ドローンと360度カメラを組み合わせて360度空撮を楽しもう

筆者:阿久津 碧

ドローンを使った撮影というのは今や定番ともいえます。テレビや映画などでも、ドローンを使って撮影した映像を見かける機会が増えたと感じる人も多いのではないでしょうか。そして最近話題の360度カメラですが、360度カメラは様々なアクセサリーを装備することで多くの撮影バリエーションを楽しむことができます。今回は撮影バリエーションを増やす方法として、ドローン×360度カメラについてご紹介していきたいと思います。ドローンと360度カメラを組み合わせることで、一体どんな全天球イメージを撮影できるのでしょうか。

ドローンが引き出す360度カメラの魅力

景色や町並みなどを全方位撮影することができる360度カメラですが、それを地上ではなく空中で使うことができたら、想像を絶するような写真や映像が撮れそうですよね。そのためにはドローンを準備する必要がありますが、上から撮ることで今まで気づかなかった撮影地の魅力に気づくことができるかもしれませんし、とてもオススメです。

新しい視点を360度まるごと楽しむことができるようになるので、撮影の楽しさもその分倍増しそうですね。YouTubeなどでは実際にドローンと360度カメラを使って空撮した映像が見られるので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

空撮に必要なアイテム

空撮に必要なアイテムとして最初に挙げられるのは当然ですがドローンです。そして次に必要になるのが、360度カメラです。どちらもまだご家庭には馴染みの薄いアイテムかもしれませんが、360度カメラには購入しやすい金額のものから、高額で撮影機能が豊富なものなど、様々な種類が存在します。ドローンもPhantomやMavicなど一般向けのものが販売されているので、予算や使い道などを考えつつ、自分に合ったものを購入してください。

ドローンと360度カメラを繋げるためのアイテムも必要です。ドローンに対応する、360度カメラを固定するためのマウントを購入しましょう。マウントは比較的安く購入することができますが、壊れやすかったり、組み立てが面倒だったりするものもあるので、購入の際はよく検討して選ぶようにしてください。

必要に応じて自分で補強するなど、万が一撮影の途中で壊れたなんてことがないよう細心の注意を払いましょう。補強するのには頑丈なテープか、結束バンドなどを利用することを推奨します。

360度カメラとドローンを組み合わせる方法

空撮に必要なアイテムを揃えたら次は組み立てです。組み立てる方法は単純ですが、360度カメラの公式サイトなどでは紹介されていないため、ドローンと組み合わせて使う場合には自己責任ということになります。

その点に注意しつつ、まずはドローンとマウントを組み合わせます。マウントによってカメラをドローン上方につけるか、下方につけるかが違いますので、購入したドローンやマウントに合わせて組み立てましょう。マウント自体も組み立てが必要なものもあるので、必要に応じてドライバーなどを使って作業していってください。

さらにそのマウントと360度カメラを組み合わせれば、空撮の準備は完了です。最後にドローンとマウント、そしてマウントと360度カメラがしっかりと繋がっていることを確認するのは忘れないようにしてください。

空撮初心者にオススメなフォトスポット

ドローンと360度カメラを用意して空撮する準備が整ったのはいいものの、撮影する場所がなければせっかくの準備が台無しですよね。詳しくは後述しますが、ドローンはどこでも飛ばせるわけではありません。そのため自然とドローンを飛ばしたり、空撮を練習したりする場所は限られてしまいます。ここではドローンと空撮の練習をするために、初心者にオススメなスポットをご紹介していきます。

河川敷

大きな河川のそばはドローンを飛ばせそうな場所として比較的簡単に見つけることができます。GoogleマップやGoogleストリートビューを使って、家の近くの河川敷を探すことができます。ドローンで空撮を行う前にはその場所でドローンの飛行が禁止されていないか、管理者に問い合わせることも忘れてはいけません。

山中

河川敷や山中のように、自然が多く人があまり住んでいないような場所はドローンや空撮の規制がかかっていない場所であることが多いです。山の中ではダイナミックで美しい空撮写真や映像を収めることもできるので、飛行練習や撮影練習には向いています。

海岸

海岸でもドローンを飛ばせる場所はあります。日の高いうちから透き通る海の写真を空撮したり、日が沈む前に夕暮れを撮影したりすることもできるでしょう。人の多い海岸ではプライバシーや肖像権の問題があるので、ドローンを使った空撮は避けましょう。

撮影スポットを探すのには前述したGoogleマップやGoogleストリートビューの他に、ドローン専用の地図サービスを使うことをオススメします。ドローン専用の地図サービスでは「SORAPASS」というのが最も有名です。SORAPASSでは、見つけた場所が人口密集地域なのかどうかを調べることができるので、それを目安に撮影場所に向かいましょう。

撮影を行う前にはどんな場所であっても、その場所を管理する団体や人などに連絡をとり、確認をするのが最も望ましいです。法律に違反しないよう、ドローンを使って空撮する際は細心の注意が必要です。

VRで楽しむことも

VRに対応しているTHETAなどの360度カメラで空撮を行った場合、撮影したデータをVRで閲覧することもできます。空からのダイナミックな映像をVRで体験することができるので、ひょっとしたら鳥になったような気分を味わえるかもしれません。

360度カメラで撮影したデータをVRで閲覧するにはVRヘッドセットを用意する必要があります。閲覧の方法はカメラによって異なりますが、基本的には専用のアプリを通して行います。アプリから写真や映像をVRビューの設定にして、スマートフォンなどとVRヘッドセットを接続して使用します。

気軽に没入度の高いVR映像を楽しむことができるので、空撮の後はぜひとも体験してみたいですね。

ドローンを使用する際の注意点

オススメのフォトスポットでも少し触れましたが、ドローンを飛ばすには様々な法律や規制を理解しなければいけません。国土交通省のサイトではドローンやラジコンなどの無人航空機に関する飛行ルールが明記されており、空撮を行う前には確認が必要です。

「航空:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール – 国土交通省」

飛行が禁止されている空域では絶対にドローンを飛ばしてはいけません。禁止空域には以下のものがあります。

・地表又は水面から150m以上の高さの空域

・空港周辺の空域

・人口集中地区の上空

飛行させる際のルールは以下の通りです。

・日中(日出から日没まで)に飛行させること

・目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること

・第三者又は第三者の建物、第三者の車両などの物件との間に距離(30m)を保って飛行させること

・祭礼、縁日など多数の人が集まる催し場所の上空で飛行させないこと

・爆発物など危険物を輸送しないこと

・無人航空機から物を投下しないこと

引用元「無人航空機(ドローン、ラジコン機等)の安全な飛行のためのガイドライン|国土交通省 航空局」:https://www.mlit.go.jp/common/001287979.pdf

上記のルールの他、ドローンによる空撮を行う場所に関する法律もあります。ドローンを使用する場合にはそれらの法律を遵守し、他の人に迷惑がかからないように注意してください。

終わりに

実際にドローンを使用する際には、小型無人航空機等飛行禁止法や公園などの公的な場所に適応される各地自体の条例、所有地や人の集まる場所では所有権や肖像権、道路交通法などに注意しなければいけません。楽しく撮影を行うためにも、ルールや法律はしっかりと確認した上でドローンでの空撮が可能な場所でのみ撮影を行うようにしてください。

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