【STORY × ネクストページ】「WebとVRを融合させた、新たなサービスを」

筆者: 編集部

株式会社ネクストページは2006年に設立された会社です。主にWeb制作を展開するかたわら、360度動画の撮影と制作も行われています。今回は、ネクストページ社のサービスや今後の展望について、ネクストページ社の代表取締役である藤中元博様にお話を伺ってきました。

━━まず御社の事業内容についてお聞かせいただけますか?

ネクストページ藤中様(以下藤中):
弊社はWeb制作をメインで行っている会社です。現在は神戸と東京にオフィスがあり、地方都市を中心に展開しています。その一方で、360度動画の撮影と制作を手がけています。360度に関して、最初は360度写真から始めました。タイミングとしては、まだ360度写真がQTVRだった頃なので長い期間取り組ませていただいてます。不動産案件が中心で、静止画のカメラマンにもお手伝いしていただきました。

少ししてストリートビューが登場し、世の中でパノラマが一般的になってきました。それを機にプレイヤーをKRPanoに変え、引き続き360写真のサービスを展開しました。この時は観光や工場からのご依頼が多かったです。

その後360度動画が注目されるようになり、弊社でもQBiCを購入して動画の撮影と制作を実験的に始めました。この時すでに先行他社がGoProを使って8Kの映像を発表していたので、私たちは後追いで自分たちのペースで制作をしていきました。最近ではジンバルを購入して撮影について色々と研究しています。先進的な3DVRはやはり臨場感があるので、弊社でも3Dを取り入れていきたいと考えています。

━━360度写真を使ってどのようなコンテンツを作られましたか?

藤中:
KRPanoを使ったものでは、神戸市の観光協会さんからのご依頼で動きのある360度写真を納品しました。ホットスポットに合わせてキャラクターが喋ったり、人が入ることのできない橋桁の上などで撮影した写真をポップアップで出したり、写真におさめた場所の情報をテキストで出したり、謎解きのような要素を加えたりしました。また5か国ほどの言語切り替え機能を付け、一つのパッケージ化されたコンテンツとして納品しました。

このようなインタラクティブなコンテンツを手軽にWebで公開できるようになってほしいですね。現在はプレイヤーの性能も十分とはいえず、4Kの3Dをきちんと再生できるスマートフォンは少ない状態ですから、視聴者の幅がなかなか広がりません。

━━360度動画では、どのような案件を手がけられましたか?

藤中:
大きな案件として、ショールーム見学コンテンツを制作しました。こちらはBtoB向けのショールームでとても広く、このスケールを採用ブースで学生に伝えたいというオーダーでした。

そのほかにエンタメよりの案件で、映画のプロモーションで行われたマネキンチャレンジの360度動画を撮影しました。映画に出演するベネディクト・カンバーバッチの吹き替えをしている声優の方が、参加者に魔法をかけるという設定のマネキンチャレンジでした。多くの人がマネキンチャレンジをされたと思いますが、360度のものは珍しかったと思います。

━━360度コンテンツの制作を手がけ始めたきっかけは何ですか?

藤中:
10年以上前に、不動産会社にいただいたご相談がきっかけです。「QTVRでなにかやりたい」という内容でした。弊社の主たる業務はBtoBのWeb制作なので、360度のコンテンツもBtoBで展開していきたいですね。

2016年にお問い合わせが急に増えました。VRが広まり始めたタイミングです。弊社の360度動画の制作はコンパクトで敷居が低いので、360度でなにかやってみたいと考えている方が相談しやすかったのではないかと思います。

━━今後、どのようなことにチャレンジしていきたいですか?

藤中:
機材や撮影方法について、研究や工夫を重ねながら面白いものを配信していきたいです。また、WebサイトとVRが絡んだものを制作してみたいです。最近では「VRといえばPSVRに代表されるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)」というイメージが定着しつつありますが、私としてはVRは様々な分野で活躍できる技術だと思っています。イメージにとらわれず、ユニークな活用の仕方を考えて企業さんに喜んでいただけるようなものを展開していきたいですね。

ー藤中様、貴重なお話を誠にありがとうございましたー

株式会社ネクストページ
〒651-0085 神戸市中央区八幡通1-1-14
IPSX SOUTH 501

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