【2018年こだわりオフィス × 新規開拓】「女性達がオシャレをして、胸を張り、凛と颯爽と歩く。 そんな姿にふさわしいオフィスを求めて」
今回のこだわりオフィス特集は、企業の社員研修と人材育成を支援する「株式会社新規開拓」です。人材育成において、特に女性が活躍する社会を目指す新規開拓様の組織づくりへのこだわりを、代表取締役社長の朝倉千恵子様に伺ってきました。オフィス内装の360度VR写真とともにご紹介いたします。
──まず、御社の事業内容についてお聞かせいただけますか?
代表取締役社長 朝倉様(以下朝倉):
株式会社新規開拓は、企業の人材教育・育成の支援をしている教育会社です。今年設立15年目を迎え、現在の社員数は20名です。主に教育を軸とした事業を行っており、新入社員から管理者、経営者を対象とするセミナーまで、企業研修のお手伝いをしています。
私は35歳のときに初めて営業の世界に身を置きました。そこで未経験ながら、1年目から新規お客様開拓はダントツ1位、目標未達ゼロ、3年でトップセールスになりました。 未経験でも新規開拓営業は1位になれるということに由来し「株式会社新規開拓」という社名にしました。
また、会社設立前年の2003年9月に開講、まもなく15周年を迎える女性限定営業塾「トップセールスレディ育成塾」を実施しています。 仕事ができ、愛される人材を育成したいと言う思いから女性限定の営業塾を立ち上げました。 今では卒業生も2,300名を超え、ありがたいことに「人間美人塾」と言われるようになりました。
──幅広くセミナーを展開されているとのことですが、現代どんなセミナーニーズを実感されていますか?
朝倉:
特に新入社員研修のニーズを実感しています。企業研修に携わり21年となりましたが、現代の経営者の悩みに『管理者が部下を厳しく注意指摘できない』ということがあります。
今は家庭や学校で厳しいしつけを受けなくなってきている時代です。本当は注意したいのにできない親や学校の先生たちの中で育ち、普段叱られ慣れていない新入社員の方が、社会人になってはじめて先輩社員から注意指摘、叱咤激励を受けると、簡単に心が折れてしまうというのが現実です。また、管理者自身もハラスメントを恐れ、部下の行動を見て見ぬふりをしてしまうことも少なくありません。
当社の新人研修は、一度ご依頼いただくと10年連続・8年連続といったリピート率99%という実績を誇っています。
──非常に高いリピート率ですね。具体的にどんな新人研修を実施されているのですか?
朝倉:
わたしたちの特徴は体感型研修であることです。潜在意識から顕在化するのは平均4%と言われていますが、体験・反復を重要視し、①態度能力・基礎力 ②折れない心 ③自分の環境を自分の力で整備する力、これらを育む研修を実施しています。
なぜこの3つなのかというと、実務能力だけが長けていても、正しく認められないのが現実なので、最大限実力を発揮でき、認められる人材を目指します。実際に研修を受けていただくと、「新規開拓の研修を受けると、心も身体も太くなり新入社員の定着率が格段に上がった」とお声をいただいています。
新規開拓社のセミナー風景
──本質的な教育に取り組まれているのですね。そんな御社の企業理念を教えてください。
朝倉:
当社は、
「縁ある全ての人に愛と勇気を与え、共に成長・成功することを使命とする。」
「人材教育を通して、組織と個人の夢の実現と経済・社会の発展に寄与する」
という2つの企業理念を掲げています。
この企業理念はわたし自身の「すべてのひとに愛と勇気を与え、ともに成長成功すること」という人生の目的・夢の実現に通じています。わたしは、女性たちに、強く・たくましく・美しく・賢く・可愛く輝いて欲しいという想いから創業しました。
女性限定塾は当時どこも実施しておらず、14年間続いていることは奇跡だといわれています。始めることは誰でもできますが、続けることが大変。世界にこんな塾はひとつもない、世界ナンバーワンの塾と言われています。
──企業理念の中心には女性の活躍があると思いますが、オフィスはどういったことを重要視されたのでしょうか?
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朝倉:
起業当時、この塾だけをやろうと思っていたこともあり、オフィスには非常にこだわりました。女性は綺麗な場所やモノが好きですよね。だから、女性達がオシャレをして、颯爽と、胸を張り、凛と歩く姿にふさわしいオフィスを求めました。当初の恵比寿オフィスから考えてみると無謀な投資をしたことは事実です。
2003年9月27日の「トップセールスレディ育成塾」開講したいと言う明確な願望を抱き、約10倍以上の家賃となる帝国ホテルタワー15階リージャスというレンタルオフィスへ移転しました。リージャスを見た時、絶対にこの場所で女性限定の営業塾を開講しようと決めたんです。
創業間もなく、もちろん借入もありましたから、こんな高い家賃は払えっこない、周りの方からは頭がおかしくなったんではないか!?と驚かれました(笑)が、素晴らしいレンタルオフィスに加え、住所が「内幸町1-1-1」ナンバーワン・ワン・ワンですよ!1位を目指すわたしたちにとって、こんな場所はなかなか巡り合えないと思い決断しました。
この帝国ホテルタワーには7年間お世話になり、2010年2月より現在の丸ビルオフィスに移ります。
──オフィス移転にはそんな歴史があったんですね!それでは、現在の丸ビルオフィスについて教えてください。
朝倉:
丸ビルオフィスとの出会いにもドラマがあります。まず、丸ビルに入るための審査は非常に厳しく「企業信用力」が問われます。丸ビルにオフィスを構えられるということは、7年間の当社実績が評価されたということで、とても嬉しかったですね。お客様からも「信用・信頼を勝ち得たんだね。朝倉さん、よく頑張ったね。」と声をかけていただいたときは、涙が溢れました。
このオフィスに辿り着くまでに、多くの物件を提案されましたが、なかなか帝国ホテルタワー以上の場所に巡り合えませんでした。 丸ビルのこのオフィスを見た瞬間に、心の中でジャンプしました!(笑)嬉しくて、嬉しくて。 この空間を使えたとしたら、絶対うちの社員は喜ぶ。最高の空間で社員に仕事をしてもらいたい。最高の場で塾生に学んでもらいたい。と思っていましたから!
──まさに信用力ですね。すべてのご縁とタイミングはご自身で磨かれていらっしゃるのですね。
朝倉:
はい、不思議ですが、直感力が反応したのだと思います。今思い出しても鳥肌が立つ感覚です。不思議なご縁に引っ張れるんですよ。
何回見に行ってもピンとこなかったのは、「なにか」が違うんです。物件と恋愛は一目惚れが一番です!「好き」に理由はないから(笑)「ここに住みたい」「こんなところで仕事したい」「わたしこの人が好き」これはすべて一目惚れで、本能ですから、好きに理由は必要ありません。でも嫌いには、好きになれないには理由があるのです。直観的にここは絶対に良いと思いました。
──実際に丸ビルのオフィスに移転されていかがでしたか?
朝倉:
帝国ホテルタワーも本当に素敵な場所でしたが、3人部屋、6人部屋、9人部屋、12人部屋と社員の人数にあわせて、まるでヤドカリのように部屋を移りました。しかしレンタルオフィスだったので、わたしたちのオフィスというホーム感はどうしても持てませんでした。しかし、今のオフィスは、やっとわたしたちの城を手に入れたようなそんな感覚がありました。
社員の立場で考えた時、最高のオフィスですから、喜ばない社員はもちろん一人もいませんでした。社員が更に磨かれていきました。このオフィス空間だからこそなのか、髪型・メイク・服装・身だしなみが自然と洗練されていきます。もちろん仕事に向かう姿勢においても同様です。
わたしは、場所・環境は譲れないと考えています。一流を覚えさせるには、一流に触れさせるべきだと。一流を知らない人は一流にはなれない。最高のサービスを教えたかったら、最高のサービスをやっているところをみせるべきだと思います。
わたしたちが目標としているのは、社員一人ひとりをどこに出しても恥ずかしくない、お客様から愛され、仕事を通して磨かれ、成長することです。社員のご家族の方々に対しても、うちの息子・娘は素晴らしい環境で仕事をしているというステータスとなることもこだわりました。
──社員の方が自然と磨かれていくオフィスなんですね。オフィスで特にお気に入りの場所を教えてください。
朝倉:
人によって違うと思いますが、わたしは一番明るい「蘭のお部屋」と呼んでいる場所です。2010年2月10日に、お祝いに蘭をお客様からたくさんいただきました。
蘭は美しく嬉しいのですが、後処理や手入れが大変で枯らせてしまうこともあります。ところが、そのお部屋に飾っておくと、見事に翌年もその翌年も花を咲かせてくれます。とても縁起のよいお部屋で、「蘭の部屋」と呼ぶようになりました。今も蘭が咲いていますよ。つぼみもいくつか出てきています。私どもの社員が丁寧に蘭を育ててくれたからですね。本当に有難いです。
──植物は「気」を感じることができますから、「気」がよいことが証明されていますね。最後に御社の今後の展望をお聞かせください。
朝倉:
経営理念そのものに「人の成長・成功をサポートしていきたい」という明確な目標があります。幼児教育から最後にお世話になる介護の分野まで教育を通してトータルで日本を良くしていきたい。そして、日本の素晴らしさをアジアに世界に伝え、教育を通して日本を、アジアを、世界を、良くしていきます。
人は教育を通して本当に変わることができます。僕は、私はダメだと、あなたは落ちこぼれだと、言われた子供たちでも、100点満点を取ることができます。自信を持つと意欲が湧きます。自分もできるかもしれない、もっとできるかもしれない。この「できるかもしれない」という幸せな思い込みがとても大切です。まわりの人の幸せを心から応援できるようなそんな会社にしていきたいです。
女性は依存型から自立型へ。さらには「素晴らしい男性の傍には素敵な女性あり」と言われるように、女性たちにこそ世の中を引っ張っていって頂きたいと思います。
女性は子供を産む産まないに限らず本来母性があります。この母性本能が人を育てるということに非常に長けているのです。だから女性達こそ賢くあれ!と思います。賢い女性たちが増えてくると、家庭がより良くなるし、パートナーをたてることを知っているから、お互いに成長意欲が高まり良い影響を及ぼし合います。
シニア層においても定年で人生終わりの時代ではありません。心も身体も元気な方、スキルも非常に長けている方はいくつになっても社会から重宝されます。常に自分の身体を鍛練している人、常に学び続ける人は心が若いし、脳が若い。人間は一生勉強、一生学びです。
そして、これから介護の問題に直面するでしょう。自分が面倒をみたくても介護は想像をはるかに超えるほど大変です。人工知能AI 介護用ロボットの出現もありますが、絶妙な肌に触れる手の感覚ぬくもりはありませんし、体力も必要ですから、介護業界にこそ本来であれば若い世代の体力のある方々にもっと積極的に入って欲しいと思います。逆に、子供の教育に関しては、ゆとりのあるシニアの方々が自分の体験と経験を子供たちに伝えていただく教育。このようなクロスビジネスを展開していきます。
教育に終わりなし。教育には本気と根気と覚悟が必要です。もっともっとお役に立てるように更に精進します。
──本日は、貴重なお話をありがとうございました。
株式会社新規開拓
〒100-6307 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング7階
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