離島での撮影には360度カメラが便利!撮影シーンや撮影のコツを紹介
日本には石垣島や宮古島、江ノ島、淡路島などの離島や小島が多く存在します。そのどれもが美しい自然や風景を有しており、フォトジェニックなシーンも同様にたくさん存在します。そしてそんな広大な自然や感動的な撮影シーンの数々を写真に収めるのには360度カメラが向いています。この記事では代表的な離島や小島を例に挙げ、撮影シーンや360度カメラの使い方のコツなどをご紹介していきます。
石垣島
石垣島は沖縄県石垣市に属する離島で、那覇空港や羽田空港、成田空港から直行便が出ているため、比較的簡単に行くことができます。豊かな自然と美しい海に囲まれたこの島にはフォトジェニックな撮影スポットがたくさんあります。宿泊先や海辺でのんびりした時間を過ごすのもいいですが、アクティビティに参加したり写真を撮りに散策したりするのも最高に楽しめる場所です。
石垣島のフォトジェニックな撮影スポットの一つに「川平湾(かびらわん)」があります。日本百景にも選ばれるほどの絶景スポットで、美しいエメラルドグリーンの海と鮮やかな植物の緑が南国情緒を醸し出しています。
川平湾を船で遊覧したり、船底がガラス張りになっているグラスボートに乗ったりと絶景を満喫できるアクティビティも存在するのでチャレンジしてみるのもいいですね。
そばにある川平公園から川平湾を見下ろすこともできるのですが、ここで360度カメラを登場させれば圧巻の光景が撮影できるでしょう。もちろん天気に左右される部分もありますが、晴天でなくとも雲が少ないタイミングで撮影すれば綺麗に写ると思います。
青緑色に輝く海と白い砂浜、どこまでも広がるような青空を全天球カメラで全て写真に収めてみましょう。このとき自撮り棒を使えば、撮影者も含めて景色を撮影することができます。三脚を使って完全に風景だけの360度写真を撮るのもいいですね。
船などに乗る場合は必ず防水ケースを装着するようにしましょう。日本国内で多く利用されている360度カメラに「THETA」がありますが、本体自体には防水性能が備わっていないため、専用の水中ハウジングケースが別途販売されています。
THETAの場合、水中ハウジングケースを使用すれば水深30メートルまでの撮影が可能になるので、多少水に濡れるくらいでは何も問題はありません。ケースを装着した状態でも自撮り棒や三脚を使用することもできるので、様々な撮影シーンに対応できます。
宮古島
宮古島は沖縄県に属する離島で、ビーチリゾートやサンゴ礁で有名です。新婚旅行で行くという人も多く、リゾート感の強い風景や海は撮影するにうってつけです。大自然に恵まれながらもリゾートホテルやおしゃれなカフェも多く存在するので、撮影スポットに困らずに楽しめる離島であること間違いなしです。
アクセスとしては那覇空港や羽田空港から直行便が出ています。那覇空港からは頻繁に飛行機が飛んでいるので、沖縄本島の観光と合わせて楽しんでもいいでしょう。
宮古島で撮影を行うなら、東洋一の美しいビーチと評される「与那覇前浜(よなはまえはま)」がオススメです。白く輝く砂浜が特徴的で、透き通るほどに綺麗な海が眼前に広がります。昼間は白と青のコントラストが美しく、夕方になると夕日が彩るグラデーションが見物です。ゆったりと流れる時間に癒されながら、その空間をまるごと360度カメラで切り取ってみてください。
ふらっと海に出かけるようなことがあっても、360度カメラは荷物になりません。首からかけられるようなストラップも販売されているので、さっと持って行けてすぐに撮影が行えます。
与那覇前浜は夜景もとても見応えがあるのですが、THETAであれば夜景も綺麗に撮ることができます。THETAは明暗差をしっかりカバーできるので、人物を入れ込んだ夜景でもしっかりと撮影することができます。三脚を使うとより綺麗に撮れるので、コンパクトなタイプのものでもいいので一つ用意しておくと便利です。
オススメは日本最大級のサンゴ礁で有名な八重干瀬(やびじ)です。八重干瀬にはツアー会社を経由して行く必要がありますが、宮古島からはおよそ1時間で行くことができます。シュノーケリングやダイビングを楽しむことも可能です。船から見下ろした海の景色を360度カメラで収めるのもいいですが、海中に潜りながらの撮影もオススメです。
幾重にもなる鮮やかなサンゴ礁とエメラルドグリーンの海を、海の中から撮影すれば圧巻です。魚の群れやウミガメなど、海の生き物にもたくさん出会えるのですが、360度カメラであればどこを撮影しようかと迷う必要がありません。生き物が目に入った瞬間にシャッターを押せば、空間全ての記録が完了します。後から編集で気に入った部分だけを普通の写真のようにすることもできるので、まずはどんどん撮影するところから始めましょう。
江ノ島
江ノ島は神奈川県にある小島です。東京都内から約1時間で海をたっぷり満喫できるという便利な場所でありながら、観光名所として多くの撮影スポットを有しているので、手軽に観光と撮影を楽しみたいという方にはオススメです。電車で行く場合には、江ノ島電鉄、通称江ノ電の「江ノ島駅」、あるいは小田急電鉄の「片瀬江ノ島駅」で下車しましょう。
特に江ノ電は古めかしい駅舎や車両が特徴的で、旅の気分を盛り上げてくれるアクセントになります。片瀬江ノ島駅の方が江ノ島に続く弁天橋に近いですが、あえて江ノ電に乗って鎌倉や藤沢のレトロな風景を楽しむのもいいですね。途中下車して古き良き町並みを360度カメラで撮影するのもオススメです。
江ノ島の出入り口である「弁天橋」は江ノ島に行く際の最初の撮影スポットといえます。夏の晴れの日には橋の上から水色の富士山が望め、早朝から日暮れまで表情を変える海と空の色合いがとても美しいです。富士山と反対側の海上には多くのヨットが浮かんでおり、どちらも捨てがたい絶景です。しかし360度カメラであればその全てが一枚の写真に収められるので、一度に撮影を終わらせることができます。夕暮れ時の撮影は時間との勝負なので、全方位を一度に撮影できる360度カメラは確実に役立ちます。
新江ノ島水族館の裏にある「片瀬海岸西浜」も美しい撮影スポットです。富士山をバックに海の様子を撮影すると、なかなか見応えのある写真が撮れます。天候や時間帯がベストであれば、ウユニ塩湖のような光景を見ることができるかもしれません。
江ノ島展望灯台も360度カメラには絶好の撮影スポットです。展望台からは富士山や伊豆半島、横浜ランドマークタワーなどが一望でき、高い場所での撮影を得意とする360度カメラであればこれらを全て写真に収めることができます。
360度カメラは写真を撮るのにあれもこれもと動き回る必要がないので、老若男女誰もが簡単に利用することができます。撮影したデータはSNSに投稿したり、VRで閲覧したり多くの人と簡単に共有することが可能です。
終わりに
360度カメラは様々なシーンで活躍する便利なアイテムです。通常のカメラとは違った魅力がたくさんあるので、普段から写真を撮る人も、反対に普段は全く写真を撮らないという人にもぜひ一度手に取って欲しい一品です。今回は自然の多い離島や小島をメインに撮影シーンなどをご紹介しましたが、他にも360度カメラの様々な使い道を当サイトではご紹介しています。更に興味や理解を深めたいという方は、そちらも参考にしてみてください。
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