ファン待望!GoPro Fusionの後継機が今秋登場か
Photo Rumorsがリークした情報によると今秋GoProは、GoPro HERO8とFusionの後継機を発表するようです。本格的なリリースに期待しながらも、これまでのシリーズとの違い、進化の様子などを考察、予想していきたいと思います。発売が待ち遠しいファンも、これまでGoProシリーズにあまり興味のなかったという初心者の方も、是非参考にしてみてください。
GoPro「Hero 8」秋に発売か
冒頭でもご紹介した通り、Photo Rumorsがリークした情報によると、GoPro HERO8とFusionの後継機が出るそうなのですが、なんと「Hero 8」に関しては今秋にも発売するという噂が立っています。
早ければ9月にも発表されるとのことなので、この記事の編集が終わってアップロードされる頃には、既に販売が開始されている可能性もあるかもしれませんね。リークされたのは後継機の外観の様子で、他にも関連する新しいアクセサリーや機能面についても一部報道されています。
機能面では4K/120fps、フルHD/480fpsに対応し、目に見えて性能が上がっていることがお分りいただけます。小型のカメラでここまでの性能を実現できるようになったという事実は、本当に驚きの一言です。
今回はアクセサリーにも注目が集まっています。リークした情報が本当であれば、HERO8には外付けマイクやLEDライトなどの装着可能アクセサリーが用意されています。中でも注目なのは、追加の液晶画面です。
マイクやストロボはカメラのアクセサリーとして聞いたことがありますが、外付けで追加の液晶を販売するというのは、正直聞いたことがありません。小型アクションカメラのGoProだからこそといったところでしょうか。HERO7ではセルフィーがしにくいという声もあり、その部分で不評だったので、この追加液晶はその声に応える製品なのかもしれません。
全ての人がそのことに不満を感じているとは限りませんし、本体を大型化するか選択する権利を顧客に委ねたところも好印象です。セルフィーを行わない人や、追加の影響の必要性がないという人は、これまで通り利用するというのもアリですね。
アクセサリーが増えると気になるのは外観です。あれこれ追加して装備することで機能は向上するかもしれませんが、どうしても見た目が不恰好になります。また、出っ張りや接続部分も増えるので強度の面でも不安が生まれます。しかしそこはGoPro、この部分もしっかりとケアしています。
HERO8用のハウジングケースは追加アクセサリーも全て装着可能な仕様となっています。どれだけアクセサリーを追加しても、丸ごと包めるハウジングケースがあるならば、全体的なフォルムは一定に保たれますし、耐衝撃の面でも安心ですね。
リークされた情報と事実にどれくらいの乖離があるかは分かりませんが、何にしても発売が待ち遠しいですね。
GoPro Fusionの後継機は総務省に登録済み
HERO8と共にリークされたGoPro Fusionの後継機、通称「GoPro Max」に関しては、既にFCCと日本の総務省に登録が行われているという話が出ています。それ以上の詳細はまだ謎に包まれていますが、これが本当だとすれば、日本で販売されるのもそんなに遠い話ではないでしょう。
GoPro Fusionの最大の特徴は360度画像と映像の撮影が行える点ですが、今回機能やフォルムにどのような変化が生まれているのかはまだまだ分かりません。
Fusionではスムーズで継ぎ目のないステッチングを実現するために2枚のSDカードが必要でした。また、編集作業をスマートフォン上で行えるという点もかなり特徴的でしたが、ここが更にテコ入れされると嬉しいというのが個人的な意見です。
2枚のSDカードをどう思うか
仕方ない部分もあるとは思うのですが、やはりSDカードを2枚用意するというのは手間ですし、紛失のリスクも上がります。可能であれば記憶媒体は一枚にするか、リコーTHETAのように本体容量に依存するなどした方が人気が出るかもしれません。
SDカードは何でもいいというわけではありませんし、カメラの性能を引き出すのに理想的なクラスというのがある程度決まっています。当然安いSDカードを使えばカメラの性能も制限されますし、ストレスに感じるシーンも出てくるかもしれません。
一方、クラスの高いSDカードを購入する場合、ネックとなるのは値段です。車のタイヤなどもそうですが、安い製品は何処かでコストカットが行われていますし、高い製品は保証なども安心できます。
つまり安いには安い理由、高いには高い理由が存在するのですが、高いSDカードを2枚も用意するとなれば、それだけでもそれなりのコストになります。
出先でデータを整理できない場合、緊急用に予備の記憶媒体も必要になりますが、そのときも2枚用意する必要があるので、合計4枚のSDカードを準備しなければいけません。こうなると結構な値段になりますし、4枚を管理するのもストレスフルです。
ここをどこまで気にするかはあくまで個人の価値観によるところなので難しいですが、可能であれば改善して欲しいところです。とは言え、Fusion自体の性能は本当に素晴らしいものでした。ジンバルを用いているかのような手ぶれ補正は、まさにアクションカメラの代表だからこそ実現できたものだと思いますし、シームレスなステッチングは本当に見事です。
アクションカメラとしてFusionを使いたい方や、VRコンテンツを扱うクリエイターからしたら、理想的なスペックと言えるのではないでしょうか。HERO8も楽しみですが、一360度カメラファンとしては、いろいろ言ってもやはりFusionや、後継機のMaxに期待してしまいます。
激化するカメラ市場
GoProは日本のテレビ番組や個人の配信者が使っている様子も度々目にしますが、今回HERO8とMaxが登場することで、更にそのシェアを高めていくかもしれません。
小型でありながら美麗な動画、写真の撮影を実現し、優れた手ぶれ補正機能も備えている。そしてVR体験にも対応しており、防塵、防水という盤石のスペック。正直そんな夢のようなカメラは、テレビ局や配信者でなくとも魅力に感じるのではないでしょうか。
一方で、日本のカメラ市場も必ずこれに対抗する商品を打ち出してくるでしょう。アクションカメラという土俵でなくとも、360度カメラであったり一眼レフであったりという姿で、GoProを意識した製品が打ち出されてくると思います。
日本人は世界的に見てもカメラ好きな人種で知られていますから、海外の企業も無反応ではないはずです。
360度カメラで見ると、日本はリコーのTHETAが有名です。世界初の360度カメラとしてその名を轟かせており、2019年にも新商品の「THETA Z1」が登場したばかりです。そんな勢いのあるリコーが、今度はアクションカメラや、高画質小型カメラにも殴り込んでくるかもしれません。
日本人としてはどうしても日本の企業を応援したくなるのが正直なところですが、そういうことを抜きにしてもカメラ業界が活気付くのは本当に嬉しいことです。
今回ご紹介したHERO8やMax、そして「THETA Z1」のようにまだまだ多くの高性能カメラが今年も登場しそうですが、今後どのような進化を遂げるのか、最早想像もつきません。切磋琢磨しながら素晴らしい商品を日々打ち出す企業に、今後も注目していきましょう。
終わりに
日本の360度カメラというと、やはりリコーのTHETAが真っ先に思い浮かんでしまうのですが、海外の360度カメラの違いや優れている点などを改めて考えてみると中々面白いですね。同時に、GoProというとどうしてもアクションカメラのイメージが根強いのですが、アクションカメラだからこそ実現できる性能、気付ける着眼点というのもあるでしょう。360度カメラの購入を検討している方やカメラファンは、両者の違いにも注目しながら考えてみるのもいいと思います
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