【2020年】初心者必見、どこよりもわかりやすい360度カメラの選び方!オススメ人気機種25選をご紹介!

筆者:小林 悠樹

360度カメラ市場は年々拡大基調にあり、今後もその傾向は続いていくと考えられています。2019年になってまだ半年足らずですが、主要メーカーが新商品を発表するなど360度カメラに関する話題は尽きません。

「360度カメラって何?」
「見たことあるけど360度カメラを使ったことがない」
「360度カメラ、すこし気になる」

そんな方々のために、360度カメラの特徴、選び方、おすすめの商品をまとめてご紹介したいと思います。

360度カメラ(全天球カメラ)とは?

360度カメラは、上下左右360度を写真・動画に収められるカメラです。通常のカメラであればレンズは一つですが、360度カメラは複数枚のレンズを搭載しており、それぞれで撮影したものを自動でつなぎ合わせて空間全体を記録できます。ちなみに、このつなぎ合わせる技術を「スティッチ(ステッチ)」と呼びます。

360度カメラを利用するとこのような写真を撮影することができます。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

また、上記のような360度写真をアプリで編集すると、このようなユニークな写真になります。

360度カメラのメリット・デメリットを簡潔にまとめます

360度カメラのいい点・悪い点を簡単にまとめてみました。

【メリット】
・スマホやデジカメでは撮れない写真が撮れる
やはり一番のメリットは空間全体を記録に残せる点です。一般的なカメラでは撮影することのできない写真を撮ることができます。

・片手で撮影できる
多くの360度カメラは片手で撮影が可能なため、気軽にパッと写真を撮ることができます。これは結構、大きなメリットだと思います。一眼レフやミラーレスだと両手で持たないといけないので、子どもや荷物を抱えたままだとシャッターが切れません。そういった理由から、小さな子どもがいるパパ・ママにも人気になってきています。

・空間を残せるので思い出になる
通常の写真では画角が限られていますが、360度カメラはそうではありません。撮影者の周囲すべてを1枚の写真に収められるので、旅行・子育て・結婚式などさまざまなシーンを思い出に残すことができます。

【デメリット】
・撮影者が映ってしまう
360度全体を撮影できるため、映りたくなくても撮影者が必ず写真に入ってしまいます。解決策として三脚を使って撮る方法もありますが、どうしても三脚の手元が映ってしまう場合があります。

・画質はほかのものより劣る
360度カメラの画質は、一眼レフやミラーレス一眼のそれよりも劣るのが現状です。ただそうは言っても、360度カメラの技術も進歩し、画質も大きく改善されてきているので、「SNSにアップする」「スマホで写真を見るだけ」などライトな使い方をするぶんには何の問題もないと思います。

・ズームができない
これは文字通り、360度カメラはズームアップできません。撮りたい被写体が少し遠い場合には近寄って撮るなど、撮影にはすこし工夫が必要になってきます。

360度カメラ選び 6つのポイント

続いて、360度カメラの選び方を解説したいと思います。比較検討する際のポイントを6つご紹介します。「高機能のほうがいい」「小さくて扱いやすいほうがいい」など、一人ひとり求めるものも違うので、自分に合ったカメラ選びの参考になれば幸いです。

ポイント① 画質
画質の良し悪しを見るポイントとしては、画素数とともにイメージセンサーの大きさもチェックしましょう。画素数が高ければいいというものではなく、イメージセンサーもそれにともなって大きくなければきれいな写真は撮れません。(センサーサイズを公表していないメーカー・商品もあります)

ポイント② 価格
360度カメラの価格は、下は1万円前後から上は数十万円するものまでピンキリです。そのため、「どこまで機能を求めるのか」「予算はいくらぐらいなのか」をあらかじめ決めておくことが大切です。その基準に照らし合わせながら、候補を絞っていくといいと思います。導入機の価格帯としては、2~5万円ぐらいがベターではないでしょうか。

ポイント③ スマホとの相性
360度カメラで撮影した写真は、多くの場合スマホで管理することになります。そのため、カメラとお手持ちのスマホとの相性も事前に確認しておきましょう。各メーカーごとに専用のアプリがあるので、それをダウンロードしてみるのもいいと思います。なかには「iPhoneでしか使えない」というものもあるので、注意してください。

ポイント④ バッテリーの取り外し可否
バッテリーが内蔵型なのか、取り外し型なのかも好みが分かれるところです。内蔵型は扱いが簡単な一方で、予備バッテリーが使えません(モバイルバッテリーなどで代用可)。バッテリーが取り外しできるカメラは予備を用意できますが、いちいち取り外して充電しないといけないこともあるので少し手間になります。

ポイント⑤ コンテンツの保存形式
写真・動画がどこに保存されるかも重要です。ほとんどはカメラ自身に保存するのか、microSDに保存するのかに分かれます。

ポイント⑥ 携帯性
持ち運びやすさ、重量、シャッターの切りやすさもチェックしておきましょう。「手ぶらで出歩くことが多い」という方は、ポケットに入るようなサイズのものを選ぶといいと思います。

以上、360度カメラの選び方のポイントをご紹介しました。この6つの点を主に確認しておけば、「買ってから後悔する」というリスクを最大限減らすことができると思います。

まずは鉄板のカメラを紹介! 人気・おすすめの360度カメラ

まずは「これを買っておけば間違いない」という人気の360度カメラをご紹介します。

THETA S|RICOH

360度カメラの草分け的な存在のリコーのTEHTA。「THETA S」はフルHD対応、そして1/2.3型のセンサーを搭載しており、画質には定評があります。登場から3年以上たちますが、今もなお360度カメラのなかでトップクラスの売れ筋を誇ります。THETAシリーズはユーザーインターフェースに優れ、非常に使いやすいのが特徴です。

【基本スペック】
静止画撮影:5376×2688
動画撮影:Full HD
市場価格:2~3万円台
重量:約125g
サイズ(mm):44×130×22.9
バッテリー:内蔵型
保存形態:内蔵メモリー(8GB)
スマホとの相性:iOS・Android対応

THETA SC|RICOH

先ほどの「THETA S」も良機種なのですが、個人的には「THETA SC」をおすすめしたいです。機能と価格のバランスが非常によく、特に360度カメラの導入機・初心者向けとしてぴったり。「THETA S」の下位互換商品となっており、動画は最大5分までしか撮影できませんが、写真の画質は同じ。最初の一台としてはスペック・価格ともに申し分ないと思います。

【基本スペック】
静止画撮影:5376×2688
動画撮影:Full HD
市場価格:2万円台
重量:約102g
サイズ(mm):45.2×130.6×22.9
バッテリー:内蔵型
保存形態:内蔵メモリー(8GB)
スマホとの相性:iOS・Android対応

RICOH THETA SC(レビューページ)

Insta360 ONE|Shenzhen Arashi Vision


引用:https://store.insta360.com/product/one

リコーのTHETAシリーズと双璧をなすのが、「Insta360シリーズ」で、Shenzhen Arashi Vision社という中国メーカーが製造しています。シリーズのなかで初級者・中級者に人気なのがこの「Insta360 ONE」です。とてもコンパクトな作りで、重量も82グラムと軽量。それでいて静止画は7K、動画は4Kに対応しています。単体で撮影するだけでなく、スマホに直に装着して使えるのも特徴です。

【基本スペック】
静止画撮影:6912×3456
動画撮影:4K
市場価格:3万円台
重量:82g
サイズ(mm):96×36.5×25
バッテリー:内蔵型
保存形態:microSD(128GBまで対応)
スマホとの相性:iOS対応(Android非対応)

人とかぶらないカメラが欲しい方はこちら! 個性的な360度カメラ

「珍しいものが好き」「人と一緒は嫌だ」という方に向けて、続いてはすこし個性的な商品を。

Insta360 EVO|Shenzhen Arashi Vision


引用:Amazonより

「Insta360 EVO」は2019年3月に発売されたばかりの商品で、こちらも個性的。カメラを半分で折りたたむことができ、360度撮影・180度撮影をこれひとつで楽しめます。180度3Dモードが搭載されており、VRギアとの相性がいいのもポイント。専用のアプリを使用すれば「Oculus Go(オキュラスGo)」や「Samsung Gear VR」といったヘッドマウントディスプレイでの接続・再生もスムーズに行うことができます。

【基本スペック】
静止画撮影:6080×3040
動画撮影:5.7K
市場価格:5万円台
重量:113g
サイズ(mm):50.3×49×52.5(折りたたみ時)
バッテリー:内蔵型
保存形態:microSD(128GBまで対応)
スマホとの相性:iOS・Android対応(ただし、限定的なので要確認)

Insta360 Nano S|Shenzhen Arashi Vision


引用:Amazonより

Insta360 Nano Sは、iPhoneに直接接続できるユニークな360度カメラ。iPhoneのLightningコネクタにさして、画面を見ながら撮影ができます(カメラ単体での撮影も可)。本体はかなりコンパクトで、持ち運びにも便利。iPhoneユーザーなら検討の価値があるモデルではないでしょうか。

【基本スペック】
静止画撮影:6K (6272 x 3136)
動画撮影:4K (3840 x 1920)
市場価格:2万円前後
重量:66g
サイズ(mm):33×21×110
バッテリー:内蔵型(800mAh)
保存形態:microSD(32GBまでを推奨)
スマホとの相性:iPhone X, 8, 8 Plus, 7, 7 Plus, 6s, 6s Plus, 6, 6 Plusのみ対応

QooCam|KANDAO


引用:Amazonより

1台で180度のVR映像と360度の全天球映像が撮れるカメラ。QooCamには、前面に2つ、後面に1つ、全部で3つのレンズが搭載されています。カメラを縦に構えると、前後のカメラで360度写真・動画が撮れます。横に構えると前面の2つのレンズを使って、立体的な180度VR映像を撮ることができます。また、スタビライザー機能が優秀なので、手ブレに強いのもこのカメラのいいところです。

【基本スペック】
静止画撮影:4320×2160
動画撮影:4K
市場価格:5万円台
重量:180g
サイズ(mm):30.5x25x198.5
バッテリー:内蔵型(2600mAh)
保存形態:microSD(256GBまで対応)
スマホとの相性: iOS9.0以上、Android6.0以上に対応

360fly HD|360fly


引用:https://shop360fly.jp/cameras/360fly-hd.html

360fly HDは超小型の360度カメラ。直径6㎝ほどの球体の形をしており、防水1m・防塵IP6X・耐低温-20度に対応。小さいながらも堅牢性に長けたモデルです。写真撮影はできず動画のみ撮影可能で、画素数は1504×1504。画質面ではそこまで高くないものの、小型でタフなためおもしろい使い方がいろいろとできます。
ただし、すでに360fly製品は生産終了。日本における製品サポートも2019年7月31日にて終了しているので注意してください。

【基本スペック】
静止画撮影:―
動画撮影:1504×1504
市場価格:2万円台
重量:142g
サイズ:直径61mm
バッテリー:内蔵型(1630mAh)
保存形態:内蔵メモリー(16GB)
スマホとの相性:iOS・Android対応

360fly 4K|360fly


引用:https://shop360fly.jp/cameras/360fly-4k.html

360fly 4Kは先ほどご紹介した360fly HDの上位モデルです。こちらはサイズはそのままに、写真が撮れるようになったり、画質が向上したりと全体的にスペックアップしています。強みであるタフさも、防水10mにまでアップしており、さらに心強くなっています。
ただし、すでに360fly製品は生産終了。日本における製品サポートも2019年7月31日にて終了しているので注意してください。

【基本スペック】
静止画撮影:3456×3456
動画撮影:2880×2880
市場価格:5万円台
重量:172g
サイズ:直径61mm
バッテリー:内蔵型(1780mAh)
保存形態:内蔵メモリー(64GB)
スマホとの相性:iOS・Android対応

タフネス重視! アクションカメラのように使える360度カメラ

アウトドア好きにおすすめの防水・防塵機能を備えた360度カメラをご紹介します。

GoPro Fusion|GoPro


引用:Amazonより

アクションカメラでよく知られているGoProも実は360度カメラを出しています。「GoPro Fusion」の特徴は堅牢性に優れ、防水・防塵機能が備わっている点です。マリンスポーツ、ウィンタースポーツ、サイクリングなど、アウトドア好きな方にはおすすめです。注意点としてはMicroSDが2枚必要なことと、対応のスマホ機種が少ないので注意しましょう。

【基本スペック】
静止画撮影:18メガピクセル
動画撮影:5.2K
市場価格:6万円台
重量:220g
サイズ(mm):75×74×40
バッテリー:取り外し可
保存形態:microSD(128GBまで対応)
スマホとの相性:iOS・Android対応(ただし、限定的なので要確認)

KeyMission 360|Nikon


引用:https://www.nikon-image.com/products/action/lineup/360/?cid=JJKAL001783

2016年に発売されたニコン製のカメラ。防水は30mまでOKで、耐衝撃・防塵にも対応。ブラックボディで角ばっている感じがかっこいいカメラです。ただその構造上、撮影をするにはマウントや自撮り棒は必須です。

【基本スペック】
有効画素数:2389万画素
動画撮影:4K
市場価格:2万円台
重量:約198g
サイズ(mm):約65.7×60.6×61.1
バッテリー:取り外し可
保存形態:microSD
スマホとの相性:iOS・Android対応

VIRB 360|GARMIN


引用:Amazonより

360度カメラ×アクションカメラのジャンルでは、最高スペックともいえる機種です。単体で10m防水になっているほか、画質面でも5.7Kに対応。手ブレにも強く、動きながらの撮影にも適しています。また、カメラに内蔵されているGPS・気圧計・加速度センサーから得た情報を映像中に表示してくれる「G-Metrix」という独自の機能も特徴のひとつです。「OK Garmin、録画を開始」のように、声で呼びかけてコントロールすることもできます。

【基本スペック】
静止画撮影:最大1500万画素
動画撮影:5.7K(2880×2880)
市場価格:8万円台
重量:160g
サイズ(mm):39 x 59.3 x 69.8
バッテリー:内蔵型
保存形態:microSD(128GBまでを推奨)
スマホとの相性:iOS・Android対応(バージョンにより非対応の場合あり)

PIXPRO SP360|KODAK


引用:Amazonより

コダック製の360度カメラ。こちらの機種はレンズが1つのみで、360度撮れるのは水平方向のみです。垂直方向の撮影可能アングルは214度となっています。コダックのコーポレートカラーである黄色が特徴的なカメラです。

【基本スペック】
静止画撮影:3264×3264
動画撮影:1920×1080
市場価格:2万円台
重量:約103g
サイズ(mm):約41.1×50.0×38.0
バッテリー:内蔵型(1250mAh)
保存形態:内蔵メモリ(8G)、microSDにも対応
スマホとの相性:iOS・Android対応

4KVR360|KODAK


引用:Amazonより

こちらは先ほどのSP360の上位モデル。レンズが2つになり、上下左右において360度撮影が可能です。Bluetoothリモコンも付属されているので、自撮り棒や三脚と一緒に使えば撮影の幅も広がります。

【基本スペック】
静止画撮影:7360×3680
動画撮影:3840×1920
市場価格:5万円台
重量:約156g
サイズ(mm):約55.0×55.0×67.6
バッテリー:内蔵型(1250mAh)
保存形態:microSD(128GBまでを推奨)
スマホとの相性:iOS・Android対応

とにかく安く買いたい! お手頃価格の360度カメラ

「ちゃんと使いこなせるか心配」「まずは安くで試したい」という方は、こちらの360度カメラはいかがでしょうか。

PanoClip|Shenzhen Arashi Vision

引用:Amazonより「PanoClip」は、5000円以下という破格の値段で360度撮影を楽しめるカメラ。使い方はいたって簡単で、iPhoneに直接取り付けて使います。ただしiPhone7以降のモデルにしか対応しておらず、アンドロイドにも非対応。気になる画質ですが、ほかの商品と比べたらやはり限界があります。ただ「360度カメラの雰囲気を手軽に味わいたい」という方にとってはおもしろい商品だと思います。

【基本スペック】
静止画撮影:6048×3024
動画撮影:―
市場価格:5000円以下
重量:―
サイズ(mm):81.4×35.3×44(iPhone7/8用)
バッテリー:なし
保存形態:iPhone内に保存
スマホとの相性:iOS対応(ただし、iPhone7以上)

Galaxy Gear 360|Samsung


引用:Amazonより

続いて、1万円台の360度カメラとしてご紹介したいのが「Samsung Galaxy Gear 360」。正直に言ってあまりメジャーな商品ではありませんが、画質・価格のバランスがいい商品です。「Galaxyシリーズのスマホを使っている」という方には、特におすすめ。一方でiPhoneとの相性はそこまでいいわけではないので、その点は気をつけましょう。

【基本スペック】
静止画撮影:5472×2736
動画撮影:4K
市場価格:1万円台
重量:約130g
サイズ(mm):100.6×46.3×45.1
バッテリー:内蔵型
保存形態:microSD(256GBまで対応)
スマホとの相性:iOS・Android対応(ただし、iPhoneは一部機能に制限あり)

 

OMNI shot(オムニショット)|エレコム


引用:https://www.elecom.co.jp/products/OCAM-VRW01BK.html

パソコン周辺機器で知られるエレコムの360度カメラです。4K動画・静止画2400万画素以上の画質を持ちながらも、市場価格は1万円以下のコスパ重視モデル。「機能はそこまで求めない」「まずは360度カメラを使ってみたい」という方におすすめです。ただ、すでに生産は終了しています。

【基本スペック】
静止画撮影:7008×3504
動画撮影:4K(3840×1920)
市場価格: 1万円前後
重量:約76g
サイズ(mm):35.0×34.8×97.0
バッテリー:内蔵型
保存形態:microSD(32GBまでを推奨)
スマホとの相性:iOS・Android対応

LG-R105|LG


引用:https://www.lg.com/us/mobile-accessories/lg-LGR105AVRZTS-360-cam

韓国の家電メーカーLGの360度カメラ。価格が1万円台と抑えられながらも、画質の良さに定評があるモデルです。動画、静止画、セルフタイマーなど、基本的な360度カメラの機能はおおよそ搭載されています。ただし、海外メーカーのため説明書が英語表記なのが注意。

【基本スペック】
静止画撮影:5660×2830
動画撮影:2560×1280
市場価格:1万円台
重量:約75g
サイズ(mm):約100×43×30
バッテリー:内蔵型
保存形態:内蔵メモリ(4GB)、microSDに対応
スマホとの相性:iOS 8以上、Android 5.0以上に対応

やっぱりカメラはハイスペックじゃなきゃ! ハイエンド360度カメラ

最後はハイエンドモデルの360度カメラをご紹介します。

THETA V|RICOH

RICOH THETA V「THETA V」はTHETAシリーズのハイエンドモデル。2019年5月に上位機「THETA Z1」が発売されるまで、フラッグシップモデルとして360度カメラ市場をけん引してきた存在です。4K動画に対応しているほか、360度空間音声記録ができる機能も搭載しており、スペックは最上級と言えます。価格も4万円前後となっており、コスパの高い製品です。

【基本スペック】
静止画撮影:5376×2688
動画撮影:4K
市場価格:4万円台
重量:約121g
サイズ(mm):45.2×130.6×22.9
バッテリー:内蔵型
保存形態:内蔵メモリー(19GB)
スマホとの相性:iOS・Android対応

RICOH THETA V(レビューページ)

THETA Z1|RICOH

RICOH THETA Z1「THETA V」の登場から約1年4か月。2019年5月に満を持して発売されるのが「THETA Z1」です。1型のイメージセンサーを2枚搭載し、手ブレ補正も強化され、「THETA V」よりも格段に撮影機能が向上しています。価格が10万円オーバーと、ビギナーにはなかなか手が出ませんが、「一番いいやつが欲しい」という方はぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?

【基本スペック】
静止画撮影:6720×3360
動画撮影:4K
市場価格:10万円以上
重量:約182g
サイズ(mm):48×132.5×29.7
バッテリー:内蔵型
保存形態:内蔵メモリー(19GB)
スマホとの相性:iOS・Android対応

Z1については、以下の記事でも特集しています。

ついに発表された新型THETA「RICOH THETA Z1」。既存モデルとの違いは?

大型の1.0型イメージセンサーを搭載した、超高画質の最新360度カメラ「RICOH THETA Z1」実機レビュー!THETA SCとZ1で撮影比較も。

「THETA Z1」発売が5月へ延期。その理由と驚きの性能とは

Insta360 ONE X|Shenzhen Arashi Vision


引用:https://store.insta360.com/product/one_x?_ga=2.124620227.810367546.1548638128-1016116445.1548638128

「Insta360 ONE X」は、「Insta360 ONE」の上位機。Insta360 ONEよりも手ブレ補正が強力で、動画撮影に強いのが特徴です。静止画は7K、動画は5.7Kに対応しています(ただし、スマホに取り込むと5.7Kも4Kにエンコードされてしまう)。また、「Insta360 ONE X」は操作画面がつき、バッテリーの取り外しも可となっています。

【基本スペック】
静止画撮影:6080×3040
動画撮影:5.7K
市場価格:5万円台
重量:115g
サイズ(mm):114.6×48×27.6
バッテリー:取り外し可
保存形態:microSD(128GBまで対応)
スマホとの相性:iOS・Android対応

Vuze XR|Vuze


引用:Amazonより

Vuze XRはレンズが開閉式になっているため、前にご紹介したQooCam同様、3D 180度撮影と2D 360度撮影が1台でできるカメラです。価格は5万円台。最高画質5.7Kと、この価格帯としてはトップクラスの画質を持ちます。スマホアプリで編集・SNS投稿ができるほか、PC用ソフトウェア「Vuze VR Studio」を利用すればさらに本格的な動画編集が楽しめます(PC環境によって作動しない場合有)。ただし、バッテリーに難ありで、最長で1時間までしか電池が持たないので注意です。

【基本スペック】
静止画撮影:6000×3000
動画撮影:5.7K
市場価格:5万円台
重量:212g
サイズ(mm):152×56×39
バッテリー:内蔵型(1200 mAh)
保存形態:microSD
スマホとの相性:iOS・Android対応

Vuze Plus|Vuze


引用:Amazonより

Vuze XRの上位モデル。全部で8つのレンズが付いており、3Dでの静止画・動画撮影が可能です。単体で防塵・防滴機能を持ちますが、専用のハウジングを用いれば水中撮影もできます。注意点としては、写真・動画の編集・管理はパソコン上でおこなう必要があり、使える人は限られるかもしれません。

【基本スペック】
静止画撮影:4K
動画撮影:4K
市場価格:10万円以上
重量:460g
サイズ(mm):240x160x60
バッテリー:内蔵型(3700 mAh)
保存形態:microSD
スマホとの相性:iOS・Android対応

さらに上をいく! プロ仕様の360度カメラ

最後はVR撮影、映像制作など、プロが使うことを想定した360度カメラです。

Insta360 Pro|Shenzhen Arashi Vision


引用:Amazonより

Insta360 Proは、6つの広角レンズと4つのマイクを搭載。最大8Kでの撮影ができ、画質は最高品質。また、高性能なスティッチング技術、手ブレに強いスタビライザー機能、4Kでのライブストリーミング機能なども備えており、プロ仕様なハイスペックカメラです。

【基本スペック】
市場価格:30万円以上
重量:1228g
サイズ:直径143mm
バッテリー:取り外し可(5100mAh)
保存形態:SDカード(1枚)

Insta360 PRO 2|Shenzhen Arashi Vision


引用:Amazonより

Insta360 Pro2はInsta360 Proの上位機種。見た目はほとんど変わらずサイズも同じ。ですが、スペックが大幅に向上しており、高品質なVR映像を撮影することができます。Insta360 Proとの違いは、数キロ離れたところからリモート撮影ができるようになった点、ジャイロセンサーが9軸に増えた点(Insta360 Proは6軸)、などが挙げられます。

【基本スペック】
市場価格:60万円以上
重量:1550g
サイズ:直径143mm
バッテリー:取り外し可(5100mAh)
保存形態:MicroSDカード(6枚)、SDカード(1枚)

Insta 360 TITAN|Shenzhen Arashi Vision


引用:https://store.insta360.com/product/titan?_ga=2.184624297.1463713651.1569902148-1227307272.1569902148

Insta 360 Titanは2019年4月に発売されたばかりの最新プロモデル。マイクロフォーサーズセンサーを8基も備えており、最大11Kでの360度撮影が可能です。価格はなんと100万円以上。ここまでくるともはや「誰が使うんだ」というレベルです。

【基本スペック】
市場価格:100万円以上
サイズ:直径228mm
バッテリー:取り外し可(10000mAh)
保存形態:SDカード(9枚)

まとめ

いかがでしたでしょうか。360度カメラの選び方と、最新機種を含めたおすすめの商品をご紹介してきました。360度カメラは、スマホやデジカメでは撮れない写真が撮影できる優れモノです。ぜひこの記事を参考にしていただき、ご自身に合ったカメラを探してみてください。

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