【リコーTHETA】「Wi-Fiパスワードを忘れた」「スマホ接続ができない」時の対処法

筆者:小林 悠樹

今回はRICOH THETAをお使いの方に向け、スマホ接続に関するトラブル対処法をいろいろとご紹介していきたいと思います。「Wi-Fiパスワードを忘れてしまった」「パスワードを変更したい」「なぜかスマホと接続ができない」など、いろいろなお悩みを解決していきますので、ぜひご覧ください。

Wi-Fiでスマホに接続する方法

まずはリコーTHETAとスマホを接続させる手順を説明していきます。基本的な内容となりますので、「パスワードの変更・初期化の方法を知りたい」という方は、次の章まで飛んでしまっても結構です。

接続前の準備

まずはカメラとスマホを接続する前に、以下の3点を用意しましょう。

【用意するもの】
・THETA
・スマホ(スマートフォン)
・THETAアプリ

THETAアプリには2つあり、ひとつは撮影用の基本アプリ「RICOH THETA」。もうひとつは写真の編集・SNS共有ができる「THETA+」。お手持ちのスマホがiPhoneであればApp Storeから、AndroidならGoogle Playよりダウンロードが可能です。THETAシリーズには「THETA S」「THETA SC」「THETA V」「THETA Z1」などがありますが、アプリは共通なのでどの機種でも対応しています(Android版のm15・2013年モデルは別のアプリ)。

【基本アプリのダウンロード先】
iOS版:https://itunes.apple.com/jp/app/id1023254741
Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.theta360

【編集アプリのダウンロード先】
iOS版:https://itunes.apple.com/jp/app/id1021526610
Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.thetaplus

準備ができたら実際に接続してみよう

THETA・スマホ・アプリの用意ができたら、さっそくWi-Fi接続をおこなってみましょう。

まずはTHETAとスマホを起動し、基本アプリを開きます。そうすると以下の画面が表示されます。ここでは「OK」ボタンを押してください。

続いてTHETA横についているWi-Fiマークのボタン(以下、無線ボタン)を押します。

そうするとTHETA全面のWi-Fiマーク(無線ランプ)が点滅すると思います。これでTHETA側はスタンバイOK。

またアプリに戻りトップ画面下にある「撮影」マークを押すと「カメラの選択」という画面が表示されます。「新しいカメラの登録」を選び、「シリアルNO.」を入力します。このシリアルナンバーはTHETA底面に記載されていますので、それを間違いなく入力しましょう。

接続がされたら前面のWi-Fiランプが点滅から点灯に変わり、これでTHETAとスマホとの接続は完了です。以下のようにスマホでTHETAの撮影画面をリアルタイムで見られるようになります。ちなみに、セルフタイマーや撮影モードの変更はこの画面から設定できます。

THETAのWi-Fiパスワード変更方法

THETAのWi-Fiパスワードは先ほどもご説明した通り、デフォルトではシリアルナンバーになっています。「それを変更したい」という場合には、カメラとスマホを接続した状態で基本アプリから変更ができます。

パスワード変更の仕方は、まず基本アプリ右下部の「設定」を開き、その中にある「Wi-Fiパスワード変更」を選択しましょう。そうすると以下の画面が表示されますので、変更したいパスワードを入力し、下部にある「パスワードを変更する」を押しましょう。

これで変更が完了です。パスワードの変更ができたら再度、基本アプリを通じて再度Wi-Fi接続をおこなってみましょう。パスワード変更時の注意点としては、新しいパスワードの入力は1回きりで、確認用の入力は求められません。なので、入力を間違わないように気をつけてください。

「パスワードを忘れた」、そんな時はパスワードを初期化しよう

スマホとの接続方法・パスワードの変更方法がわかったところで、続いて万が一「パスワードを忘れてしまった」という時の対処法をご紹介しておきます。デフォルトのパスワードはシリアルナンバーなので、変更していなければTHETAの底面を見れば大丈夫なのですが、自分で設定したパスワードを忘れた場合には初期化をします。ちなみに、初期化といってもあくまでパスワードだけが初期化されます。なかに保存されている写真や動画は残りますので、ご安心ください。

パスワードの初期化は、THETAの電源を入れた状態で無線ボタンを長押しするだけ。長押しをすると一旦、電源がオフになりますので、再度電源ボタンを押してスマホと接続しなおします。この際「前回接続したカメラ」を選ぶと接続できないケースもあるようなので、「新しいカメラの登録」を選択してください。

そうするとカメラの登録をし直すことができるので、パスワードの初期値であるシリアルナンバー(THETA底面に記載の)を入力します。

「カメラと接続できません。」となってしまう場合の対処法

最後に、何らかの理由により「カメラと接続できません。」と表示されてしまう場合について考えてみたいと思います。考えられる主な原因とその対策をご紹介していきますので、接続トラブルに見舞われた際にはそれぞれ確認してみてください。

Wi-Fiマーク(無線ランプ)が点滅しているか

THETA側の無線ランプが点滅していなければ、スマホとは接続はできませんので、つながらない場合にはまず無線ランプを確認してみましょう。もし点滅していなければ、側面の無線ボタンを押して、点滅していることを確認してから再度接続を試してみましょう。

【無線ランプの状態】
未点滅・未点灯:未接続
点滅:Wi-Fi接続スタンバイ状態(未接続)
点灯:接続状態

パスワードは合っているか

パスワードが一致しない場合も接続はできませんので、この原因が考えられる場合には先ほどご紹介した「パスワードの初期化」→「新しいカメラの登録」をおこなってみてください。

アプリは正しいものをダウンロードしているか

こちらの理由はあまり考えづらいのですが、念のため。THETAがリリースされた当初は、現在の「RICOH TEHTA」の基本アプリではありませんでした。今の基本アプリのアイコンは黒ですが、旧アプリは白となっています。

iPhone版アプリはTHETAすべての機種共通ですが、Android版では「THETA m15」「THETA(2013年版)」は旧アプリを使用します。お持ちのTHETAがどの機種なのかを確認し、正しいアプリがちゃんとダウンロードされているかどうか確認してください(可能性は低いですが)。

ちなみに、THETAの各モデルの見分け方はシリアルナンバーの先頭2文字のアルファベットで確認できます。
【各モデルのシリアルナンバーアルファベット】
THETA Z1:YN
THETA V:YL
THETA SC:YJ
THETA S:XS
THETA m15:XN
THETA(2013年モデル):XL

それでもダメなら再起動・再ダウンロード

それでもまだ接続できないのであれば、「カメラ・スマホの再起動」と「アプリの再ダウンロード」をおこなってみて、また一から接続手順を踏んでみましょう。接続できない場合には、これが一番手っ取り早いかもしれません。また稀なケースとして、電子レンジやコードレス電話機(2.4GHz 帯)、屋内無線LAN機器などが近くにあると、そこから発せられる電波に接続が妨害される場合があるそうです。

まとめ

今回は、THETAとスマホの接続についてのあれこれをご紹介しました。まとめるとWi-Fiパスワードを忘れてしまった場合には「パスワード初期化」、接続ができない場合には「再起動・再ダウンロード」をするのが一番早いと思います。トラブルが起きてもあわてず、落ち着いて原因と対策を考えることが大切です。

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