”伊予の小京都”こと、愛媛県大洲市をストリートビュー

筆者:小山 未来

(引用元:大洲市
多くの外国人観光客が訪れる京都。町屋などの古い街並みは本来の日本の風景そのものであり、多くの外国人観光客を魅了しています。日本全国にはそんな京都の特徴を持った”小京都”が点在するのはご存知でしょうか。昭和60(1985)年以降、日本全国の観光推進を目的に、京都市観光協会が中心となり、“小京都”が認定されています。
 
そして、「伊予の小京都」とも称されるのが愛媛県の南予地方にある大洲市です。坂本龍馬が脱藩のために土佐から下関へ赴く際に立ち寄った場所としても語り継がれています。ここではストリートビューを通じて、そんな大洲の魅力を発掘したいと思います。
 

市内の中心部に構える大洲城

大洲市は城下町として発展した町であり、市内の中心部には大洲城があります。「大津城」という別名を持っていますが、大洲が元々「大津」と呼ばれていたことに由来します。
 
天守からは大洲市街地が一望できます。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
大洲城の歴史は鎌倉時代末期に遡ります。当初、伊予国(現在の愛媛県)の守護に就いていた宇都宮豊房の居城として建立され、1568年、豊臣秀吉が四国の平定のために派遣した河野・毛利連合軍に敗れるまでそのような状態が続きました。
 
河野・毛利連合軍が勝利後は、豊臣秀吉の家臣である小早川隆家景にとって代わられ、その後は戸田勝隆や藤堂高虎の時代が城の守りに就きました。大洲が城下町として発展し始めたのは藤堂高虎の時代であり、当時高虎に仕えていた田中林斎が城下町の形成のために多大な貢献を果たしました。
 
安政南海地震が発生した時には壊滅的な被害を受けましたが、2004年の大規模改修工事により、4層4階の木造天守が復活されました。戦後の建築基準法施行以降、最も大規模に行われた木造復元工事として全国的にも注目を集めました。新天守には海外産の木材は一切使用されておらず、梁や床材には350年の歳月を経た木曾ヒノキ、柱には地元産の木材、そして床下の基礎材には秋田産の栗の木が使用されています。
 
こちらは大洲城の内部の様子です。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
大洲城
電話:0893-24-1146
住所:愛媛県大洲市大洲903番地
公式HP
 

映画『男はつらいよ』のロケにも使用されたお殿様公園

大洲城より南南西の方角の土塀で囲われた一角は、映画『男はつらいよ』の撮影にも使われた大洲城三の丸南隅櫓公園です。大洲市立大洲小学校や愛媛県立大洲高校のある文教地区にあり、大洲市民からは「お殿様公園」という名称で親しまれています。
 
敷地内には、「大洲城三の丸南隅櫓公園」と、大洲藩最後の藩主である加藤泰秋氏の次男、泰通氏が住まいとして建造した「旧加藤家住宅主屋」があります。大洲城三の丸南隅櫓公園は国の重要文化財に、一方旧加藤家住宅主屋については登録有形文化財に指定されています。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
電話:0893-57-9993(大洲市役所文化スポーツ課)
住所:愛媛県大洲市大洲848-1
 

肱川の鵜飼いは夏の風

大洲市および隣接する西予市にまたがり南北に流れる肱川は、岐阜県の長良川、大分県の三隅川と並び、鵜飼いで有名なところです。
 
若い人たちには馴染みが薄いかもしれませんが、鵜飼いとは鵜の食道で魚を気絶させる漁法の一種。この手法は日本書紀や古事記でも紹介されており、この手法で捕獲した魚に傷がつくことはありません。そのため、昔から天皇や大名などへの献上の際には鵜飼いが行われてきました。毎年夏になると、鵜がアユを獲るのを船上で見物するという恒例の行事が肱川にて行われます。
 
肱川と言えば、全国的にも珍しい「肱川あらし」が観測できる場所として知られています。10月から翌年3月までの時期の晴れた日のみに発生する強風が俗に言う肱川あらしです。肱川あらし展望公園では、上流の大洲盆地で発生した冷気が霧とともに肱川を一気に吹き抜けていくさまを絶好のタイミングで観測することができます。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

「和」を存分に愉しめる臥龍山荘

続いて、肱川流域で唯一とも言える景勝地に選ばれている臥龍山荘です。農村風の平屋建ての母屋として建てられた臥龍院、当初は浴室として建てられるも、その後茶室へと改造された知止庵、船に見立てつつ崖の上に建てられた数寄屋造りの不老庵の3建築から成ります。それぞれ独特の風情があり、忘れかけていた「和」の心を思い出させてくれます。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 
臥龍山荘
電話:0893-24-3759
住所:愛媛県大洲市大洲411-2
公式HP
 

明治の面影が残るおはなはん通り

大洲には、近代の明治の面影を残すエリアも存在します。肱川より南側の市街地の東端の一角を占めているのは、1967年放送のNHK朝の連続テレビ小説『おはなはん通り』のロケにも使用された、その名も「おはなはん通り」です。通りに立ち並ぶ土蔵造りの建物内にはドラマの資料などが展示されており、当時の思い出を懐かしむことができます。その他には、1991年に放送された織田裕二さん主演の大人気ドラマ『東京ラブストーリー』のロケ地にも使用されました。
 
↓↓画像の上でクリック&ドラッグすると、360°の景色が楽しめます↓↓

 

まとめ

愛媛県大洲市は城下町として発展した町であり、市内の中心部にはまるで市民の安全を守るかのごとく大洲城が存在します。”小京都”らしく、街のあちらこちらには京都の風情が漂っており、ここにいるだけでホッとした気分になれます。

Like@Wrap
Follow@Wrap

スポンサーリンク

特集記事

theta
VR関連データ・統計
VR オフィス
VR インタビュー