【2018年こだわりオフィス × 日本ジェネティクス】「学びの情熱、価値創造の情熱を絶やさない組織を目指して」

筆者: 編集部

今回のこだわりオフィス特集は、ライフサイエンス研究製品の輸入商社「日本ジェネティクス株式会社」です。人間力のある人材集団として日本のライフサイエンス研究分野の発展に貢献する日本ジェネティクス株式会社様の組織づくりへのこだわりを、代表取締役社長の山崎一夫様に伺って来ました。オフィス内装の360度VR写真とともにご紹介いたします。

──御社の事業内容についてお聞かせください。

代表取締役社長 山崎様(以下山崎):
弊社は、日本国内外におけるライフサイエンス研究用試薬・機器・消耗品などを取り扱う商社です。国内外からこういった製品を取り寄せて、社内で試用を繰り返すことでより有効なものを選抜し、日本のお客様に提供させて頂いております。実際に製品を社内で使うことで、エンドユーザーが製品についてお困りの際にも、海外メーカーに問い合わせることなく対応できるので、トラブルシューティングとしての側面でも有効です。実際に社内で使ってみるというプロセスが、他社さんと弊社のビジネスを比較した際に強みになっている部分ですね。

一方、すべての取り扱い製品を海外からの輸入だけにしてしまうと、製造元の海外メーカーの都合によって日本での販売が不可能になってしまうケースなどがあるため、外部環境への依存を少なくするために、自社ブランドの製品も開発し、日本国内はもちろん、ドイツ子会社でも販売を行っています。

──30年前に創業されていると思いますが、創業に至るまでの背景を教えていただけますか?

山崎:
私が学生時代に専攻していたのは、フィジカルエデュケーション、つまり体育教育に関してなんですね。今の事業内容とは全く無縁といっていいものでした。大学卒業後は販売代理店を経て、その後は、輸入商社として研究製品をエンドユーザー様に向けて販売する会社に入社しました。しかし、営業に出ても十分な理解の上で製品を説明ができないことがどうしようもなく悔しくて、営業先の先生方に化学を中心とした原理について教えていただいていました。それをきっかけに、技術的に考察する機会を与えていただき、徐々にこの製品に関する技術メカニズムの知識を身につけていきました。

そして、研究者の方々は生物学に関しては大変詳しいですが、使用する研究製品の根本的な化学的メカニズムの部分に関しての理解は不足していることに会話の中で気づきました。それを解説することができれば十分な差別化を図れるのではないかと思い、輸入した製品を自社でもしっかり効果検証し、原理を理解したうえで販売すべきと考え、日本ジェネティクス株式会社を創業しました。当時私が持っていたのは、バイオに関する十分な知識でも、海外との交渉に役立つ英語力でもなく、本当に熱意だけでしたね。

──30年間も続く経営の中で、どのような価値観を大切にされてきたのでしょうか?

山崎:
経営というのは管理することではなく、部下や同僚が仕事のしやすい環境をつくることや、お客様からの「ありがとう」の言葉のために価値を作ることだと考えています。価値を作るためには、課題が何かを問うだけではなく、課題の構成要素や抜本的な解消策を突き詰めていく力が必要です。

50年、100年と続いていく会社にしようと考えた時、次代を担う後継者の育成は非常に重要です。社内でも年に一度財務を公開し経営陣が社員に評価される場所を作ることで、会社の考え方をメンバーに共有しつつ、課題から本質を見抜く力を養っています。弊社での経験を通して、財務や技術だけでなく、世の中を理解して本質を捉える力を持った社員が一人でも多く育つことを願っています。

これは経営の連続性を保つ上で必要な取り組みであると同時に、人の営みとしても重要なことだと思っています。人は生まれてから死ぬまでの間で、色々な経験を積み、成長を続けていきますが、この成長こそが生きる意味なのではないかと私は思います。本質を捉える力を養うことによって、物事を損得勘定ではなく「正しいか正しくないか」という基準で判断できるようになります。これは、自分を大きく成長させる上で非常に大事なことです。

こういった経営理念を掲げている以上、会社のトップたる私たちが曲がったことをするわけにはいかないので、理念を体現した人間としてあれるよう日々努力をしています。

──そのお考えは、オフィス設計にどのような形で反映されているのでしょうか?

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東京本社 受付

山崎:
4年前に今のオフィスに移転してきたのですが、コンセプトはシンプルに職場環境を改善することでした。以前の事務所は使い勝手の面でも悪かったですし、何より私と、社員の全員と日々顔を合わせにくい環境でしたから。しかし現在は、弊社の考え方をよく表した設計になっていると思います。

現在のオフィスはワンフロアになっています。ワンフロアになることによって、経営陣も含めた全社員がお互いの顔を見れる環境が生まれます。電話への対応一つ取っても、人から受ける刺激は多いほうが組織は活性化されます。経営陣はその中心となって、人間として、仕事人として社員に良い影響を与えられるように見せていかなければいけません。

マネジメント層からしても、普段の表情を知れることによって。社員が何かに困っている時、立ち止まっている時に声をかけられるようになります。そうやってお互いの性格、性質を理解していき一枚岩になって会社を発展させていきたいです。

もう一つのこだわりはラボです。先ほど話にも上がりましたが、私たちは専門商社として目利きをした製品を日本市場に提供させていただいているので、自分たちが事前評価の為に試用しなければいけません。加えて、実際に製品を使う先生方が困っている時に、そのサポートをする役目も担っているので、弊社がどういった研究環境を持つかは非常に重要でした。

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ラボ

実際に先生方が弊社のラボにいらっしゃることもあります。困った時に私たちが先生の実際のサンプルを使いプロトコルを作ったり、データ出しも行い、またサンプルを提供したりもするので、先生方にも喜ばれるよう機材にはこだわりました。働く人はもちろん、お客様にも満足していただきたいという気持ちがこのオフィスには詰まっています。こんな会社で働いている人だからこそ、一緒に仕事がしたいと思っていただけるようにオフィスはもちろん、全社員の姿勢としてこだわっています。

──最後に、御社ではどのような人材をお求めかお聞かせください。

山崎:
初めからスキルが高い人は中々いませんが、誠実で明るく、志の高い人であれば、弊社としては成長できるよう精一杯支えていくというスタンスで採用を行なっています。

テクノロジーへの理解や英語などのスキルも必要ですが、全ては土台になるマインドがあってこそのものです。一目見た時に、目力や姿勢で情熱はある程度伝わってきますが、働く前に見抜くことは正直難しいです。仮に期待とは違ったとしても、責任を持って会社の哲学を伝えきって、少しでも良い方向に変化を起こしてもらえるように努力するのが経営陣の役割ですからね。私たちは人を育てることができる組織であり続けたいと思います。

──本日は、貴重なお話をありがとうございました。

日本ジェネティクス株式会社
〒112-0004 東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル18F

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