360度カメラを自分仕様に作りこむ?!パートナープログラムRICOH THETA Developers

筆者:遠藤 美華

360度カメラTHETAの開発・販売を手がける株式会社リコーは、ユーザーがプラグインやアプリケーションを開発できる環境を提供しています。2019年8月9日には、世界中のTHETAユーザーが開発して応募してきたプラグインコンテストの入賞者を発表しました。

この記事では、THETAの新しい価値をさらに拡げていくために提供されている開発環境についての概要を伝えます。

ユーザーと一緒に360度画像の価値を拡げるRICOH THETA

360度カメラTHETAは(株)リコーが開発し、2013年から販売が開始されました。映像やカメラにそれほど詳しくないような一般的な消費者にも、簡単な操作で360度画像・動画が撮影できるカメラとして国内はもとより海外でも評判になっています。

360度の画像を生成する複雑な過程を、手のひらに収まるスリムなボディの中で、一瞬でやってのけるのがRICOH THETAシリーズです。

(株)リコーでは、360度カメラのもたらす新しい価値を世界に拡げていく一端を担うために、THETAのカメラ本体(ハードウェア)だけではなく開発環境も提供してきました。

リコーTHETAの公式サイトでは、開発環境について以下のように触れています。

スマートフォンをはじめとするデジタルデバイス、PC、Mac、シングルボードコンピュータなどからリモートコントロールできるように、RICOH THETA全機種においてAPI/SDKを公開してきました。

さらにRICOH THETA Vからはユーザーのより多様なニーズを満たすため、カメラ本体OSをAndroid™ベースに変更し本体の機能開発を可能としています。

出典:RICOH THETA Developers

RICOHがユーザーに提供する開発プログラムについて

ここからは(株)リコーが360度カメラTHETAのユーザーに開発環境を提供しているパートナープログラムについて伝えます。

プラグインパートナープログラム(対象:THETA V,THETA Z1)

プラグインとは、カメラ本体の機能を統括して操作できるシステムです。THETA本体にインストールして撮影前に本体で操作しておけば、思い描く通りに360度を撮影できます。セルフタイマーのプラグインがその一例です。

プラグインプログラムの開発に期待できるのは、ネットワークシステムやサーバーに左右されない環境を有効にすることです。

本体に欲しい機能が搭載できれば、それまで思い通りの撮影を実現するために準備しておかなければならなかった大きな装置も不要になります。

カメラメーカーには期待できないような専門分野の撮影も、それぞれの専門的な現場で(株)リコーの提供する開発環境を利用すれば実現できることもでてくるかもしれません。

開発したプラグインは、RICOH THETA PLUG-IN STOREで公開でき、開発者は多くのTHETAユーザーとプラグインを広く共有できます。

アプリケーションパートナープログラム(対象:全機種)

アプリケーションは、主にカメラ本体をリモート活用するときに使うシステムです。いわゆるスマートフォンのアプリケーションや、リコーが提供するPC基本アプリと同様にデバイスごとに開発されています。

アプリケーションプログラムに期待できることは、THETA本体から距離をとって撮影者が離れたところからの操作で、実現できる画像・動画の撮影が可能になることです。

また、デバイスごとに撮影後の編集を自動で処理できるのにも期待できます。複数のカメラの撮影も可能にしたのがアプリケーションです。

RICOH THETAパートナープログラムに登録してTHETAを作ろう!

プラグイン、アプリケーションともに、リコーの提供するプログラムを使って開発を行うには、パートナープログラムに登録する必要があります。

2019年8月には、プラグイン開発プログラムで募集していたプラグインコンテスト「RICOH THETA Dream and Build Contest」の入賞作品が発表になっています。

【関連記事】

360度カメラTHETAのプラグイン開発コンテスト入賞作品紹介!

なお、2019年8月17日現在、(株)リコーのRICOH THETA DEVELOPERSは、ベータ試験公開中であることから、(株)リコーに対する商品、技術に関する質問は受け付けていません。

出典:
https://api.ricoh/products/theta-plugin/
https://developers.theta360.com/ja/top.html

最後に

ビジネスにおいて、VR(バーチャルリアリティー)の活用に注目が集まる昨今、自ら撮影できる360度画像や動画はますます需要の高まることが想定されます。

実現したい思い通りの360度画像・動画を撮影するプログラムの開発に携わり、次代のテクノロジーを大きく進化させてみませんか?

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