こんなに違う!通常のカメラと360度カメラ「THETA」との違い

筆者:阿久津 碧

一度の撮影で360度全てを撮影できる、通称全天球カメラ。名前を聞いたり電気屋で見かけたりしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?しかしこの360度カメラ、具体的に普通のカメラと何が違うのでしょう。

仕組みとしては、二つの超広角レンズで撮影した半球画像を繋ぎ合わせて360度にしているそうですが、小難しいことを言われても中々イメージができないと思います。今回は360度カメラ「THETA」の特徴を挙げながら、普通のカメラとの違いを考えていきます。

内蔵メモリにデータを保存する

デジタル一眼レフカメラや、コンパクトデジタルカメラの場合、本体に付いているスロットの中にSDカードなどを入れます。その中に撮影した写真・動画データを保存するのが一般的です。

しかしTHETAには、SDカードを入れるスロットなどはなく、内蔵メモリにデータを保存する仕組みになっています。そのため、本体を購入してから、別途メモリーカードを購入する必要がありません。

「THETA SC」であれば8ギガ、「THETA V」であれば19ギガのように、製品によっても内蔵メモリの量は異なります。動画と静止画、どちらをメインに使うかや、使用用途などと相談しながらマッチする機種を探してみてください。

一長一短なので、どちらが良いかを判断するのは難しいところです。カメラであれば、予備のメモリーカードを持ち歩いていれば、出先で容量が一杯になっても安心かもしれません。カードを差し替えれば容量問題は解決するカメラに対して、THETAの使い勝手を心配される方もいるかもしれません。

ですがTHETAの場合、出先で内蔵メモリ残量が減ってしまっても、簡単にスマホやタブレットにデータを飛ばすことができるので、そこまで大きな問題にはならないのです。

初めは慣れないかもしれませんが、使っていくうちに、メモリーカードの紛失などの心配もないし、内蔵メモリの方が良いと思うかもしれませんね。

ケーブルレスで映像を楽しむことができる

THETAで撮影したデータは、ケーブルを使わずにテレビなどに映し出すことができます。カメラやパソコンを起点にテレビをモニタとして使用する場合、通常はHDMIケーブルが必要となるので、これは地味にありがたいですよね。

SDカードやHDMIケーブルを購入する必要がないので、その分浮いたお金を、三脚やケースなど、別の設備投資に回す余裕も生まれます。後述しますが、THETAは三脚や一脚があるととても便利なので、最低でも一つは持っておくことをオススメします。

撮影データの立体感が違う

THETAを語る上で、この特徴を外すことはできません。通常のカメラではどれだけ広角のレンズを使っても、魚眼レンズなどの特殊レンズを使っても、360度撮影することはできません。

THETAによって360度撮影された写真には、立体感が生まれ、まるでその場にいるような感覚を味わうことができるのです。言うなれば、写真の写りではなく、映像の映りに近いかもしれません。

エンターテイメントや撮影アイテムとして楽しいだけではなく、監視カメラなどの商業的、警備的な分野でも役立つことが期待できます。

撮影者が写真に入りやすい

THETAで撮影を行なうと、シャッターを押している本人も写真に入りやすいという利点があります。通常のカメラで撮影をすると、セルカ棒を用いたり、腕を伸ばしながら、手に持ったカメラ本体を反対側に向けたりして撮影をしなければいけません。

集合写真を撮影する際にも、セルフタイマーなどを用いる必要がありますが、THETAであればその必要もありません。大人を被写体とするシーンではこの利点を中々実感できませんが、子どもを撮影するとなると別です。

撮影者の予想がつかない動きをする幼い子どもと一緒に写真を撮ろうと試みたとき、苦労したという経験をもつお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。大切な思い出として家族写真を綺麗に残したいのであれば、THETAはぴったりの製品だと言えるでしょう。

VRで楽しむことができる

一部のAndroid端末を除いて、VRビューアーとスマートフォンがあれば、THETAで撮影した画像をVR(バーチャルリアリティー)で体験することができます。これは前述した、写りではなく映りとして楽しめるTHETAの特徴をフルに活かした利用方法です。

平面的な画像として見る写真にも、空間を想像する楽しみや趣があります。同じように、映像として立体的に画像を楽しむことにも、空間を体験するという楽しみ方が存在します。

VRゴーグル自体も1万円以下で入手することができるので、THETAの購入を検討している方は、合わせてゴーグルの方も色々調べてみることをオススメします。当サイトでも、予算別に製品をご紹介しているので、是非参考にしてみてください。

今後は旅の思い出をどのように残すか。そしてどのように伝えるかという方法にも変化が生まれてくるのかもしれません。写真を見て旅の思い出を懐かしみ、VRの力で思い出の世界を再訪する。そんなハイブリッドな楽しみ方ができたら素敵ですよね。

根本的なデザインの違い

THETAと通常のカメラでは、根本的なデザインの違いがあります。THETAの形状は細長い長方形で、小さめのリモコンのような見た目をしています。そのため、撮影時の持ち方も通常のカメラとは異なります。

カメラはシャッターを切ったりファインダーを覗いたりしやすい形に設計されており、グリップや形状にも機能性が重視されています。一方のTHETAには、グリップなどがあるわけではないので、そのままだと撮影をしにくく感じる方もいるかもしれません。

「THETAのデザイン性は損ないたくないけれど、カメラなのだから撮影時の使い勝手も追求したい」という方は、三脚や一脚、セルカ棒を用いるのがオススメです。実際THETAを利用している方の多くは、そういった撮影補助アイテムを利用している場合が多いです。

集合写真や家族写真を撮影したいというシチュエーションでも、三脚やセルカ棒は非常に重宝します。反対に、写真に撮影者や人を入れたくないというときにも、三脚などは活躍します。

ポイントとしては、THETA本体がとてもコンパクトで携帯性に優れているので、三脚などもコンパクトなものを選ぶようにしましょう。THETAも撮影道具もコンパクトにまとめれば、身軽な撮影旅行が気軽に楽しめます。

終わりに

今回は360度カメラのTHETAと、通常のカメラの違いについてご紹介しました。写真には写真の魅力があり、THETAにはTHETAの魅力があるということをお分かりいただけたのではないでしょうか。私自身は普段、デジタルカメラを使用することが多いですが、空間として思い出を楽しむことができるTHETAはとても興味深いと感じました。

本記事をきっかけに360度カメラやTHETAにご興味を持たれた方は、是非こちらの記事もご覧ください。

360°カメラ初心者向け「RICOH THETA」 おすすめ機種情報!THETA SCとTHETA Vの違いをわかりやすく解説!

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