360度カメラTHETAで撮る!タイ・バンコクの交通事情
タイ・バンコクの空港に降り立ち目的地に向かうまでのタクシーを待つ間に圧倒されたのは、街中を走る車やバイクの数です。
この記事では、筆者:遠藤美華が、3月に実際訪れて感じたタイ・バンコクの交通事情を、現地で撮影した写真と360度画像とともに伝えていきます。
本記事の内容
タイの交通事故数は世界でもワーストの域
世界保健機関(WHO)の2018年版の交通事故に関する報告では、タイの2016年の人口10万人当たりの交通事故死者数が32.7人(WHO推計値)とアジアでは最悪でした。
実際にバンコクに3日間滞在して感じたのは、車やバイクの交通量がものすごく多いことです。運転マナーも正直に言えば目を覆うようなこともたびたび見かけました。
宿泊先ホテルの前の道路は、夜中も交通量が減ることもなく12階のフロアーまで車の走行音が響いていました。
周辺に買い物に出るときに困ったのが、横断歩道のない道路を横切る時です。道路に前のめり気味にでて走っている車の運転手に意思表示をして、無理やりにでも渡り始めなければ、いつまでたっても渡ることはできません。
参照:交通事故死亡率 タイがアジア最悪、日本の8倍 WHO報告
バンコクの交通渋滞について
3月上旬の真夏のタイ・バンコク。
タイの1年の季節の移り変わりは、2月下旬〜6月は暑季で気温は30度を超える日が続きます。6月から10月が雨季。日本の梅雨とは違い、スコールがよく降ります。洪水が起こるのはこの時期といわれます。11月〜2月上旬は乾季で、年間で一番過ごしやすい時期のようです。
到着した3月1日は金曜日。正午過ぎにバンコクのドムアン空港に降り立ち、外で予約したタクシーを待っている間にすでに汗ばむほどの陽気です。このときに外気温は摂氏35度。タイの夏は始まっていました。
給料日のあとの金曜日のせいもあるのか、夕方のバンコクの道路は渋滞していました。一度ハマったら、1時間に数センチしか動かないこともざらなのだそうです。
実際に見たバンコクの乗り物
乗り合いバス「ソンテオ」
朝8時すぎのバンコクサトゥーン地域でみかけた乗り合いバス「ソンテオ」。屋根をつけたトラックの荷台に、たくさんの人が乗り込んでいます。写真は、バス停から出発したばかりの様子です。
タイは公共交通機関がまだ成熟していないせいもあり、地元庶民の生活には欠かせない近距離の移動手段です。乗車料金は20バーツほど。
三輪自動車「トゥクトゥク」
筆者も実際に、バンコクでトゥクトゥクには2度乗車しました。3〜5人ほど乗車できます。
1度目は、宿泊先ホテルの周辺をぐるっと一周したときは、スピードもかなりあげてくれて、ちょっとしたアトラクションのような感覚でした。この時、日本ではありえませんが5人で乗車しました。7〜8分で1台100バーツで交渉成立です。
2度目に乗ったのは、観光寺院から次のスポットへの移動で利用しました。
参照:タイ・バンコクの便利な乗り物!トゥクトゥクの乗り方や料金の目安は?
荷台に単純に乗る「ピックアップトラック」
写真はありませんが、トラックの荷台に6人ほど乗っているのを何度も見かけました。荷台にはベルトがないので、急ブレーキや事故の時は投げ出される心配もありそうですが、地方地域では庶民には欠かせない足なのだとか。
2017年には安全面への配慮から、政府は規制強化をしています。しかし市民の猛反発をくらい、全面禁止へはこぎつけてはいない現状です。
360度カメラTHETAで撮影!タイ・バンコクのサトゥーンの地域の交通事情
筆者が360度カメラで実際に撮影したタイ・バンコクのサトゥーン地域の実際の交通量について360度カメラで撮影しました。
幹線道路にかかる歩道橋の上から
7時過ぎ
夜も走行車は減ることはなかった様子でしたが、夜が明けて交通量は減少しました。朝7時という出勤前のわずかにある静かな時間であるのでしょう。
タイバンコク サトゥーン地域 朝 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
18時過ぎ
仕事を終え、職場から帰宅する車の数も増えるのか、車の数は朝よりもずっと多いです。
タイ・サトゥーンの歩道橋上から #タイ #バンコク #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
市民の憩いの公園、タイ・バンコクのルンピニ公園の目の前にある交差点付近
ルンピニ公園の目の前には、高架道路の交わる大きな交差点がありました。早朝だったせいもあり交通量はそれほど多くありませんでした。
朝7時過ぎ
タイバンコク サトゥーン ルンビニ公園前 交差点4 #タイ #バンコク #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
360度から拡大してピックアップしてみます。
日本と比べると、車とオートバイの比率はオートバイの方が断然に多いです。
この大きな交差点の真ん中には、交番があります。
まとめ:タイ・バンコクの道路の交通事情
タイ・バンコクのサトゥーン地域に滞在した3日間で、激しい交通量や運転マナーの様子を目の当たりにし、一番気になったのがタイの交通事情でした。ショッピングの帰りには、バイクタクシーと車の衝突事故現場に遭遇し、遠くからその様子もみていました。
タイ・バンコクは、ディープで楽しい街です。これからのタイの発展とともに交通事情も落ち着いてくるのかもしれません。タイを観光で訪れる際は、交通事故には十分に気をつけてください。
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