無料なのに大迫力!ソーシャルVRアプリの大型アップデート

筆者:阿久津 碧

VRコンテンツ開発企業のBigscreenが開発したソーシャルVRアプリ「Bigscreen Beta」が大型アップデートを行うという発表をしました。既に2019年の1月からアップデートは開始されており、3月までの3ヶ月間をかけて、徐々にコンテンツを増やしていくことが決まっています。今回はユーザー満足度も高い同アプリが行なったアップデートの詳細や、その楽しみ方についてご紹介していきます。

ソーシャルVRアプリとは

「VR」や「ソーシャルゲーム」、「ソシャゲ」、「アプリ」なんていう個々の単語は耳にしたことがあるという人もいると思いますが、それらが合わさったソーシャルVRアプリというのは、中々新鮮な響きですよね。

ソーシャルVRアプリとは、離れた場所にいる人と、オンライン上で会ったり、コミュニケーションをとったりするアプリに、VR要素が加わったものです。

オンラインで対戦したり協力したりするアプリ形式のソーシャルゲームは、これまでも多くありました。ジャンルもアクションやRPG、FPSなど様々です。

今回はそれらの良さは残したまま、VR要素を混ぜたのですが、注目すべきはその操作性と没入感です。手に持つような従来のコントローラーとは違い、手にはめるタイプのコントローラーを利用することの多いVRは、これまでのものに比べて操作性が格段に上がります。

コントローラーをはめた手の動きと、ゲーム内の自分の動きが連動するので、視界がVRゴーグルに奪われていることによる操作面でのストレスがありません。

また、伝えたい動き、表現したいものを正確に再現できるので、相手とのコミュニケーションも、より確実に取ることが可能になります。

動きをダイレクトに伝えられることのメリットは、普通にゲームをプレイする面でも多くあるので、よりリアルに世界観を体験することができ、没入感も上がっていきます。

Bigscreen Betaが大型アップデート

VRコンテンツの開発を手がける企業、Bigscreenによってサービス提供されている「Bigscreen Beta」も、ここまでご紹介したソーシャルVRアプリの一つです。

これまでも画質の美しさや、再生時のラグの少なさ、更にはサービスが無料で利用できることなど、魅力の多いアプリとして知られ、多くのVRユーザーに愛されていたBigscreen Betaですが、今回の大型アップデートで更にパワーアップします。

まず、大きく変わるのはアクセス可能人数です。これまでのBigscreen Betaでは、同時にアクセスできるのは4人まででしたが、今後は3倍の12人まで増えることになるそうです。

中の良い友人が5人、8人といた人でも、これなら安心して利用することが可能ですね。ソーシャルゲームの協力プレイなどでも、4人が限度としているアプリは結構多いので、これは大きな変化だと思います。

人数面での変化がある他に、アップデート後には焚き火を囲んだり、バルコニーで夜景を見たりしながら映像コンテンツなどを楽しむことができるようになります。

自宅にいながら、これほどの非日常的体験を友人と共有することができるというだけでも驚きですが、これらのサービスを無料で楽しめるのですから、使わない手はありませんね。

具体的な更新内容については、Bigscreenが公式動画をアップロードしているので、そちらもご覧ください。

出展

「Bigscreen “The Big Room Update” — Social VR now with 12 players per room – YouTube」

Bigscreen Betaを120%活用する方法

Bigscreen Betaの魅力が十分に伝わったところで、その楽しみ方を整理していきます。なんとなく魅力的に感じるけど、どんなシチュエーションで楽しんだらいいのかピンとこないという方は、是非参考にしてみてください。

映画館に行く必要がない

VR空間では大画面で映像コンテンツを楽しむことができます。どんなにコンパクトな部屋に住んでいたとしても、ゴーグルを装着したら、瞬く間に視界は広がっていきます。映画館のような大画面も、現実には存在しないような野外シアターも自由自在です。

ただし映画館との決定的な違いとして、音響設備の問題や、3D、4DXなどは実現できないという点が挙げられます。後者は現状での解決は難しいですが、音響に関しては設備投資での解決が可能です。

頻繁に映画館へと足を運ぶ人は、ランニングコストの面で見れば、VR映画館の方が得かもしれませんね。

離れた地にいる友人とネット上で会える

既にご紹介しましたが、離れた場所にいる人と気軽に繋がれるのもソーシャルVRアプリの強みです。現在でも電話やビデオ通話など、遠方の人とコミュニケーションを取る方法はいくつかありますが、VRはそれらとは一線を画します。

目の前に相手がいるようなリアリティ、正確な身振り手振り、VR空間の景色など、「通話」よりも「対話」に近い感覚で話しをすることができます。

「恋人と話したいけれど、通話じゃなくて会いたい」なんて思ったら、Bigscreen Betaの出番かもしれません。

非日常的な空間を自宅にいながら楽しめる

今回の大型アップデートでも新たな空間が追加されましたが、それらはいずれもリアルでの実現が簡単ではないシチュエーションばかりです。

仲間と焚き火を囲むなら、キャンプ場などに行かなければいけません。夜景を眺めながら映画を観るなんていう贅沢を試みようものなら、現実ではいくらかかるでしょう。Bigscreen BetaをはじめとしたVRアプリは、そのシチュエーションを低コストで実現してくれます。

旅行はお金がかかるし、冬場などの寒い日、夏の蒸し暑い日は外に出たくない。そんなワガママも、VRはあっさりと許してくれます。退屈はしているけれどアクションを起こすのが面倒な人には、救世主のような存在です。

大人数で会うハードルが下がる

オンライン上で会うことになるので、大人数のスケジュール調整が容易になるのもBigscreen Betaの魅力です。今回のアップデートでアクセス可能人数も大幅に増えましたし、人数制限を気にする必要もありません。

通話アプリでも多人数参加ができるものが増えてきていますが、やはり実際に会うのとは別物です。VRも完全な対話とは異なるものですが、限りなくそれに近いシチュエーションを体感することができるので、代替案としては必要十分ではないかと思います。

「夜だけ」、「休日の昼間なら大丈夫」、「子供が保育園に行っている間なら」など、実際に会うのは難しいような隙間時間でも、Bigscreen Betaなら気軽に話すことが可能です。

フォーマルな会議でも

プライベートの会合だけではなく、フォーマルな会議などでも利用できそうですね。取引先との緊張の対談も、リラックスできる景色が広がっているVR空間なら和むかもしれません。

直接目を見て話すのは緊張するけど、アバター同士ならアイスブレイクも簡単そうですし、ビジネス利用は全然アリだと思います。

終わりに

今のオンラインゲームはまだまだ、ヘッドセットなどを用いて音声のみでプレイするのが主流ですが、VRの進化によって今後は更にリアルな繋がりが実現していきます。それは変化の連続で、戸惑うこともあるでしょう。海の向こうに住む友人、オンラインで知り合った親友、顔を見たことのない恋人。技術の進化で人間関係も新しいステップに進んでいくのかもしれません。そういった変化に不安を感じる反面、新しい環境や技術を、ワクワクしながら受け入れたいとも思っています。

Like@Wrap
Follow@Wrap

スポンサーリンク

特集記事

theta
VR関連データ・統計
VR オフィス
VR インタビュー