360度水中撮影するなら3つのことに気をつけよう!撮り方のコツとは
360度カメラを最大限活かせるフィールドの一つである水中。「THETA」を中心に水中用のアクセサリーも発売されており、気軽に誰でも撮影できるようになりました。
しかし水中は陸上とは違って、様々な注意するべきところや撮影が上手くいかないことがあります。天候や波のうねり、潮の流れなど陸上とは全く違う環境が水中にはありからです。
そこで今回の記事は、
・水中撮影のコツってなんだろう?
・事前に水中撮影の準備をしておきたい!
・何か注意するできことはあるかな…
このようなお悩みを持つあなたに向けて、360度水中撮影の注意点とコツをご紹介していきます。
本記事の内容
360度水中撮影に向けて準備を整えよう!
水中で360度カメラを扱うなら、水中用ケースなどのアクセサリーを整える必要があります。
中には防水機能があるものもありますが、耐久水深が浅い場合がありダイビング向きではありません。
今回紹介する360度カメラのメジャー機種「THETA」は水中用ケースに入れれば、30mまで耐えられるのでダイビングには充分です。
THETA V
水中撮影にはRICOHの360度カメラ「THETA V」がおすすめ。アクセサリーも充実していて、写真と動画共に画質が高いので高品質な作品に仕上げやすい機種です。
操作性も良く、陸上ではアプリを使った遠隔シャッターや撮影した写真の編集が出来るので、水中以外でも使い勝手は良いのもメリットになります。「THETA V」本体は防水ではありませんので、ご注意ください。
RICOH TW-1
THETAシリーズの水中用のハウジングケース。耐久水深は30mでシュノーケルからダイビングまで、水中のあらゆるシチュエーションで使えます。
ダイビングのライセンスは最初は18mが限界水深ですので、こちらのハウジングケースで問題はありません。上級のライセンスを持っている方は水深に注意して撮影してください。
ユーエヌ 水中自撮り棒 UNZ-2607
THETAシリーズの水中対応自撮り棒。水中での手持ち撮影は、カメラを失くす可能性が陸上よりも高く、おすすめできません。水の流れや海に入る瞬間、海中のトラブルなどの手元が疎かになるアクシデントが起こり得るからです。
自撮り棒に付いているストラップをつけて、カメラを失くさないように心掛けましょう。
360度水中撮影における3つのコツ
水中という環境は、陸上と全く違ってきます。さらに1度撮影した写真はすぐに確認できず、撮り直しもしにくいのが難点です。だからこそ、事前のシミュレーションを行い、コツを押さえれば失敗も減らるのです。
それでは実際に360度水中撮影を行なったダイバーが、撮影のコツと注意点をまとめていきます。
自分が写る角度を知ること
360度カメラでは自分が写り込みやすいのが特徴です。「THETA」を陸上でも使いこなして、自分が写り込む角度を知っておきましょう。
写り込みを「自分も入った状態で撮影したい」と捉えるか、「自分は写りたくない」と捉えるのかはあなた次第で、正解はありません。
特に動画では写り込み問題が顕著で、「写り込みが嫌」派にとっては綺麗な映像を撮影できても常に自分が写っていて台無しという状況もありえます。
陸上では体のほぼ真上に「THETA」を掲げれば、ほとんど写りこまなくなります。そして水中では体と垂直に自動棒付き「THETA」を掲げると、水中ハウジングケースがカバーとなり、写り込みを防げます。
つまり写り込みたいならば、この角度にならないようにカメラの位置を調整しましょう。
ストラップを付ける
ストラップを付けるメリットは、カメラの紛失を防げるかつ水中での操作をしやすいところにあります。カメラの紛失に関しては、「強い流れが来てカメラが流される」「エントリーしたらいつ間にかカメラがない」といった事態も充分に想定できます。それを防ぐのがストラップです。紹介した自撮り棒には付いているので、水中では必ず付けましょう。
そしてBCの操作やマスククリアなど、水中での器材操作やトラブル時にも、どこに引っ掛けられるストラップがあれば、両手が開くのでスムーズに操作できます。通常の水中カメラと2台持ちされる場合もオススメです。
本体を安定させる
水中ではカメラ本体を安定させて撮影しましょう。なぜならむやみに動かしたり、本体をくるくる回して撮影すると360度カメラとはいえ、見る側に負担になる写真や動画になります。ブレていたり、視点が目まぐるしく変わるものでは、せっかくの水中世界も上手く伝わりません。
カメラ本体を安定させてなるべく動かさないようにしましょう。撮影した写真や動画が、どのように撮れているのか意識するだけでも変わりますよ。
360度水中撮影で水中世界を広めよう!
360度水中撮影の注意点とコツを紹介してきました。まだまだ新しい分野である360度水中撮影ですので、この3つに気を付けるだけで新鮮な写真や動画にできます。
そして陸上の撮影で「THETA」をとにかく使ってみるのもオススメです。カメラに慣れて、それを水中で再現できるようにしていきましょう。
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