有名アーティストもライブをVRで配信! 加速する「音楽×VR」

筆者:小林 悠樹

VRとエンタメの相性はとてもよく、ゲームや映画など最近ではさまざまなコンテンツを楽しむことができるようになってきました。そのなかでも「音楽ライブのVR配信」が注目を集めており、今後さらに伸びていく分野であると考えられています。今回は具体的な事例などをご紹介しながら、「音楽×VR」の可能性を探っていきたいと思います。

VRによってライブがより身近なものに! 伸びていくこと間違いなし

VR技術の発達により、そこにいなくてもさまざまな体験をすることができるようになりました。「音楽ライブ」もそのうちのひとつ。ライブチケットには数に限りがあり、手に入らなければライブに行くことができません。しかも、有名アーティストライブのチケットは年々プレミア化が進んでいます。それはオークションやネット型フリーマーケットサービスの浸透とともに、もともとのファンにくわえて転売目的の購入が急増しているためです。その結果、ライブチケットがどんどん高額化していき、社会問題にもなっています。なかには1枚50万円の値がつくチケットが出てくるほど加熱しています。

ライブに行きたくてもチケットが手に入らないという状況が続出する中で、VRの果たす役割はとても大きく、今後もさらに注目が集まっていくことでしょう。

宇多田ヒカルやユーミンがライブをVRで配信スタート

先日、松任谷由実さんがライブのVR映像を生配信することを発表しました。そのため、2019年2月に苗場プリンスホテルでおこなわれるコンサート「SURF&SNOW in Naeba」を行かずしてVR空間上で楽しむことができます。またライブ生配信だけでなく、オリジナルクイズ番組やコンサートのメイキング映像などのコンテンツも見られるのもポイントです。提供される番組ごとに3つのコースが用意されており、気になる料金は各コース2160円。2月1日より一般発売が開始されます。
特設サイト:https://ytopia.yuming.co.jp/about.html

また、宇多田ヒカルさんもライブのVR配信を2019年1月18日にスタート。2018年の冬におこなわれた「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」から『光』と『誓い』という楽曲のVR映像が配信されています(『Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018 – “光” & “誓い” – VR』)。PSVR専用となっており、機器を持っていれば無料で楽しむことができます。
公式HP:https://www.jp.playstation.com/blog/detail/8153/20190118-utadahikaruvr.html

海外の有名アーティストもVRライブを導入

ライブのVR配信は国内だけでなく国外でも盛んで、海外の有名アーティストもVRでのライブ配信をおこなっています。
たとえばアメリカでは、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」や「コールドプレイ」なんかが既にVRでのライブ配信をおこなっています。

また、イギリスの人気歌手エルトン・ジョンは2018年9月からスタートする世界ツアーを最後に引退することを表明。その際に公開されたのが以下のVR動画です。『ロケット・マン』や『僕の歌は君の歌』など、誰でも一度は聞いたことのある楽曲が収録されています。

まとめ|「VR×音楽」の将来に注目!

ご紹介してきたようにライブをVRで配信するアーティストが増えてきました。現在、ライブの生中継と言えば、テレビや映画館が主流です。しかしながら、VRではそれらよりもライブ会場の臨場感をよりリアルに楽しむことができます。

ライブのVR化により、チケットが手に入らなくてもライブを楽しむことができるようになり、間口が広がります。また、ユーミンの例のように、ライブ配信をただおこなうだけでなく、VRであればオリジナルのコンテンツを追加できるのもポイントです。DVDの特典映像のように、ライブに行った人でも楽しめるような工夫をしていくことで付加価値向上につながっていきます。

ただし、そうはは言ってもまだまだ黎明期を抜け出すまでには至っていないので、今後VRがどのように音楽シーン変えていくのかに注目していきましょう。

Like@Wrap
Follow@Wrap

スポンサーリンク

特集記事

theta
VR関連データ・統計
VR オフィス
VR インタビュー