【観光・求人でVR】360度カメラを活用している地方自治体 9選!

筆者:小林 悠樹

360度カメラというと「個人利用」のイメージが強いですが、それだけではもったいありません。360度の利用可能性は無限大であり、企業や地方自治体が使うことでさまざまな効果が期待できます。この記事ではすでに取り組みをおこなっている地方自治体の360度カメラ・VRの活用例を紹介していきます。

地方自治体が360度カメラを活用すべき4つの理由

低コストで始められる

「360度カメラやVRを活用するには、大きなコストがかかるんじゃないの?」と思われている方も多いかと思いますが、決してそんなことはありません。専用サイトや本格的なコンテンツを作ろうと思うとどうしてもコストが膨らんでしまいますが、小さく始めることも十分可能です。

360度カメラさえあれば、始めることができます。たとえば、360度カメラで観光スポットの動画を撮影して、YouTubeにアップすればそれだけでも立派なコンテンツのひとつです。この場合、カメラを購入するだけなので、数万円で始められます。

若い世代に対してのアピールになる

360度カメラを使った取り組みをすることは、若年層へのアピールに効果的です。「先進的な自治体」というイメージ戦略にもつながり、高齢化に悩む地方自治体には特におすすめです。

ほかの自治体との差別化になる

360度カメラを活用した取り組みをおこなっている地方自治体は、現時点ではそこまで多くありません。いま本格的に取り組むことで、ほかの自治体と差別化を図ることができるでしょう。少子高齢化で人口が減っていく日本においては、人を集める取り組みに積極的な自治体が生き残っていきます。移住者や観光客を集めることの重要性は、今後ますます高まっていきます。

求人、移住、観光など、さまざまな分野で利用可能

360度カメラを使って地方自治体ができることは、数に限りありません。観光スポットの360度動画を配信し、観光客の増加を狙うというのはよく知られています。360度動画は通常の動画よりも、その土地ごとの魅力が伝わりやすいのでおすすめです。また、2020年には東京五輪が開催され、訪日外国人観光客はまだまだ増えていく見込みです。訪日観光客を意識したコンテンツ作りも非常に重要になってきます。

それでは、実際に360度カメラを活用している自治体の例を見ていきましょう。

360度カメラを活用している9つの自治体を紹介!

ここでは、すでに360度カメラやVRコンテンツを活用した取り組みをおこなっている自治体を紹介していきます。手作り感のあるものから、細部まで作り込まれているものまでさまざまです。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

あわじ国バーチャン・リアリティ|兵庫県南あわじ市

兵庫県南あわじ市は、VRコンテンツに最も積極的に取り組んでいる自治体のひとつです。「あわじ国バーチャン・リアリティ」というテーマを掲げて、VR動画を通じて土地の文化や食を体験できます。ふるさと納税につなげる導線になっているのがポイントです。また、動画以外にもFacebookを活用しながら、さまざまなコンテンツを発信しています。

【URL】http://www.awajikoku.com/vr/

「尾張津島秋まつり」VR動画|愛知県津島市

この動画では愛媛県津山市でおこなわれる有名なお祭り「尾張津島秋まつり」の様子を360度動画で見ることができます。動画の最中にはお祭りにまつわる情報が書かれており、非常にわかりやすくまとめられています。訪日外国人客向けに英語バージョンの動画も用意されています。



館山の海の魅力をVRで体感!|千葉県館山市

サーフィンポイントやダイビングスポットがあることで知られる千葉県館山市。市内にある交流拠点施設「渚の駅」では2018年3月からVRコーナーが設置されており、そこでは海中のVR映像が楽しむことができます。そのPRの一環として、映像の一部がYouTubeにアップされています。



観光促進PRムービー “ンダモシタン小林 360VR|宮崎県小林市

小林市は宮崎県にある人口約46000人の小さな市です。小林市がおこなっているのが移住・観光促進PRムービー「ンダモシタン小林」。

“ンダモシタン”とは小林市で古くから使われている西諸弁で、「驚いた時に出る言葉」だそうです。この西諸弁がフランス語に聞こえることから、動画では小林市に住んでいるフランス人が登場します。とてもユニークな内容となっており、思わず繰り返し見てしまいます。



就活学生向け360°VR動画|愛知県一宮市

愛知県一宮市では、就職活動中の学生向けに360度動画を公開しています。市役所内の紹介が主におこなわれ、「どういった職場の雰囲気なのか」「市役所内がどういったつくりになっているのか」がわかるものになっています。5分ほどの動画ですが、簡潔にまとまっていて、市役所勤務を志望する学生にとってはとても参考になる内容です。



小池知事の執務室紹介(360度動画)|東京都

東京都では小池知事の執務室を360度動画で配信しています。「都民の、都民による、都民のための都政」を施政方針に掲げ、透明性のある行政を目指しています。その一環として執務室の様子を動画でアップし、都民に親近感を持ってもらえるような取り組みがおこなわれています。



360度全方位動画~大久野島・サイクリング編~|広島県竹原市

広島県竹原市では、観光名所でのサイクリング動画をアップしています。大久野島は野生のうさぎが700羽生息していることでも有名で、別名「うさぎ島」とも呼ばれます。国内外から観光客が多く訪れ、観光PRとして360度動画が活用されています。


バーチャル移住 紀州わかやま はしっこ暮らし(橋本暮らし)|和歌山県橋本市

和歌山県橋本市は、大阪府と奈良県の県境にある町です。「橋本」と「県のはしっこ」をかけて、移住PR動画「はしっこ暮らし」というコンテンツを公開しています。

市の概要に加えて、子育て支援が充実している点、自然が豊かな点など、橋本市の魅力をうまく訴求する内容となっています。特に子育て世代をターゲットにしており、先輩移住者のインタビューも出てくるので、移住検討者にとってはとても参考になります。


TOUHOKU&TOKYO|東京都&東北地域連携

最後にご紹介するのが東京都と東北地域合作の「TOUHOKU&TOKYO」です。外国人観光客を誘致する目的で作られ、英語・中国語・タイ語と多言語対応になっています。サイトもしっかりと作り込まれており、多くの予算と時間をかけた超大作になっています。

【URL】https://www.tohokuandtokyo.org/virtualtour/

まとめ

日本にある市区町村の数は全部で1724(2018年11月9日現在)。このうち360度動画を活用している自治体は、まだまだ少ないのが現状です。ご紹介してきたように移住・観光・採用など、360度カメラを使って自治体ができる取り組みは多岐に亘ります。導入事例が少ないからこそ、早期に取り組むことで得られるメリットは決して少なくないのではないでしょうか。

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