になりますよね。
360度広告は一見すると、商品理解度や愛着度の向上などの中期的な顧客コミュニケーションにおいてのみ有効な手段にも思えますが、直接的なエンゲージメントにはどのような影響を与えるのでしょうか。
 
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Wrap編集部ではその効果を確かめるために、同一条件下で、写真と360度動画を用いたFacebook広告を用いて比較検証を行いました。
 
その結果、360度動画を用いたものは、写真を用いた広告に比べ、CTRは2.28倍、エンゲージメント率は2.33倍という効果を発揮しました。また、360度動画広告を単体で見ると、モバイル表示の際のCTRは、デスクトップ表示と比較して6倍の結果を出していることがわかりました。
 

360度広告を出稿するには?

 
ところが、いざ360度広告を始めようとしても、コンテンツ制作や広告出稿方法などわからないことは山積みです。
360広告を出稿するためは、以下の360度コンテンツのフォーマットに適応させる必要があります。
 

【ファイルサイズ】 最大5 GB
【ファイル再生時間】 最長30分
【ファイルタイプ】 MP4コンテナ
【動画コーデック】 H.264動画(最大30 fps。30 fpsのモノ素材の場合は20 mbpsを推奨)
【音声コーデック】 MP3またはAACオーディオ
【解像度】 最大3K入力(3072×1536)
【アスペクト比】 2:1の画面アスペクト比
【深度】 モノ
【投影形式】 正距円筒図法

 
ただ、はじめて360度コンテンツに触れる場合、これだけは正直どういったものを用意すれば良いのかわかりにくいため、手順をひとつひとつ追って確認していきましょう!
 

360度コンテンツを制作しよう

 
まず出稿する360度コンテンツ自体を制作する必要があります。これらは主には専用の360度カメラで撮影されますが、種類が多岐に及ぶため、その中でも特に撮影が簡単に可能な360度カメラを4つご紹介します。
 
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(画像参照元:UNTAMED SCIENCE

Ricoh 「Theta
Kodak 「SP360
IC Real Tech 「Allie
Giroptic 「360cam

 
上記の360度カメラはコンシューマー向けのものですが、プロシューマー向けの機材も含んだ情報をお求めの方はこちらを合わせてご確認ください!
【2017年】おすすめ360度カメラ10選!プロから初心者まで必見!

 
ただしこれら以外のカメラでは360度コンテンツの作成ができないのかというとそうではなく、カメラとカメラをつなぎ合わせるリグや、撮影した画をつなぎ合わせるソフトウェアなどを用いることで公開できるようになります。こうすることで、プロ仕様のカメラを使って360度コンテンツを作成することができるので、プロのクリエイターも満足の品質で作成できます。
 
さらに高いクオリティのコンテンツの制作をする場合は、360度コンテンツの制作会社などのプロへ依頼してみるのもてのひとつ手です。
 

360度メタデータを追加しよう

360度コンテンツを撮影したら、次はいよいよ広告出稿と行きたいところですが、その前にひと手間があります。360度コンテンツはアップロードすればすぐにおなじみの形になるわけではなく、360度メタデータを追加して、ビューワーに認識させる必要があります。
上記でご紹介したものであれば、RICOH THETA、360cam、Allieは、360度メタデータを自動で追加してくれますが、SP360などメタデータの追加を自分で行わなければいけない360度カメラもあるのでご注意ください。
 
ただし、そういった場合でもフリーのアプリケーションで簡単に処理を行うことができるためご安心ください。
ここでは編集部おすすめのアプリ、Spatial Media Metadata Injectorをご紹介いたします。こちらのリンクからダウンロードしてお使いください。
 
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手順はいたってシンプルなので説明は不要かもしれませんが、アプリを開くと上記のようなウィンドウが表示されますので、手順に従ってサクっとメタデータの追加を行ってください!

 

1. Openで360度コンテンツのファイルを開く
2. My video is spherical(360)を選ぶ
3. Inject metadataでメタデータを追加する

 

360度コンテンツでFacebook広告を出稿しよう

それではいよいよ広告出稿です。とはいっても、ここまでくれば通常のFacebook広告と方法は大きく変らず、広告マネージャーから以下の手順で実行します。

1. ページに移動して、[写真/動画]をクリックします。
2. 360度動画をアップロードします。
3. [詳細設定]タブで、[この動画は360°フォーマットで撮影されています]の横にあるボックスにチェックを入れます。
4. 投稿を公開するか、後日投稿するようスケジュールを設定します。
5. 動画の準備が整うと、お知らせが届きます。
6. これで、[投稿の広告を出す]をクリックすると、ページの360度動画の投稿を宣伝できるようになりました。

手順3で[この動画は360°フォーマットで撮影されています]にチェックを入れる部分のみが通常の広告出稿との相違点ですね。そしてこれですべての作業が完了し、広告出稿可能な状態になりました!

まとめ

いかがでしたでしょうか。数字的な検証ができなければ動きにくいのはマーケターとして仕方のない部分でもありますが、VRは不確実でもその可能性に賭けてみたいと思わせる技術ですよね。大手ブランドが牽引して加速させている360度広告の動きですが、制作コストも下がっており、中小企業にも手の出る施策になりつつあります。ぜひ動画広告を超える最先端の360度広告で、競合を出し抜く一歩を踏み出してみてください。

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