人気アナウンサーもVTuberに!異色のVTuberから見るVRの可能性
従来、YouTubeなどにアップされる動画コンテンツや生配信など、あくまで「配信者」というカテゴリー内での活躍が中心だったVTuberですが、最近はその枠を超えた活躍が見受けられるようになりました。
2018年8月、テレビ東京の番組「ワールドビジネスサテライト」でアナウンサーを務める相内優香アナウンサーが、バーチャル・アナウンサーとして出演しました。また、アナウンサーとして活動するVTuberの企画が立ち上がったり、バイリンガルで世界に向けて発信しようとするVTuberが誕生するなど今後のVTuber、そしてVRの可能性は広がるばかりです。
本記事の内容
地上波でVTuberアナウンサーが誕生!
23時という深夜帯ではありますが、地上波で、しかも実際に活躍するアナウンサーがVTuberとなったのは、日本初の出来事。この企画でVTuberとなった相内アナは
全然違う自分になれるのが魅力かなって思います! あと、稼げるっていうところかな。稼げるのは一握りみたいなんで、私もVTuberになって稼ぎたいな
早くVTuberデビューしたいです 新人アナウンサーとして笑
など、VTuberの魅力を存分に体感したようでした。放送翌日には、反響の大きさに本人もビックリしていたようですが、これを受けて視聴者やファンたちは、YouTubeチャンネルの開設や、またVTuberとして活躍する相内アナの活躍への期待がみられます。
VR技術やVTuberの盛り上がりは、日常的に地上波で活躍するVTuber姿を拝める日も、期待できるのではないでしょうか
昨日のWBS、ご覧くださいましてありがとうございました。バーチャルアナウンサー相内の反響が大きくてビックリしています笑。絶対本人より人気ありそうですね。スタイル良いし、稼ぐ気満々笑。
皆さんの声に応えて再びどこかで会えるかもしれません。深夜のアナウンス部。おふざけが過ぎました笑。 pic.twitter.com/2HMFriqNax
— 相内優香(テレビ東京アナウンサー) (@yuuka_aiuchi) August 29, 2018
世界に羽ばたくバイリンガルVTuber!キミノミヤ
アイデアクラウドと中京テレビによる共同プロデュースのVTuber「キミノミヤ」は、日本文化と世界の架け橋となり、世界中を大繁盛へと導くため降臨した招き猫VTuber!縁起の良さと、“バイリンガル”というグローバルさは追随を許しません。
ほとんどのVTuberが国内の配信者を想定し発信しているのに比べ、キミノミヤは世界へ日本のアニメをはじめとしたササブカル文化の発信をしているという特徴があります。2018年8月の24時間テレビでは地上波デビューも果たし、国内外問わない人気と認知度は今後の展開にも期待がもてます。
活発で人懐っこい性格と、熊と狸の置物をライバル視しているという、ちょっとおちゃめな設定。そして、キミノミヤの可愛らしさ溢れる配信やTwitterの投稿は、英語も日本語も聞き取りやすく、勉強になると評判です。
キミノミヤ YouTubeチャンネル
キミノミヤ 公式Twitter
キミノミヤ 公式サイト
超!新人女子アナVTuber!大蔦エル(おおつた える)
キミノミヤと同じく、アイデアクラウドと中京テレビの共同プロデュースで誕生した「VTuberアナウンサー」、【大蔦エル(おおつた える)】が、2018年9月より、YouTubeで活動を開始しました。愛知県名古屋市で開催される「第20回アジア競技大会eスポーツ」の公式アナウンサーになることを目標にしています。
2018年9月30日より、いよいよ配信開始される大蔦エのYouTubeチャンネルでは、本人の趣味であるゲームの実況を中心に更新していく模様です。まだまだ生まれたての新人女子アナウンサーVTuber大蔦エル、今後の活躍に注目です。
大蔦エル公式YouTubeチャンネル
大蔦エル公式Twitter
VTuber、そしてVRの可能性
スマホやPCの中でだけ見ることができていたVTuberも、最近ではテレビでも特集が組まれるなど、認知度の向上は目覚ましいものでしょう。そんな今、各企業はVTuberが持つ“影響力”と“可能性”に注目しています。何者にもなれてしまうこの技術は、配信サービスの普及などにより、急速な浸透が見込めるでしょう。
今回ご紹介したのはアナウンサーやバイリンガルVTuberなど、情報を発信することに特化したVTuber。その傾向は、きっとよりグローバル化が進む世界に、受け入れられやすい形なのではないでしょうか。
今急激に増えるVTuberは、YouTuberと同じく、露出の機会の減少や中間層の離脱など、今後課題が増えていくことが想定されます。しかし、VRという大きな武器をもつVTuberなら、仮想世界の構築・共有など、VTuberにしかできないことも多くあるはず。今後まだまだ可能性に溢れるVTuber、VR業界から目が離せません。
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