冬がもっと楽しくなる!360度カメラとウィンタースポーツ
冬といえばウィンタースポーツですが、最近はスキーやスノボーを楽しんでいる映像を動画サイトやSNSにアップロードしている人も増えています。従来はスポーツの撮影といえばGoProが代表的でしたが、最近はアクセサリーや、過酷な環境にも耐えられるカメラが増えたことで、機材の選択肢も広がりを見せています。そこで今回は、ウィンタースポーツと全天球カメラの相性や注意点、カメラ選びや撮影のポイントなどについてご紹介していきます。
本記事の内容
ウィンタースポーツは全天球カメラで撮ろう
これまでもアクションカメラなどでスポーツをしている映像を撮影したりSNSにアップロードしたりということはありましたが、簡単に迫力のある映像を撮りたいなら、全天球カメラで撮影することをオススメします。ダイナミックな映像を360度余すことなく撮影することができますし、撮影後にVRなどで楽しむこともできるので、一度の撮影で何通りも楽しむことができます。
THETAなどの小型全天球カメラも着実に増えてきているので、不安定な環境でも比較的簡単に取り回すことができるのも魅力です。上手に工夫すれば、ヘルメットなどに固定することもできるので、臨場感のある映像や写真を、誰でも簡単に撮影することができます。
カメラ選びのポイント
ウィンタースポーツは通常の撮影シーンとは大きく異なるので、カメラ選びも重要です。家電量販店などで実機に触れる際も、以下の点に留意しながら選んでみてください。
高精度な手ぶれ補正機能
撮影する景色も撮影者も常に動くウィンタースポーツでは、高精度な手ぶれ補正機能が重要です。GoProが出している全天球カメラ「GoPro Fusion」などはこの点を強みとしており、アクションカメラの代表として相応しい機能を備えています。
全天球カメラは価格もピンキリですが、あまりに安価なものは画質の面でも手ぶれ補正機能の面でも中途半端になってしまいがちなので、スポーティーな用途を想定しているのであれば、ここは妥協しない方がいいかもしれません。
取り回しのしやすさ
常に身体の近くで扱うだけでなく、バランスの悪い環境で使うかもしれないことも考えると、取り回しのしやすさもカメラ選びのポイントになってきます。スポーツ撮影における取り回しのしやすさというのは、コンパクトさという要素に直結します。
身体を動かすとき、極力邪魔にならないよう、小型で軽量の全天球カメラを選ぶように心がけると、カメラ選びで失敗をしにくくなります。代表的なものでいえば、リコーが販売している「THETA」シリーズなどがあります。
THETAは日本製の全天球カメラの中では最も有名で、国内外を問わず多くのユーザーを獲得しています。実際にウィンタースポーツの撮影でTHETAを使っている人もSNSなどでは多くいるので、安心して選ぶことのできる一台です。
撮影のしやすさ
カメラ選びでは撮影のしやすさも重要です。いざというときにちゃんと撮れているのか分からなかったり操作に迷ったりするような機種だと、せっかくのシャッターチャンスも逃してしまうかもしれません。全天球カメラの多くはスマートフォンアプリをリリースしており、アプリを介してスマートフォンから撮影映像を確認したり、シャッターを押したりできる機種もあります。
カメラ本体を購入せずともアプリはダウンロードできるので、購入前にアプリの使用感を確かめてみるというのもオススメです。撮影の他に編集などもできるアプリも存在するので、しっかりと編集や加工を行いたいという人は、カメラ以外のこういった要素にも目を光らせておきましょう。
過酷な環境に耐性があるか
ウィンタースポーツの撮影に全天球カメラを使う場合、ある程度の過酷な環境に対する耐性も必要になってきます。気温が低いというだけでなく、防水などの機能も重視しましょう。雪上で転んでカメラを雪の中に落としてしまうと、防水機能のない全天球カメラは高確率で壊れてしまいます。
すぐに発見できれば間に合うかもしれませんが、雪の中に紛れてしまうなどして発見が遅れると、カメラも映像も失いかねません。後述しますが、防水機能のない全天球カメラでも防水仕様にすることができるので、そういったケアは怠らないようにしましょう。
撮影時の注意点
続いて、ウィンタースポーツを撮影する際の注意点をいくつかピックアップします。今後撮影を検討している方は、以下のチェック項目がクリアされているかを事前に確認してみてください。
・給電環境を整えておく
これはウィンタースポーツに限った話ではありませんが、全天球カメラを持ち出す際には給電環境を整えておくことを推奨します。出先で充電が切れてしまって、貴重なシーンを撮り逃したとなったら勿体無いですし、冬場はバッテリーの消耗も激しいので、尚のこと心配です。
全天球カメラの中には撮影しながら充電できるものも多く存在するので、必ずモバイルバッテリーを持っていくようにしましょう。その際にも、形や大きさを吟味して、ウェアーの中に収納しやすいものを選ぶことを心がけてください。
・カメラは防水対応にしておく
GoProなどの例外も存在しますが、基本的に全天球カメラは防水や防塵に対応していないものが多いです。そのため、ウィンタースポーツに持ち出す場合は必ず防水ハウジングケースなどを装着し、水に強くしておきましょう。
THETAやInsta360といった全天球カメラの代表機種には公式が販売している防水ハウジングケースがあるので、本体と一緒に買っておくことをオススメします。お値段は少々張りますが、その分機能は文句なしですし、一度購入すればずっと使い続けることができます。
・事前に操作方法をマスターしておく
ウィンタースポーツに合わせて全天球カメラを購入した人などは、詳しい操作方法を事前にマスターしておきましょう。全天球カメラの中には直感的に操作が行えるものも多数存在しますが、どうしても普通のカメラとは異なる部分も存在します。
ゲレンデや寒い屋外で操作方法に迷うと体力も奪われますし、バッテリーも消耗してしまいます。購入時には説明書をしっかりと読み込み、充電や動作の確認も事前に済ませておくことで、当日はスムーズに撮影へと入れるはずです。
・高い位置で撮影を行う
アクションカメラなどは身体に装備して撮影することが多いですが、前後にレンズを搭載しているタイプの全天球カメラの場合、その方法だと上手く撮影できません。
二つのレンズを最大限に活かすためには、自撮り棒などのアクセサリーを用いて、なるべく高い位置に全天球カメラを掲げるように心がけてください。そうすることで綺麗な全天球動画を、高い視点で記録することができます。そこで心配になるのは手ぶれなので、前述したようにカメラ選びの際には手ぶれ補正がしっかりとしたものを選ぶようにしましょう。
・無理な撮影に挑戦しない
無茶な撮影は行わないというのも、全天球カメラでウィンタースポーツを撮影する際に注意するべきポイントです。悪天候や雪の調子が悪いときなどはどうしても滑りにくくなりますし、そういった状況でカメラを手に持ちながら滑降するのは非常に危険です。
撮れ高よりも安全を第一にして、無理のない範囲で楽しむことができれば、記録に失敗したとしても素晴らしい思い出として残るはずです。
終わりに
今回はウィンタースポーツに特化してご紹介しましたが、防水対応のハウジングケースなどを用意すれば、ウィンタースポーツだけでなく、サーフィンや水上スキーなどの、マリンスポーツでも全天球カメラは活躍します。せっかく迫力のある映像を記録できるカメラを所有するのであれば、季節を問わず一年中使い倒したいですよね。これから全天球カメラを購入したいと考えている方や、スポーツの撮影に役立てたいと考えている方も、ご紹介したポイントを参考にしながら全天球カメラライフを満喫してみてください。
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