自分色の360度カメラに。2019年、注目のTHETAプラグイン

筆者:阿久津 碧

THETAには様々なプラグインが存在しますが、2019年5月にはまた新たなプラグインがリリースされました。いずれも「THETA V」と「THETA Z1」に対応したプラグインですが、その概要はどのようなものになっているのでしょうか。これまでにリリースされているプラグインもおさらいしながら、順番に見ていきましょう。

THETAにはプラグインをインストールできる

冒頭でも簡単にご紹介しましたが、リコーのTHETAには様々なプラグインをインストールすることができます。カメラの撮影方法に関するものや編集に関わるものなど、プラグインの種類も無数に存在します。

インストール方法は公式サイトでも丁寧に紹介されており、付属のケーブルとインターネット環境、それにTHETA本体さえ用意すれば、誰でも簡単にオリジナルのTHETAを作り上げられます。

セルフタイマーやライブストリーミングに関連するものであれば純正のプラグインもあるので、是非ストアを覗いてみてください。

プラグインでさらに便利に、使いやすく。自分だけのTHETAに進化させよう! | RICOH THETA

純正プラグイン以外にも、パートナープログラムに参加しているエンジニアが開発しているプラグインも存在します。写真や動画を撮影するだけでなく、プラグインの開発にも興味があるという方は、パートナーシップへの参加を検討してみてもいいかもしれませんね。

VR HMDで直接画像を見られるプラグインなどが登場

THETAに対応しているプラグインは日々開発が行われ、定期的にリリースされています。直近では2019年の5月22日に追加されたプラグインがあります。

VR Media Connection

「VR Media Connection」は、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)とTHETAをワイヤレスで接続して、本体に保存されているデータを360度画像として楽しむことのできるプラグインです。

HMDでなくとも、DLNAの「Media Player」機能が内蔵されているデバイスであれば、ワイヤレスで見ることが可能となっています。

動作を保証するものではないとしていますが、以下の機器で動作検証済みとなっています。メジャーなものであれば対応していますが、自分のHMDが対応しているのか、事前に確認しておきましょう。

・ Oculus Go

・ Oculus Quest

・ PlayStation 4 Pro + PSVR

・ EPSON MOVERIO BT-300 (“TV Suite for MOVERIO(無償版)”使用)

・ Lenovo Mirage Solo (“SKYBOX VR Video Player”使用)

・ VLC media player (Windows 版 / Mac 版)

インストール画面はコチラとなります。

Single Lens Shooting

その名の通り、シングルレンズ(片方のレンズ)で撮影することのできるプラグインです。THETAは前後にある2枚の広角レンズでそれぞれ撮影を行い、完成した別々の写真を繋ぎ合わせて(ステッチング)360度の写真を作っています。

一枚のレンズのみで写真を撮ると、魚眼レンズで撮影したような仕上がりの写真となります。アスペクト比は4:3、1:1の2種類から選択できるのも特徴です。

プラグインストアから抜粋した焦点距離は次のようになっています。

・4:3(対角85度) 35㎜フィルム用レンズ換算の焦点距離は23.6mm相当

・1:1(対角180度) 35㎜フィルム用レンズ換算の焦点距離は10.8㎜相当

360度じゃない写真や動画を撮影できないというのはTHETAや360度カメラの弱点でしたが、このプラグインがあればその問題を解決することができますね。

これまでは360度カメラと普通のカメラ(デジタル一眼レフやコンパクトデジタルカメラ)の2つを持ち運ばなければいけなかったところを、THETA一台で済ませられるようになりました。

インストール画面はコチラとなります。プラグインの起動はスマートフォン用の基本アプリから行うことになるので、事前にインストールしておくとスムーズです。

File Cloud Upload V2 (クラウドアップロードV2)

こちらは無線LANアクセスポイントに接続して、本体内のデータをGoogleドライブにアップロードすることのできるプラグインです。THETAをクライアントモードで利用し、Google Accountを事前に取得する必要はありますが、それさえ済ませれば出先でのデータ保存が非常にスムーズに行えます。

インストール画面はコチラとなります。

いずれのプラグインも魅力的ですが、対応端末は中級機の「THETA V」とハイエンドモデルの「THETA Z1」のみとなっています。これからTHETAを購入しようと考えている方は、将来的なプラグインのインストールも加味して、このどちらかの機種を買うのがオススメです。

これまでに登場しているプラグイン

THETAのプラグインストアでは、前述したもの以外にも多くのプラグインが公開されています。他社製品と購入を迷っている場合は、性能比較だけでなくこの部分にも着目してみると面白いかもしれませんね。

Wireless Live Streaming (無線ライブストリーミング)

無線LANアクセスポイントからYouTube経由で360度映像をライブ配信するプラグインです。動画撮影を頻繁に行う方や配信などの用途でTHETAを利用する方には必須となるプラグインですね。

インストール画面はコチラとなります。

Self-timer Locked(セルフタイマー固定)

写真や動画をセルフタイマーモードで撮影することのできるプラグインです。水中ハウジングケースを装着したままでも利用が可能となっています。360度カメラで記念撮影やセルフィーを行う際「セルフタイマーがあれば便利なのに」と思うシーンは結構ありますから、入れておいて損はないプラグインです。

インストール画面はコチラとなります。

Time Shift Shooting

フロントレンズとリアレンズで、時差を付けて撮影できるプラグインです。撮影が行われていない方のレンズに立つことで、撮影者が写真に写り込むのを回避できます。これまでであれば、セルフタイマーを設定して撮影者が隠れたり、撮影後に編集して消したりするというのが一般的でしたが、その手間がなくなります。

撮影者の姿を現場から消すだけでなく、シャッターの時間差を利用した面白い写真の撮影などにも使えそうな気がしますね。あえてフロントシャッターとリアシャッターが切り替わるタイミングでカメラ本体を動かしたり、両方のレンズに自分が映り込んだり、アイディア次第でオシャレな写真が生まれそうです。

インストール画面はコチラとなります。

Automatic Face Blur BETA (自動顔ぼかし β版)

THETAで撮影した静止画に写っている人の顔を認識して、自動で顔をぼかしてくれるプラグインです。ぼかした前後の写真をそれぞれ保存してくれます。「綺麗な写真が撮れたからSNSにシェアしたいけれど、不特定多数の人の肖像権を侵害してしまっている」という場合に、編集の手間を大幅にカットしてくれます。

インストール画面はコチラとなります。

パートナーシップに参加しているエンジニアが公開しているプラグインでも、タイムラプスに関連するものやセルフタイマーに関連するものなど、興味深いものがいくつもあります。自分の必要としているプラグインに出会うことができるかもしれないので、是非見てみてください。

終わりに

世の中にはたくさんの360度カメラが存在しますが、その中でもプラグインが存在し、オーダーメイドの360度カメラを作り上げることのできるモデルというのは限られているのではないでしょうか。THETAは日本の企業が手がけている360度カメラでプラグインにも対応している優秀なアイテムです。操作やインストールの手順も丁寧で非常に分かりやすくなっています。周りとは一味違う360度カメラを持ちたいという方には、プラグインを利用できるTHETAがオススメです。

Like@Wrap
Follow@Wrap

スポンサーリンク