地元自治体オススメ!札幌のローカルな観光情報を360度カメラで!

筆者:遠藤 美華

インターネット上には国内・海外ともに、観光名所と言われる都市の情報は数多く出ています。けれど、どのサイトも同じ名所の情報ばかりで、似たり寄ったりということもあります。

ローカルな観光情報を探すのにオススメできることの一つが、旅行先の自治体の提供する情報を検索してみることです。

この記事では札幌の魅力を伝える事業として、札幌市南区地域振興課で力を入れて製作している360度カメラTHETAで撮影された動画を紹介していきます。

360度カメラで撮影!地元自治体オススメのローカルな観光地

国土交通省の都市局都市政策課で平成28年3月に発表された「観光まちづくりガイドライン〜自治体と地域で頑張る創発人材が一緒になっておこなう町づくり」では、地方都市や山間部の過疎化が進む一方で、一部地域では地域内外の人と人との交流から小さな経済活動が生まれ、人の流れと賑わいを創出していることも伝えられています。

このガイドラインでは、観光まちづくりには人材が欠かせないとし、今後のますますの地域活性化のためには、自治体と創発的人材が協力しあって観光まちづくりに力を入れていくことが重要であると述べています。

札幌市南区では、自治体と南区にキャンパスを構える東海大学札幌校の教員と学生が協力して、札幌でオススメのローカル観光スポット南区をドローンと360度カメラTHETAを駆使して撮影し、4K動画にしています。YouTubeの札幌市広報部公式チャンネルで公開されています。

札幌市南区のローカル観光ポイント

札幌の魅力が凝縮している南区。札幌市内の60%の面積を占めています。区内の大半が山岳地帯で、豊かな自然と水源に恵まれている区域です。豊平川沿いに集落が育ち、市街地は細長い形で発展をしてきました。豊平川上流には豊平峡ダムがあり、その手前が札幌の奥座敷といわれる「定山渓温泉」です。

南区の交通の要所である真駒内駅は、真駒内競技場、真駒内アイスアリーナの最寄駅です。1972年に札幌で開催された冬季オリンピックの主会場でした。札幌国際スキー場、札幌藻岩山スキー場、フッズスノーエリアスキー場などの市内の代表的なスキー場もこの南区にあります。

札幌市南区のローカル観光ポイントとして、2019年3月現在までにYouTubeで公開されている360度動画3つを紹介します。動画はすべて札幌市南区地域振興課と東海大学札幌校で製作しています。

石山緑地

「札幌軟石」の山を切り出した石切跡地を活用した「石山緑地」の360度動画です。現在は市民に愛さる憩い場所としての役割果たしつつ、過去の札幌の歴史とも融合した観光ポイントです。

北海道遺産として認定もされている「札幌軟石」は、支笏湖がカルデラ湖になったきっかけになる火山活動で流れ出た火砕流が堆積してできた石材です。キメが細かく適度な硬度で、柔らかいために切り出しが簡単な上、保温性が良いという優良な建材として使われてきました。コンクリートが世の中に普及するまでの明治時代の小樽運河倉庫群などで使われています。

参照 札幌軟石 http://www.city.sapporo.jp/minami/shinko/sapporonanseki.html

豊平峡ダム

市内を流れる豊平川の上流の「豊平峡ダム」の360度動画です。

豊平峡ダムは1972年に完成しました。ダム湖を囲む風景は四季折々にその姿を変え、その美しさは林野庁の「水源の森100選」や「ダム湖100選」にも選ばれています。

札幌中心地からもほど近い豊平峡ダムは、市民のレジャースポットです。特に紅葉のシーズンは人気。肌寒くなってきた秋の「観楓会」で定山渓温泉とセットで札幌市街地から少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

参照:豊平峡 http://www.houheikyou.jp/about/index.html

札幌芸術の森

札幌南区の山間部の森林を拓いた広大な土地に、1986年7月に誕生したのが「札幌芸術の森」です。

四季折々に見せる大自然と充実した施設によって、個性豊かな文化の創造と人材育成を果たす役割を担う目的で施工されました。美術館や工房体験、貸しスタジオ、野外音楽堂などが併設されています。大自然のなかに身を置いて子どもたちの文化・芸術の体験が容易にできることから、ファミリー層にも人気のある札幌のローカル観光スポットです。

参照:https://artpark.or.jp/

札幌の公園施設でのラジコン及びドローンの使用については、都市公園条例第6条第8号「他人に危害を及ぼすおそれのある行為又は他人の迷惑となる行為」に該当するため、原則禁止です。なお、このドローンを使った360度の撮影は、特別な許可を得て敢行しているとのことです。

自治体と地域大学の教員と学生の「観光まちづくり」への挑戦

360度カメラで空撮した映像は、札幌南区や地元東海大学札幌校などで行われる各種イベントにおいて、ゴーグルを使って360度動画体験できるブースを出展しています。

2019年1月19日(土)~2019年1月20日(日)札幌中心部の地下歩行空間で「南区学生まちナカアートプロジェクトinチカホ」のイベントでは、札幌軟石の採掘場跡地・石山緑地のVR動画体験をはじめ、東海大学札幌校の学生の製作した札幌軟石の作品や、それにまつわる展示がされました。

ここで紹介したYouTubeの3つの360度動画を、VRゴーグルで体験することもできました。

まとめ

札幌南区と東海大学札幌校の協力体制のように、自治体と地元の人材が手を携え、観光で新しい人の流れを作ることは、「観光まちづくり」の第一歩です。

360度動画(VR 動画)にはリアリティがあります。札幌南区のようにYouTube動画で発信を続けていくことによって、まだ知られていない有名都市観光スポットが、より多くの方の目にとまります。これからの地域復興の新しい取り組みになっていくことでしょう。

Like@Wrap
Follow@Wrap

スポンサーリンク