【THETAの360度動画】好きなアングルで切り取る方法を丁寧に紹介
おもしろい写真や動画が撮れる360度カメラ。なかでも人気なのがRICOH THETAです。「初心者でも使いやすい」と評判なカメラで、コスパの高い「THETA SC」やフラッグシップモデル「THETA Z1」など製品ラインナップも豊富です。
そこで今回は、そんなTHETAで撮った動画を好きなアングルで切り取る方法をご紹介します。
本記事の内容
パソコンの動画編集ソフトは難易度が高い!
これまで360度カメラで撮った動画の編集は、パソコンでおこなうのが主流でした。「Adobe Premiere Pro」や「Power Director」などのような動画編集ソフトでおこないます。有料・無料、それぞれいろいろな種類のソフトが出回っています。「動画編集ソフト」で検索をすれば、簡単に見つかると思います。
スマホアプリで編集するよりも、当然PCソフトのほうがより高度な編集ができます。編集メニューも豊富で、動画の切り出し・画質調整・テロップの挿入なども自由自在です。ただ、パソコンでの動画編集はハードルが高いのも事実。
ソフト自体が大変重いので、高スペックパソコンじゃないとスムーズな作業は難しいかもしれません。本格的にやろうと思えば、有料ソフトを使った方がいいのですが、そうなると費用もかかってきます。なので、パソコンでの動画編集は人を選ぶのです。
360度動画を好きなアングルで編集。必要なのはTHETAとスマホだけ。
さて「パソコンでの編集は難しそう」「パソコン持ってないから駄目だ」という方もあきらめないでください。あるアプリを使えば、スマホでも360度動画の編集ができます。しかも、好きなアングルに切り出すことも可能です。
あるアプリとは、「かんたん360 for RICOH THETA」というアプリです。
2019年9月にリリースされたRICOH THETA専用のアプリになります。Android版はまだ提供されておらず、iOSのみとなります。「iPhoneユーザーでTHETAユーザー」という方が利用可能です。もちろんダウンロードは無料です。
「かんたん360 for RICOH THETA」の動画編集メニュー
「かんたん360 for RICOH THETA」に用意されている動画編集メニューは大きく4つ。
VR表示切替 :通常・VR一眼・VR2眼からいずれかを選択
レコメモ機能 :再生した360度動画を画面キャプチャーする機能
ワイプ機能 :ワイプ表示を入れることができる機能
トリミング機能 :動画の尺(長さ)を変更できる機能
360度動画を編集する方法、1から説明します
「かんたん360 for RICOH THETA」の概要や基本的な使い方などは、以下の記事で紹介しています。こちらも併せてチェックしていただくといいと思います。
この記事では動画編集にフォーカスを当てていきます。
THETAユーザー必見!360度動画の切り出しが簡単にできるiPhoneアプリ「かんたん360 for RICOH THETA」を紹介
動画編集の手順は以下の通りです。
【手順】
① アプリをダウンロード&起動する
② THETAと接続する
③ アプリ内で動画をダウンロード(もしくは動画を撮影する)
④ 360度動画を編集・加工する
⑤ 保存・SNS投稿する
アプリダウンロード、起動、THETA接続方法
アプリは以下URLからダウンロードしてください。
ダウンロード先:https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%8B%E3%82%93%E3%81%9F%E3%82%93360-for-ricoh-theta/id1475245789
ダウンロードができたらアプリを起動してみましょう。そうすると利用規約、チュートリアル、ユーザー情報入力などが求められます。画面の案内に沿って進めていけば問題ないかと思います。初期設定が終ったら、案内に沿ってTHETAを接続してみてください。
以下、記事でも詳しく紹介していますので、細かな説明は割愛します。
THETAユーザー必見!360度動画の切り出しが簡単にできるiPhoneアプリ「かんたん360 for RICOH THETA」を紹介
アプリ内で動画をダウンロードする(もしくは動画を撮影する)
RICOH THETAの公式アプリ(基本アプリとTHETA+)を使っている方も多いと思います。そこからでもTHETAで撮った写真や動画をダウンロードできるのですが、「かんたん360 for RICOH THETA」で編集をおこなう場合には、「かんたん360」アプリ内で動画をダウンロードする必要があるので注意してください(THETAの基本アプリでダウンロードした動画を「かんたん360」に移行できない)。
なので、まずは編集したい動画をダウンロードしましょう。もしくはアプリ内で動画を新たに撮影します。ちなみに、かんたん360内での動画撮影は最大5分までとなっています。
④ 360度動画を編集・加工しよう
さて、メインイベントです。動画が用意できたら、実際に編集作業をおこなっていましょう。とはいっても操作は、とても簡単ですので安心してください。
編集画面でのメニューはこんな感じです。
VR表示切替ボタンを押すと、「通常」「VR一眼」「VR二眼」の選択肢が表示されます。VR表示にするとスマホの動きと画面の動きが連動します。VRゴーグルなどを使って動画を見る場合にはこちらにしてみましょう。
レコメモ機能(動画キャプチャー機能)を押すと、画面中央下部に録画ボタンが表示されます。これを押すと画面キャプチャーがスタートし、もう一度押すと録画終了となります。動画を再生しながら、見たいアングルに調整(スワイプ)すれば、動画を好きなアングルに編集することができます。
ワイプ表示は「四角ワイプ」「丸ワイプ」「2画面分割」の3種類が用意されています。タップすればワイプの形を切り替えることができます。ワイプ位置は長押しで移動させることができます。ワイプ内をスワイプすることでアングルの変更も可能です。
左から4番目の動画のトリミングは、動画の長さを編集する時に使います。使い方はiPhoneで撮ったトリミングの方法とほぼ一緒です。動画の開始位置と終了位置を変更することで、動画の尺を調整します。
一番右のボタンは動画の保存とシェアするボタンです。保存する場合には右側の「・・・」を押して「ビデオを保存」を選びます。そうするとカメラロール内に編集後動画が保存されます。
まとめ
THETAで撮影した360度動画の編集方法をご紹介しました。「かんたん360 for RICOH THETA」を使えば、動画の切り取りやワイプ編集が簡単にできてしまいます。ぜひご自身でも試してみてください!
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