桜も梅も同時に5月?!春の北海道旅行に携帯したい360度カメラTHETA

筆者:遠藤 美華

2019年5月は新天皇が誕生し、元号は「令和」と改まりました。日本中がお祝いムードで盛り上がるのと同時期に北海道・札幌市では、桜と梅が満開になりました。ゴールデンウィーク中の気温も高めに推移したせいなのでしょう。

百花繚乱の北海道の春!2019年のゴールデンウィーク、札幌市内の公園を360度カメラTHETAで撮影しました。その画像を公開いたします。是非ご覧ください。

梅も桜も同時に咲く!ゴールデンウィークの札幌の春

日本列島は南北に細長く、季節感も地域によって様々です。北海道の春はゴールデンウィーク前後に一気に加速していきます。日本列島の桜の北上は、例年沖縄で最初に開花し本州を駆け抜けます。本年北海道に上陸した桜前線がゴールの釧路に到着したのは5月9日。エゾヤマザクラの開花で終着しました。

日本で最初に咲く沖縄のヒカンザクラは、例年の開花時期は1月下旬です。桜前線は終着地点の釧路までの約3000キロを3ヶ月以上かけて北上していく計算になります。

札幌では梅よりもサクラが先に咲くことがほとんど

4月の入学式といえば桜が風物詩ですが、北海道では「梅よりも桜の方が先に咲く」のが通例です。しかし北海道よりも南の地域に住んでいる人からすれば、信じがたい光景ではないでしょうか。

梅の開花日について言えば、東京の梅の開花日は、国土交通省「うめの開花日」よると、2018年は1月19日。2019年は1月21日に観測されています。札幌では、2018年は4月26日。2019年は4月22日です。

以下は、2018年の梅前線と桜前線の時速について、気象コラム「桜前線は先行する梅前線を差し切るか」からの引用です。

 

■梅前線の時速は

東京の開花日は1月19日、札幌の開花日は4月26日でした。梅前線は97日間で831kmを移動したことになります。

97日間は2328時間ですので、梅前線の時速は…

831km÷2328時間=0.36km/時

■桜前線の時速は

東京の開花日は3月17日、札幌の開花日は4月26日でした。桜前線は40日間で831kmを移動したことになります。

40日間は960時間ですので、桜前線の時速は…

831km÷960時間=0.87km/時

 

2018年の場合、梅前線は0.36km/時、桜前線は0.87km/時。梅前線の2倍の速さで桜前線は北上しました。桜前線が梅前線に追いつくのが、ちょうどゴールデンウィークの札幌のあたり。だから札幌では梅と桜が同時、もしくは桜が先に咲くわけです。

参考:国土交通省「うめの開花日」
気象コラム「桜前線は先行する梅前線を差し切るか」
桜前線ついに釧路でゴール

札幌市内・近郊でGWあたりに花見をする

札幌で楽しめる桜の花見の時期は5月上旬からです。華やかなソメイヨシノ、空に伸びる枝が印象的な色の濃いエゾヤマザクラ、少し遅れて咲く可愛らしいヤエザクラを愛でながら、市民はお花見を楽しみます。北海道民の花見のお供は、ビールにお花見弁当はもちろんですが、ジンギスカンでバーベキューというのもありです。

この時期の日中の気温は、日によっては20度を超えることも稀にありますが、まだまだ寒いので長時間そとでバーベキューを楽しむ場合は、暖かい服装がおすすめです。

札幌では東京のようにあちこちの家の庭先に桜の木はありません。桜の名所に出向いての花見が一般的です。札幌市内の名所として市民があげるのは、北海道神宮円山公園ですが、街中の中島公園もなかなかの名所です。

ソメイヨシノの北限・北海道石狩市厚田区で360度カメラTHETAで撮影!

ゴールデンウィークを過ぎてもソメイヨシノの花見ができる名所としては、石狩市厚田区にある戸田墓地公園がおすすめです。札幌中心部から車で1時間ほどです。札幌市内に比べると1週間ほど遅く開花します。

360度カメラTHETAで、2019年5月12日の園内の広場で撮影しました。

ソメイヨシノの北限(その1)北海道石狩市厚田区 戸田記念墓地公園 2019年5月12日 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

園内には8000本の桜が植えられ、ソメイヨシノの北限と言われているようです。

参考:
その数なんと8000本!道央随一の桜の名所「戸田記念墓地公園」の迷い方
戸田記念墓地公園桜案内サイト

360度カメラTHETAで撮影! 札幌市内住宅街にある平岡梅林公園

ここまでは桜のことに触れてきました。ここからは、ゴールデンウィーク前後でお花見を楽しめる札幌の梅の名所を紹介します。

この記事では、札幌市清田区の住宅街の中にある平岡公園を紹介します。平岡公園は、別名「平岡梅林公園」とも呼ばれていて、梅の開花時期には近隣はもちろんですが市内近郊からも花見客が続々と集ってきます。

2019年5月4日の早朝6時、リコーTHETAで360度画像を撮影しました。朝早くから、多くの花見客で賑わっていました。白梅は開花から数日が経ち、紅梅も続いて咲き始めています。

平岡梅林公園(その3)2019年5月4日 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

梅祭りの開催時期は、通りに面した第1駐車場、裏側の第2駐車場、そしてこの時期限定の仮説駐車場もオープンしています。日中はすぐに満車になりますので、朝早くの来園がおすすめ。夜間はライトアップが企画されていることもありますので、確認の上で訪問してください。

平岡公園は道央自動車道と並行する札幌新道を挟んで東西に分かれ、西側は山林や散策路、梅林、池・湿地があります。東側は大きめの遊具で子供たちが聴きをして遊び姿も。スポーツ施設としては野球場・テニスコート・ゲートボール場・パークゴルフ場が併設しています。

参考:平岡公園公式サイト
ウキペディア平岡公園

最後に・・・北海道の5月は百花繚乱

北海道の春は5月からが本番です。4月末に雪の下から顔を出すフキノトウ、クロッカス、ミズバショウ、福寿草を先頭に、色彩豊かな季節を迎えます。若芽も萌え、素晴らしい風景が私たちの心を癒してくれます。

是非、360度カメラTHETAを持って北海道の豊かな風景を撮りにいらしてください!

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