会社の中でエンターテインメントが楽しめる?VR体験施設が田町に登場

筆者:阿久津 碧

仕事中に休憩するとしたら、今まではティーブレイクや煙草休憩などが普通でしたが、最近ではVRを体験することのできる会社が出てきています。JR田町駅前に設立されたバンダイナムコアミューズメントの新本社にはなんと、VRが体験できる施設が設営されているそうです。なんとこの施設、一般の方も利用できるそうです。田町にできた新しいVR体験施設について、今回はご紹介していきます。

4月1日にオフィスを移転

ゲームの販売やVR体験施設の展開などを行っている株式会社バンダイナムコアミューズメントは、今年の4月1日より本社オフィスを東京の田町に移転したことを発表しました。さらには、その1階で様々なVRコンテンツが体験できる「VR ZONE Portal」がオープンする予定です。

出典

「田町駅前に体験発信機能を持つ本社を開設 一般の方もご利用可能なVRコーナー「VR ZONE Portal」を1階フロアで展開!」|バンダイナムコアミューズメント

これまでは本社オフィスを2カ所に構えて営業していたバンダイナムコアミューズメントですが、この移転を機にオフィスを1つに集約したそうです。JR田町駅前に建てられたこの建物は、芝浦口よりすぐのところにあります。

オフィスの1階に設営されたVR体験施設は一般の方に向けても公開されているため、会社へのアクセスのしやすさは集客面でもメリットになりそうですね。

バンダイナムコアミューズメント新オフィス概要

住所:東京都港区芝浦 3-1-35

アクセス:JR田町駅 芝浦口すぐ

都営三田線A4出口より徒歩5分

新本社オフィスの特徴

新本社の特徴は、仕事場としてのオフィスエリアと、体験発信基地となるエンターテインメントエリアが一体となっていることです。様々な情報を発信する母体となるだけにとどまらず、発信した様々な情報を実際に体験できる場所としても利用できます。こういったオフィスはなかなか珍しいのではないでしょうか。

多くの魅力が盛り込まれたオフィスであることは間違いないですが、それを裏付けるように様々なこだわりがいたるところに見受けられます。オフィスエリアにある会議室は、パックマンや大自然など、それぞれテーマの異なった特徴的な作りになっており、新鮮な環境で常に新しい発見やひらめきが得られるようにと想いが込められています。

何かを体験しなくても、ただ見ているだけで訪れる人が楽しめるような内装は、会社というよりもテーマパークのようなものに近いかもしれません。

広々と作られたミーティングエリアや、様々なアイデアが行き交うコラボレーションエリアなど、社員のクリエイティブを促進させるような作りとなっている点も非常に魅力的です。

今後オープン予定の「VR ZONE Portal」の詳細は、随時ホームページに掲載されるとのことです。仕事という日常的な場面と、仮想現実という非日常的な場面が交差する、新時代のオフィスに対して期待に胸が膨らみますね。

ただ仕事をしに行くのではなく、楽しく働き、遊ぶことができる。そんな企業であれば、そこで働く人もクリエイティブなものを生み出す力がどんどん湧いてきそうです。

「VR ZONE Portal」とは

「VR ZONE Portal」は、「VR ZONE SHINJUKU」を小型化した店舗です。2017年7月にオープンした「VR ZONE SHINJUKU」は21ヶ月間の営業期間を終え、2019年3月に営業を終了していますが、「VR ZONE Portal」は全国に続々とオープンしています。

今現在、北は北海道から南は熊本県まで、15都市にサテライト展開されている「VR ZONE Portal」は、VRアクティビティが気軽に体験できる店舗として注目を集めています。店舗によって利用できるアクティビティは異なりますが、最低でも2〜3種類のコンテンツが用意されています。

これまでVRに興味はあったけれど、近くで体験できる場所がなかったという人にとっても、このサテライト施設の存在はありがたいのではないでしょうか。

田町のVRアクティビティは3種類

田町の新本社オフィスにオープン予定の「VR ZONE Portal」で体験できるアクティビティは今のところ以下の3種類が予定されています。

スキーロデオ

広大な雪山をスキーで急滑降するVRアクティビティです。専用の体感マシンを使って臨場感のあるスキーを楽しむことができます。ゴールまでの道筋が複数用意されているため、プレイするたびに違う景色を臨むことができるのも魅力です。臨場感と景色を楽しみながら最速でゴールを目指しましょう。

脱出病棟Ω(オメガ)

かつてない恐怖体験が味わえるVRホラーアクティビティです。呪われた廃病院が舞台となり、そこからの脱出を目指します。2〜4人で同時にプレイすることができるのが特徴で、恐怖体験が連鎖するように仕組まれています。暴力シーンやグロテスクな表現が含まれるため、怖いものが苦手という方は注意しましょう。

絶望ジャングル

これは恐怖のサバイバル体験ができるVRアクティビティです。脱出病棟Ωのように、恐竜の生息する危険なジャングルからの脱出を目指します。生存者を救いながら救出用ヘリコプターを目指すのですが、暗闇から飛び出てくる恐竜の迫力や他の体験者の悲鳴に圧倒される内容となっています。

終わりに

VRアクティビティを体験できる施設は徐々に増えてきてはいますが、今回ご紹介したような会社×VR体験施設というのは珍しく、興味を引かれました。「VR ZONE SHINJUKU」が営業終了してしまったため、田町の「VR ZONE Portal」は東京の新たなVRが体験できる場所としてこれから盛り上がりを見せてくれるのではないでしょうか。どのコンテンツも非常に面白そうだったので、気になった方はぜひ情報解禁後に足を運んでみてはいかがでしょう。

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