【最新 THETA+の使い方】360度カメラTHETA専用の編集アプリ「THETA+」はこんなに変わった!

筆者:小林 悠樹

THETAの公式アプリには「基本アプリ」と「THETA+」の2つあります。THETA+は360度動画・写真の編集をおこなえるアプリで、THETAユーザーであれば1度は使ったことがあるのでないでしょうか。
そんなTHETA+が2019年10月に大幅リニューアルされました。

新たにワイプ編集やビデオクロップ編集など機能が備わったほか、インスタグラム(Instagram)との連動もよくなり、さらに使いやすくなりました。そこで今回はTHETA+アップデートによる主な改善点をわかりやすくご紹介したいと思います。

今回のTHETA+アップデートで変わった点

今回のTHETA+のアップデートで大きく変わった主な点は以下の通り。

【主な変更点】
・UIリニューアル
・ワイプ編集機能
・ビデオクロップ機能
・ソーシャル機能
・その他

アプリデザインや編集機能など、全体的に使いやすくなった印象です。
アプリのアップデートはiPhoneであれば「App store」、Androidであれば「Google play」でおこなえます。THETA+がまだアップデートされていなければ、そちらで更新をしてください。アップデート後にTHETA+を開くと、以下のようにチュートリアル(+HINT)も表示されます。


それでは一つひとつ変更点を見ていきたいと思います。

UIリニューアル

まずすぐに気づくのがアプリのデザイン変更です。これまでは白がベースでしたが、黒と紫を基調としたデザインに変わりました。リニューアル後のデザインからは高級感を感じられます。
また「SOCIAL」「ALL」「EDITED」の3つのタブが新たに実装されています。


SOCIAL:インスタグラム(Instagram)のハッシュタグ「#THETA360」の写真一覧
ALL:THETAで撮影した写真・動画の一覧
EDITED:編集中のコンテンツ一覧

「ALL」のタグでは動画と写真を分けて見られるようになりました。これはとても便利。たとえばインスタグラムでは360度動画に対応していないので、投稿は主に写真がメインになることが多いと思います。そんな時はリストを写真だけに絞れるので、好みの写真を探しやすくなります。

また、「EDITED」のタブでは、編集中の保存ができるようになりました。編集画面左下のボタンを押して、「一時保存」を選択すれば「EDITED」タブに途中の状態で保存されます。

「EDITED」に保存中のコンテンツには鉛筆マークが出ているので、再開もしやすい工夫がされています。

ワイプ編集機能

続いての変更点は、ワイプ編集機能が備わった点です。メイン画面にワイプ(サブ画面)を挿入できるようになりました。ワイプの形・位置・大きさも自由に変更することができます。ワイプの形は以下の4種類です。

【ワイプの種類】
・スクエア(正方形)
・3:2(長方形)
・オーバル(楕円)
・ラウンド(円)


ワイプのサイズは左上の白いマークをドラッグすることで大きくしたり、縮めたりできます。位置の変更は長押ししてドラッグです。

ジェットコースターに乗ってメイン画面に正面、ワイプに自分の表情を映せば、バラエティ番組のような動画ができあがります。そのほかにも下の画像のように、メイン画面はリトルプラネットにして、ワイプで見たい部分を表示させるのもおすすめ。実際にワイプ機能を使ってみると、いろいろなことができておもしろいですよ。

ビデオクロップ機能

ビデオクロップ機能とは、スマートフォン上で見ている映像をそのまま記録できる機能です。スクリーンショットの動画版と考えてもらうとわかりやすいかと思います。再生ボタンを押して、ピンチイン・ピンチアウト・スワイプしながら、見せたい部分だけを動画にすることができます。
ちなみに、ビデオクロップ機能で保存すると、360度動画ではなく通常の2Dの動画として保存されます。

右下の再生マークのボタンをクリックするとビデオクロップ機能に切り替わります。

ソーシャル機能

前述した3つのタブのひとつ「SOCIAL」では、インスタグラムのハッシュタグ#THETA360がついた投稿を見ることができます。わざわざインスタグラムアプリを開かなくても、THETA+内でTHETAユーザーの作品を閲覧できます。

ほかのユーザーが撮ったいろいろな写真を一目に見ることができ、うまい人の撮影テクニックを参考にすることもできますよ。

【番外編】THETA+の歴史をざっくり振り返ろう

最後に、番外編としてTHETA+のこれまでの歩みを簡単にご紹介しておきます。

【主な出来事】
2015年09月 画像を編集できる専用アプリ「THETA+」リリース
2015年12月 動画を編集できる専用アプリ「THETA+ Video for iPhone」リリース
2016年07月 動画を編集できる専用アプリ「THETA+ Video for Android」リリース
2018年05月 THETA+ Videoの動画編集機能をTHETA+に統合
2019年10月 編集用アプリ「THETA+」大型アップデート ←今ここ

最初にTHETA+がリリースされたときには、実は静止画の編集しかできませんでした。それが2015~2016年に動画編集アプリ「THETA+ Video」が登場し、2018年に「THETA+」に統合されました。見ていただいてわかる通りTHETA+の歴史はまだまだ浅く、今後もさらなる改善をしてくれるはず。

個人的な要望としてはパソコン用のTHETAアプリとスマホアプリを連動してもらえるといいなと期待しています。360度コンテンツの管理・編集はスマホでおこなうのが主流ですが、データをクラウドに移すとなるとパソコンでも写真・動画が扱えるようなると便利だなと感じます。なので、パソコンアプリのアップデートもぜひお願いしたいですね。

まとめ

2019年10月におこなわれたTHETA+のアップデートの内容をご紹介してきました。デザイン面、機能面共に大幅なアップデートと言え、使い勝手がとてもよくなったと感じます。みなさんもぜひTHETAで撮った動画や写真を新しくなったTHETA+で編集してみてください。

また、新しいTHETA+の使い方については以下の記事でも紹介されています。

水中360°動画をもっと楽しむ編集術 Vol.3 新しくなった「THETA+」アプリで動画編集

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