【アパレル業界 編】360度カメラ・VRのビジネス活用|メリットと事例を紹介

筆者:小林 悠樹

今回ご紹介するのは「アパレル×VR」。徐々に注目が集まっている分野で、世界各地でいろいろな動きが見られます。実験段階のサービスが多いものの、技術やサービスがより進化し普及していけば、飛躍的に伸びていく業界と言えるでしょう。

この記事では、360度カメラ・VRがアパレル・ショッピング業界をどう変えていくのか、過去にリリースされたVRショッピングサービスなどを紹介していきます。

360度カメラ・VRがファッション業界どう変えるのか?

「ファッションVR」「VRショッピング」というキーワードは近い将来、かなりメジャーな言葉になっていくでしょう。「ファッション業界がどう変わっていくのか」、未来予想図を見てみましょう。

VR上のショッピングモールが増えていく

今現在、洋服を買いに行くには実際にお店に行かなくてはいけませんが、将来的には仮想空間上のショッピングモールが増えていきます。そうなれば家に居ながらにしてモールを歩き、お店に入り、品定めができるようになります。インスタなどのSNSと連動させれば、その商品を購入した人の情報やコーディネートサンプルなども見ることができるかもしれません。ZOZOTOWNがVR上で本当の街(TOWN)のようなVR空間を作り上げるのではないかと期待しています。

VR上で試着・購入ができるようになる

技術が進化すれば、VR上に自分の等身大のアバター(ネットワーク上の分身)を登場させ、商品を試着することができるようになります。アバターが主流になればアメーバピグや任天堂のMiitomoのように、友達とも待ち合わせして一緒に買い物に行くということも可能になります。

アバターの洋服を買う時代が来る

さらに言うと、アバター自身に課金する時代が来るかもしれません。洋服を買いに行くために、アバターの洋服を買いおしゃれをさせる。すでにアメーバピグなどの仮想空間ではそういったことが起きており、何ら不思議ではありません。VRショッピングが普及するとともに、アバター関連市場が伸びていくと予想されます。

360度カメラ・VR活用事例

次に、VRショッピングの事例を紹介したいと思います。ご紹介する事例はどれも実証実験段階ではあるものの、将来への可能性を感じさせるものばかりです。そう遠くない未来にこういった世界が一般的になっていくでしょう。

eBay VR百貨店|世界初のバーチャルリアリティ百貨店

世界最大級のオークションサイトを運営するアメリカ企業「eBay」とオーストラリアの小売大手「マイヤー社」が提供しているのがVR百貨店です。(期間限定のため、すでにサービスは終了)

ここでは12,500点以上の商品をVR空間上で見ることができ、そのまま購入も可能です。気になる商品があれば、特徴・価格・在庫状況などの情報も確認できます。物理的な制約を受けないため、売り手はお客さんが求める商品をいくつも提示することができるのもポイントです。たとえば、「カメラ」が欲しいお客さんに対しては、カメラを提示すると同時にレンズや電池などの周辺機器も一緒に提案することができます。

Amazon VR店舗|インドで期間限定オープン

ECサイト世界最大手のアマゾンは、2018年7月にVRショッピングを体験できる店舗を期間限定でオープンしました。インド国内10カ所で体験店舗が立ち上げられ、「未来型ショッピング体験」をお客さんに提供しました。アマゾンということだけあり、ファッションアイテム以外にも生活用品、家電製品など商品ラインナップが多岐に渡りかなり魅力的な内容となっています。

STAYLY


VRプラットフォーム「STYLY」では、誰でもVR空間を作れるサービスです。個人のクリエイターが、自分でデザインした作品を展示することができます。ファッションのほかにも、音楽作品やアート作品などさまざまな体験をすることができます。ただ、まだまだ創成期の段階。ヘッドマウントディスプレイが必要であったり、映像が荒かったりと、一般に普及するまでにはもう少し時間がかかるでしょう。しかしながら、コンセプトはとても面白く、SNSの次に来るのはこういったサービスかもしれません。
【URL】https://styly.cc/ja/about/

まとめ

現段階では実用化するには至っていませんが、今後360度カメラやVRがショッピング・アパレル業界を変えていくのは間違いありません。ショッピングの在り方自体が変化していき、現実世界とVR空間それぞれでいろいろな変化が起こっていきます。これから世界でどのような動きがみられるのか注目したいところです。

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