東京や京都といった観光都市で、VRの忍者体験サービスがオープン

筆者:阿久津 碧

日本と言えば忍者や侍をイメージする海外の人も多いと思いますが、最近は忍者とVRを組み合わせた忍者体験というアクティビティを実施している例も存在します。これまでは日本と忍者を結びつけた観光資源を生み出すのは簡単ではありませんでしたが、VRの登場で、その難易度は一気に下がりました。

東京、神田で忍者体験

忍者体験ができるVR体験型エンタメ施設「VR忍者道場」をオープンするという発表が昨年2018年、11月1日にされました。

実際のオープン時期は2019年2月10日からで、既にサービスを開始しています。主なターゲットは訪日外国人観光客で、値段は一人6000円となっています。

場所は東京の神田という好立地で、気軽に訪れやすいのも魅力です。公式動画も既に出ており、とてもカッコいいです。忍者好きな外国人だけではなく、日本人でも楽しめそうですね。

公式動画はコチラ

「おもてなし道場」と銘打たれた神田の1号店は、人気の観光スポットになることが期待できますが、残念ながらこの施設は訪日外国人専用の施設となっているため、基本的には日本人客だけでの利用はできなさそうです。

その代わりに、外国人の体験希望客を連れてきた日本人は、なんと無料で忍者体験ができるという裏技があります。どうしても忍者体験がしたくて、外国人の友人や知人がいるという人は、一緒に行ってみてはどうでしょう。

日本人の方が無料で忍者体験を受けられるという特典には条件があるので、詳しくは運営元のFive for社へのお問い合わせをオススメします。

訓練から始める本格的な忍者体験

VR忍者道場では「剣術」、「手裏剣」、「忍術」、「体術」といった、忍者に必要な基礎訓練から行うことになります。

それを終えたらいよいよ本番となる「VR免許皆伝試験」というVR体験に挑戦することとなります。本格的なVR世界の中で、武器や忍術といったものを駆使しながら、敵を倒していきます。

訓練から始まり、実際のVR世界を体験し、そこで戦闘を繰り広げるという三つの要素からVR忍者道場は成り立っています。

また、VR忍者道場で行われているVR世界は、Mixed Realityという技術を駆使することで、ヘッドゴーグルを装着していないオーディエンスも見学ができるようになっています。

実際に忍者体験をしている体験者。それを見守るオーディエンス。双方が同じ興奮を味わえるので、参加者以外も存分に楽しむことができます。

特典も多数

リアルな忍者体験ができるというだけでも相当に魅力的なVR忍者道場ですが、特徴は他にもあります。

まず、肝心の体験時間ですが、なんと1時間以上を見込んでいます。正直事前の訓練が15分、体験時間は長くとも10分程度と見込んでいたので、これには驚きです。

他にも、忍者師範というプロの演舞も見られるそうです。Mixed Reality技術のおかげで、この演舞も体験者、オーディエンスの両方が楽しめるのでしょうか。詳細は不明ですが、忍者好きの方は必見ですね。

他にも記念撮影や、QRコードの進呈などもあります。このQRコードは、自分が忍者体験をしている際の動画をダウンロードするためのものです。

日本に行った際に、忍者として戦ってきたときの映像を母国の家族や友人に見せられるので、訪日観光客の方にとってもいい思い出になりそうです。

他にも巻物型の認定書を進呈するなど、特典が盛り沢山です。

京都でも忍者体験VRが始動

忍者VRの勢いは既に東京以外にも広がっており、京都でも「NINJA VR KYOTO」というVRアトラクションの体験ができます。

大人向け、子ども向けのプランがあり、価格もそれぞれ5500円、3500円と、リーズナブルになっています。こちらも手裏剣や吹き矢といった、忍者に必要な本格的な修行を行なった後にVR体験に移ります。

魅力はなんといっても、畳の上を動き回りながらVR体験ができるという点です。日本広しと言えども、そんな環境でVR忍者修行ができるところはそうそうないでしょう。

京都という土地柄も手伝って、雰囲気満点のもと、忍者修行に励むことができそうですね。場所は地下鉄東山駅のすぐそばにあるので、体験が終わったら近くにある平安神宮や八坂神社で観光をするのも素敵です。

こちらも公式動画が上がっていますが、日本人の方でも楽しめるのは嬉しいですね。

神田のVR忍者道場と比較すると、カジュアルな感じが強そうな印象です。体験時間も神田のものより短めに設定されていますし、京都へ旅行に来たついでに、フラッと忍者体験、という具合に立ち寄るのも名案でしょう。

終わりに

日本の文化や伝統、歴史といった奥深いものを、VRという最新技術で伝える今回の試み。中部国際空港では、到着ロビーにVRを使って忍者体験ができるブースを設けるなど、昨今は各地でそのような試みが取り組まれています。今後は忍者以外のコンテンツもどんどん増えていったら嬉しいですね。「侍体験」で武士道を学んだり、「大正浪漫体験」で、昔懐かしの町並みを、VR技術を用いて闊歩したりする、なんていうのも面白そうです。

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