【安い・激安・コスパ最強の360度カメラ】1万円台で楽しめるおすすめ全天球カメラ 7選

筆者:小林 悠樹

360度写真や360度動画は、Facebookやインスタグラムなど、SNS上で目にする機会が増えてきました。個性的な写真が撮れることで知られる360度カメラですが、「さぞいい値段がするのでは?」と敬遠している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、低価格帯の360度カメラをご紹介したいと思います。リーズナブルなものでは3000円台から楽しめる商品もあります。360度カメラが気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

安さ・価格重視!1万円台で買える360度カメラ 7選

さっそく低価格ラインの360度カメラをご紹介していきたいと思います。これから7つのカメラを紹介しますが、それらは大きく以下の2つのタイプに分類できることを確認しておきましょう。

・スマホカメラ拡張型
・カメラ独立型

「スマホカメラ拡張型」とは、スマホと一緒に使うタイプのカメラです。逆に言えばスマホがなければ撮影ができず、スマホのレンズを通して360度写真を撮ります。一方、カメラ独立型とは360度カメラ単体で撮影できるタイプ。スマホとはアプリを経由して連携し、各種設定や撮影した写真・動画の確認などをおこなうことができます。

その違いを踏まえて、それぞれの機種を確認していきましょう。

PanoClip 360°(1万円未満)|iPhoneユーザー向け


引用:Amazonより

PanoClipは現状、もっとも安価に360度カメラの世界観を楽しめるアイテム。iPhone専用のカメラで、使い方はスマホに直に差し込んで使用します。前後2枚のレンズがついており、それぞれで撮った画像を自動でつなぎ合わせて1枚の360度写真にしてくれます。動画撮影はできませんが、1枚の360度写真内で視点を変えて動画にすることができます。

PanoClipの特徴として、電源を必要としないのもポイントです。充電不要なので、「使いたい時にバッテリー切れ…」ということもありません。iPhoneに装着するだけで撮影できるので、使い方も簡単です。

対応機種:iPhone 7/8、iPhone 7/8 Plus、iPhone X
市場価格:3000円前後
動画撮影:不可
参考URL:https://jp.panoclip.com/

Fusion Lens(1万円未満)|iPhoneユーザー向け


引用:Amazonより

Fusion LensもさきほどのPanoClip同様、iPhoneに直接装着するタイプの360度カメラ。電源不要で、iPhone上部に取り付けるだけで使用できます。

PanoClipよりも価格は上がりますが、そのぶん専用アプリの機能が大変充実しています。たとえば、写真は「360度モード」「パノラマビューモード」「タイニープラネットモード」の3つのビューから選ぶことができます。SNSへのシェアが簡単な点も含めれば、一般的な360度カメラのアプリとそん色ありません。

対応機種:iPhone 7/8、iPhone 7/8 Plus、iPhone X/XS
市場価格:10000円前後
動画撮影:不可
参考URL:https://dis-cover.jp/project/view/721

BENEVE EYEBALLC4パノラマカメラ(1万円未満)|Androidユーザー向け


引用:Amazonより

「BENEVE EYEBALLC4パノラマカメラ」もスマホと接続して使うタイプのカメラで、Androidユーザー向けの商品。1万円以下と安価ながらも、動画撮影が可能です。FacebookやYouTubeでのライブストリーミング配信ができるのもこのカメラのすごいところ。

セルフタイマー機能もついているので、「数万円は出せないけど360度動画を撮ってみたい」という方におすすめの一品です。動画の画質も価格の期待値を越える品質で、買って損はないと思います。

対応機種:Android 4.4以上
市場価格:6000円前後
動画撮影:可(ライブストリーミングも可能)

Insta360 Nano(1万円台)|iPhoneユーザー向け

Insta360シリーズの「Insta360 Nano」は、iPhone端末専用のカメラ。スマホに差し込み、専用アプリを起動すればすぐに撮影することがでます。VRヘッドマウントディスプレイと一緒に使えば、撮影した360度静止画や動画をVRとして見ることができる本格派です。

上記3つの機種とは違い、カメラ単体での撮影もできます(受電は必要)。カメラだけでも、スマホにさしても使えるハイブリットなカメラと言えるでしょう。

対応機種:iPhone 6/ 6s/6 Plus/6s Plus、iPhone 7/7 Plus、iPhone 8/ 8 Plus、iPhone X
市場価格:1万円台
動画撮影:可
参考URL:https://store.insta360.com/product/nano?_ga=2.128890511.2078031675.1574993229-1365887327.1572543454

DGP-OCM01(1万円台)|iPhone・Androidユーザー向け


引用:Amazonより

ここからはカメラ単体での撮影がメインのカメラを紹介します。DGP-OCM01は発売から日が経っていることもあり、当初3万円前後だった価格が現在では1万円台まで下りてきており、とてもお買い得なモデルです。

お手持ちのスマホと無線LAN接続すれば、プレビューを見ながらの撮影・操作が可能です。ごくごく一般的な360度カメラの使い方ができるので、最初の一台に向いているのではないでしょうか。

データ保存はmicroSDで、最大128GBまで対応しています。本体が軽いのもポイントで、重量は約83g。私が使っているTHETA SCは約100g。これでも特に重いと感じたことはありませんが、それよりもさらに軽いので持ち運びに便利です。

市場価格:1万円台
動画撮影:可

エレコムOMNI shot(1万円前後)|iPhone・Androidユーザー向け

OMNI shot は家電メーカーのエレコム製のカメラ。発売時は数万円しましたが、現在では1万円前後に価格が落ち着いています。1万円の商品としては珍しい4K動画対応の360度カメラ。搭載しているイメージセンサーは1/2.3型 CMOSセンサーなので、画質面でもかなり期待できる一品です。

市場価格:1万円前後
動画撮影:可
参考URL:https://www.elecom.co.jp/products/OCAM-VRW01BK.html

LG 360度 CAM(1万円台)|iPhone・Androidユーザー向け

最後にご紹介するのはテレビやスマホを製造している韓国メーカーLGの360度カメラです。価格は1万円を少し超えるぐらいでお買い得。機能面・画質面も充実しており、360度カメラとしてのベーシックな機能はほぼ搭載されていると言ってもいいでしょう。ボディもコンパクトなので携帯性もバツグンです。

市場価格:1万円台
動画撮影:可

機能面も捨てられない。コスパに優れた360度カメラならこれ一択!

「1万円台のカメラでは、やっぱり満足できない」「もう少し本格的なカメラが欲しい」という方におすすめなのがRICOH THETAです。なかでも「THETA SC」はコストパフォーマンスに優れたモデル。新品だと1万円台では買えませんが、とてもいいカメラなのでぜひ候補の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。

RICOH THETA SC

360度カメラ市場をこれまで席巻してきたRICOH THETAシリーズ。そのエントリーモデルとして長く人気があるのが「THETA SC」。

THETA SCはカメラ初心者の方でも簡単に使いこなせるよう、操作がとても簡単。手のひらに収まるサイズなので持ち運びにも便利で、海外旅行やちょっとしたお出かけなどいろいろなところに持っていきたくなります。ボディカラーが4種類あるのも特徴で、無骨なものが多いなかデザイン性も○。

もちろん、カメラ性能も申し分ありません。4Kには対応していないものの、THETA SCの最高画質であるFull HDの写真はとても精細です。もしTHETA SCについてもっと知りたければ、以下の記事もあわせてご覧ください。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

RICOH THETA SCのレビューを見る

市場価格:2万円前後
動画撮影:可

あなたにおすすめのTHETAは?|RICOH THETA各機種の価格と機能を比較

RICOH THETA SC2

実はそんなTHETA SCの後継機「THETA SC2」が、2019年12月に発売されます。THETA SC2の価格は3万円台となりますが、THETA SCの「もっとこうしてほしい!」というポイントがかなり改善されています。THETA SC、THETA SC2、いずれも初心者に最適なモデルなので、どんな方にもおすすめできます。

市場価格:3万円前後
動画撮影:可

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

360度カメラ最新モデル「THETA SC2」!初心者にうれしい機能が盛りだくさん

それでも決心できなければ、レンタルという選択肢も!

安くて手に入るモデルがあることは分かったけど、それでも購入の決心がつかないという方は、一度実際にレンタルしてみるというのもおすすめ。自分でカメラに触れて、撮影することで、360度カメラの魅力を肌で感じることができますよ。

たとえば、Insta360 Nano やTHETA SCのようなエントリーモデルの3泊4日レンタルは、3000~4000円ほどで借りられます。さらに上の上位モデル(Insta360 ONE XやTHETA Vなど)も1万円以内でレンタル可能です。

関連記事:

360度カメラ「THETA」の購入を迷っているならまずはレンタルしてみては?カメラレンタル大手6社を比較

まずはお手頃なところから。実際に使うと360度カメラの魅力がわかりますよ。

今回は1万円台で購入できる360度カメラを紹介してきました。「360度カメラをまずは使ってみたい」「手軽に360度写真を撮りたい」という方にはいずれもおすすめできる商品です。

さらにTHETAシリーズも初心者にはおすすめで、なかでもTHETA SCはロングセラー商品。私もTHETA SCを愛用していますが、すっかり虜になっています。

「使ってみないとわからない」という方はレンタルも視野に入れましょう。レンタルして気に入ったらそのまま購入ができるサービスもありますよ。

とにかく、安価なカメラやレンタルでもいいので、まずは360度カメラに触れてみるのがいいと思います。一度手にしたら、きっとあなたも360度カメラの世界にはまること間違いありません。

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