必見!360度カメラで撮影するべき全国の絶景スポット

筆者:阿久津 碧

皆さんは日本に今現在、どのくらいの世界遺産が存在するかご存知でしょうか。現在の日本には22件の世界遺産が存在し、その他にも多くの名所と呼ばれる場所があります。感じ方は人それぞれですが、そのどれもが見応えのあるものであったり、美しい景色が広がる場所であったりすると思います。そんな場所に行ったとき、目の前にある風景を記憶だけではなく、記録に残したいと考える人はたくさんいるでしょう。その風景をありのまま記録として残すのにうってつけのカメラが、360度カメラです。今回は360度カメラで撮影するべき、日本の絶景スポットをご紹介していきます。

博物館でダイナミックな世界を切り取る

博物館は展示品を見たり、歴史を学んだりすることのできる楽しいスポットです。ダイナミックな世界観を360度カメラでそのまま切り取ることができるスポットをいくつかご紹介します。

福井県立恐竜博物館(福井県)

世界三大恐竜博物館の一つと称される、福井県勝山市にあるこの博物館では、多くの巨大な恐竜の骨格標本を間近で見ることができます。その数や大きさに圧倒される人も多く、子供だけではなく大人まで楽しめる展示内容となっています。

中は個人的な使用に限り撮影が許可されているので、展示物を楽しみながら、撮影も行えるのが特徴です。三脚などの使用は禁止されていますが、圧倒的な恐竜の骨格標本を360度カメラで撮影すれば、帰宅後もそのダイナミックな光景が楽しめます。

360度カメラの定番とも言えるRICOH THETAは、そのコンパクトなデザインから非常に持ち運びのしやすいアイテムとなっています。「福井県立恐竜博物館」は休日は混雑していることも多いので、邪魔にならずさっと持ち出せるTHETAが撮影にオススメです。

福井県立恐竜博物館

住所:福井県勝山市村岡町寺尾51-11 かつやま恐竜の森内

アクセス:

・JR福井駅下車、えちぜん鉄道勝山永平寺線「勝山行き」乗車(約1時間)→勝山駅下車、コミュニティバスにて約15分またはタクシーにて約10分

・JR福井駅にてJR越美北線「越前大野」または「九頭竜湖」行きに乗りかえ→越前大野駅下車→タクシーで約20分

HP:https://www.dinosaur.pref.fukui.jp/

トヨタ産業技術記念館(愛知県)

名古屋市西区にあるこの記念館では、豊田自動織機製作所栄生工場を産業遺産として保存しています。豊田グループの歴史を一から学ぶことができる他、12のオリジナル体験遊具があるなど、車好きの方以外にも楽しめる施設です。

日本が誇る大企業が自動車業界のトップに辿り着くまでにどのような経緯があったのか、大人も興味深い展示物の数々や、自動車館では自動車の構造や代表的なトヨタ車のレプリカなどを楽しむことができます。

開発現場から実際のトヨタ車の展示など、広々とした空間に広がる様々な展示物を360度カメラで撮影すれば、壮大に写るに違いありません。車好きの方は記念として全体像を撮影できるので、それも一つのコレクションとして味わうことができるでしょう。

トヨタ産業技術記念館

住所:名古屋市西区則武新町4丁目1番35号

アクセス:

名鉄を使用する場合、名古屋本線「栄生駅」下車、徒歩3分

なごや観光ルートバス“メーグル”を使用する場合、名古屋駅バスターミナル11番のりば「なごや観光ルートバス“メーグル”」乗車「トヨタ産業技術記念館」(敷地内)下車すぐ

タクシーを使用する場合、「名古屋駅」から5分

HP:http://www.tcmit.org/

花々の美しさをまるごと閉じ込める

建物や展示物だけではなく、美しい花々の情景も360度カメラで収められたら素敵ですよね。国内でも毎年話題になる有名な花の絶景スポットがいくつか存在します。自然や花が好きな人は必見です。

国営ひたち海浜公園(茨城県)

四季折々の植物が楽しめ、さらにはテーマパークとしても利用できる「国営ひたち海浜公園」は茨城県ひたちなか市にあります。近年は春に見られるネモフィラが非常に人気で、時期が来ると多くの人がこの公園に訪れます。ネモフィラは春の時期に、「みはらしの丘」という場所で見られるのですが、水色のネモフィラが丘一面に咲き乱れた様子はとても幻想的です。

秋にはコキアが咲き乱れる鮮やかな丘に変わるのですが、そちらも絶景です。それ以外にも公園内には多くの植物が咲いており、どこを見ても美しい景色が広がっています。普通のカメラではその一部分を切り取ることしかできませんが、360度カメラであれば壮大な風景をそのままに写し出すことができます。

旅行やデートなどでどんなところに行ったか、どれほどその景色が美しかったかを人にも分かりやすく共有できるのが360度カメラの良いところです。360度画像専門の共有プラットフォームであるtheta360.comや、その他のSNSとも連携しやすいのがRICOH THETAシリーズです。

美しい風景をそのままの形ですぐに他の人と共有できる点は非常に魅力ですよね。

国営ひたち海浜公園

住所:茨城県ひたちなか市馬渡大沼605-4

アクセス:

東京方面より高速バスを利用する場合 東京駅八重洲南口から海浜公園西口まで 茨城交通「勝田・東海線」で約2時間

HP:https://hitachikaihin.jp/

あしかがフラワーパーク(栃木県)

栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」も、花々の絶景を見ることができるスポットの一つです。元々「早川農園」として開園した「あしかがフラワーパーク」ですが、当初から藤の花が見所でした。近年も春の季節には多くの人が一面に広がる藤棚を一目見ようとこの公園を訪れます。藤の花は紫だけではなく、白やピンクなど他の色も楽しめ、写真を撮るにはうってつけのスポットです。

藤の季節にはツツジの花も満開で、どこを見ても美しい花々が広がる絶景を目にすることができます。360度カメラを使えば余すところなく、藤棚やツツジの鮮やかな光景を写真に収めることができるのでオススメです。

あしかがフラワーパーク

住所:栃木県足利市迫間町607

アクセス:

JR両毛線 あしかがフラワーパーク駅から徒歩で4分

東北道佐野藤岡ICから車で30分

HP:https://www.ashikaga.co.jp/

美術館や大自然も360度で

美術館の中には360度カメラにうってつけな撮影スポットが存在するところもあります。通常のカメラで撮る以上に美しく幻想的な写真が撮れる場所と、近年話題のウユニ塩湖に似た日本の絶景スポットを紹介します。

三河工芸ガラス美術館(愛知県)

愛知県西尾市にある「三河工芸ガラス美術館」の一番の見所は、ギネスにも登録された世界最大の万華鏡です。世界最大規模というのは2000年にギネスに登録された当時のものではありますが、スケールの大きい幻想的な空間を体験することができます。

長さ7.3m×幅3.1m×高さ2.55mの巨大万華鏡スフィアは、視覚的な効果だけではなく、音響の効果も加わり、夢のような世界へと入り込むことができます。大枠を除いて、館長である神谷一彦さんが制作したというのも驚きです。

万華鏡スフィアには2分間のストーリーが用意されており、移り変わる美しい景色を体感することができます。THETAでは動画を撮影することもできるので、その光景を360度の動画データとして記録が可能です。

「三河工芸ガラス美術館」では三脚や自撮り棒、一眼レフカメラなどが使用できないため、その点には注意が必要です。

三河工芸ガラス美術館

住所:愛知県西尾市富山町東郷5

アクセス:

【電車】名鉄西尾線「西尾駅」より、名鉄バス「寺津循環」で「上矢田北停留所」下車。そこから西へ500m

【車】東名高速道路「岡崎IC」より約50分

【六万石くるりんバス】六万石くるりんバス 西廻り線より「富山」で下車。そこから東へ500m

HP:http://mikawakougei.com/

日本のウユニ塩湖

多くの人が「死ぬまでに一度は見たい絶景」として挙げるのが、ウユニ塩湖です。実際に行くには果てしない距離がありますが、日本でもウユニ塩湖のような光景が見られる場所がいくつかあります。千葉県木更津市にある江川海岸では、海の中に続く電柱が海面に映り、美しく幻想的な情景を生み出します。

同じく千葉県の館山市にある館山港でも、海に地上の景色が映し出される瞬間を撮影できるスポットがあるそうです。他にも三重県の四日市市にある四日市市コンビナートや香川県三豊市の父母々浜などでウユニ塩湖のような写真を撮れるスポットが存在します。空と海とが繋がって幻想的な光景を生み出す絶景スポットを、ぜひ360度カメラで収めてみてはいかがでしょうか。

終わりに

日本には多くの絶景スポットが存在します。その場所でどのような思い出を作るか、そしてどんな記録を残すのかは人それぞれです。この絶景をそのまま写真に閉じ込めたい、自分が見た景色をまるごと他の人に伝えたい。そんなことを思う人は360度カメラを持って旅に出てみてはどうでしょう。

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