360度カメラを手軽に安くで楽しめる!スマホに直挿しタイプのカメラ 7選

筆者:小林 悠樹

空間全てを記録できる360度カメラ。THETAやInsta360など、さまざまな種類が登場しています。一般的なのはカメラ単体で使用できるタイプですが、最近ではスマホに直接差して撮影できる360度カメラも人気を集めています。

比較的価格がリーズナブルで、気軽に楽しめるのが特徴です。そこで今回は、スマホ直挿しタイプの360度カメラを特集します。スマホ直挿しタイプの360度カメラのメリットやおすすめの機種などをご紹介していきます。

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スマホ直挿しタイプの360度カメラとは?

「スマホ直挿しタイプの360度カメラ」は文字通り、スマホの充電コネクタにカメラを直接差し込んで使う360度カメラです。スマホから給電するタイプが多く、カメラを充電する必要がありません。また、スマホ画面で操作ができるので、カメラの知識がなくても使いやすいのが特徴です。

スマホ直挿しタイプの360度カメラのメリット・デメリット

スマホ直挿しタイプの360度カメラのメリット・デメリットをまとめてみました。

【メリット】

・価格が安い(安価なものだと3000円ぐらいから)
・小型なので持ち運びに便利
・充電不要で使用できる(バッテリー搭載のタイプもあります)
・スマホ画面で操作できる
・スマホにデータが保存されるため、データ転送が不要

【デメリット】

・単体で使用できる360度カメラよりも画質が劣る
・手持ちのスマホにより使用できないものもある
 (iPhoneのみ使用可Androidのみ使用可など)
・スマホへの依存度が高い

スマホ直挿しタイプの360度カメラの種類

一口にスマホ直挿しタイプの360度カメラと言っても、各機種それぞれに特徴があります。選ぶ際には以下の点をチェックするといいと思います。

チェックポイント① Android、iPhoneどちらに対応しているか
チェックポイント② 対応している接続端子
チェックポイント③ カメラ自体のバッテリーの有無
チェックポイント④ カメラ自体で撮影をおこなうタイプか、スマホのカメラを利用しているタイプか

①~③は読んで字のごとくなので問題ないと思いますが、④についてはすこし解説しておきます。

スマホ直挿しの360度カメラの作りは、大きく分けて2つ。ひとつは「カメラに撮影機能が搭載されているもの」。もうひとつは、「レンズのみを搭載し、スマホの前後についているカメラを活かして撮影をおこなうもの」に分けられます。

以降の商品紹介で登場する「Fusion Lens」が後者のタイプにあたります。 どちらにもメリット・デメリットがあり、好みが分かれるところです。

【Androidユーザーにおすすめ】スマホ直挿しタイプの360度カメラ

それでは現在販売されている「おすすめの360度カメラ」をご紹介します。まずはAndroid専用のモデルをみていきましょう。各モデルとも対応しているAndroidのバージョン、接続端子が異なりますので、お手持ちのスマホに合致するものを選びましょう。

Insta360 air

引用:Amazonより

Insta360 airはInsta360シリーズのカメラです。重さ約27g、直径約4㎝と小型なボディながらも、最大3Kと高画質なのが特徴です。Android(Android 5.1以降)にのみ接続可能で、「Micro USB」または「USB Type-C」の2種類モデルがあります。また、スマホから給電するため、カメラの充電は不要です(データ保存もスマホ)。

SNSへの投稿やライブストリーミングも簡単で、直挿しタイプの360度カメラのなかではハイスペックなモデルと言えます。

対応OS:Android(Android 5.1以降)
対応端子:Micro USB、USB Type-C
価格帯:6000円台
サイズ:直径約38mm
本体重量:26.5g
静止画画素数:3008×1504
動画画素数:2560×1280
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト、ピンク、ゴールド
公式HP:https://www.insta360.com/product/insta360-air

OMNI shot mini

引用:Amazonより

エレコム製の「OMNI shot mini」も高画質な360度写真・動画が撮影できる良機種。静止画は4.5メガピクセル、、動画画素数は最大3K相当です。電源はスマホから撮ることができ、データもスマホに直接保存します。フィルター機能やSNS投稿機能も搭載しており、専用アプリをダウンロードすればすぐに撮影ができます。

対応OS:Android(Android 6.0以降)
対応端子:USB Type-C
価格帯: 4000円台
サイズ:40.5mm×40.0mm×46.5mm
本体重量:約28g
静止画画素数:3008×1504
動画画素数:3008×1504
公式HP:https://www.elecom.co.jp/products/OCAM-VRU01BK.html

EYEBALL C4

引用:Amazonより

「EYEBALL C4」もAndroid専用の360度カメラ。中国製のカメラで、タブレットやIPカメラなどの製造・販売をしている「BENEVE」 というメーカーのカメラです。

こちらは静止画よりも動画撮影がメインで、FacebookやYouTubeでのライブストリーミング配信も可能です。端子はUSB Micro-Bに対応しており、変換アダプタを使用すればType-Cにも接続できます。

対応OS:Android(Android 4.4以上)
対応端子:USB Micro-B (Type-C変換アダプタあり)
価格帯:6000円前後
サイズ:41mm ×41mm×42mm
本体重量:36g
静止画画素数:非公開
動画画素数:2048×1024

撮ラピコ

引用:Amazonより

撮ラピコは360度カメラでは珍しい、カー用品専門店(PRO-TECTA)が出しているカメラ。ほかのカメラ同様、小型・軽量・充電不要で専用アプリを使って撮影をおこないます。インスタグラムやFacebookへの投稿ももちろん可能です。

対応OS:Android (Android4.4以上)
対応端子:Micro USB
価格帯: 6000円台
サイズ:52mm×40mm×21mm
本体重量:21g
静止画画素数:非公開
動画画素数:非公開

【iPhoneユーザーにおすすめ】スマホ直挿しタイプの360度カメラ

続いてはiPhone専用の360度カメラです。

Fusion Lens

引用:Amazonより

Fusion Lensは360度写真・動画どちらも撮影ができるiPhone向けカメラです。iPhoneに搭載されている前後のカメラをそのまま使用します。

この手のタイプは使い勝手がよく、iPhoneのカメラ性能をそのまま活かすことができます。ただ、iPhoneのフロントカメラとリアカメラは性能が違うので、360度写真の前後で若干画質が異なります。

このFusion Lensは比較的その違和感がなく、自然な仕上がりになるのでとてもおすすめ。iPhone7以上に対応しており、手持ちのiPhoneに合わせて購入しましょう。

対応OS:iPhone( iPhone7以降)
対応端子:Lightningコネクタ
価格帯:7000円台
サイズ:38mm×54mm×53mm(iPhone XR向けモデルの場合)
本体重量:45g(iPhone XR向けモデルの場合)
静止画画素数:画質はiPhoneに依存します
動画画素数:画質はiPhoneに依存します
公式HP: https://fusionlens.com/

PanoClip

引用:Amazonより

PanoClipはiPhone専用の360度カメラ。iPhoneのライトニングコネクタに差し込んで使用します。iPhoneのバージョンによって対応モデルが異なり、撮影できるのは写真のみで動画撮影は不可となっています。

デザインは横長で、スマホをすっぽりと覆うような形で差し込めるのもがPanoClipの特徴です。コネクタ部分が折れたり曲がったりと、不慮の事故が起きづらい安心設計になっています。一方で、スマホカバーをしていると装着できないので、普段iPhoneカバーを付けている方は注意が必要です。

専用アプリの編集機能が充実しており、写真にフィルターをかけたり、スタンプを貼ったりとメニューが多彩です。

対応OS:iPhone (iPhone 6以降)
対応端子:Lightningコネクタ
価格帯:3000円台~(対応機種によって多少価格が違います)
サイズ:85.9mm×30.6mm×44.6mm(iPhone X向けモデルの場合)
本体重量:113g
静止画画素数:画質はiPhoneに依存します
動画画素数:画質はiPhoneに依存します
カラーバリエーション:ブラック、ホワイト
公式HP:https://jp.panoclip.com/

Insta360 NanoS

引用:https://store.insta360.com/product/nanos

Insta360 NanoSもiPhone向けのカメラ。バッテリーを内蔵しているので、カメラ単体で撮影できるのが特徴です(スマホに挿して使えます)。

画質も静止画最大6K、動画最大4K対応と高画質。360度動画を好きな画角で切り出すことができる「フリーキャプチャ機能」、リトルプラネット編集、ストリーミング機能などの機能を搭載しており、「手軽に楽しみたいけど、画質・機能面も捨てられない」という方におすすめの一品です。

対応OS:iPhone (iPhone 6以降)
対応端子:Lightningコネクタ
価格帯: 1万円台前半
サイズ:110mm×33mm×21mm
本体重量:75g
静止画画素数:6272 x 3136
動画画素数:3840 x 1920
バッテリー容量:800mAh
カラーバリエーション:ブラック、シルバー
公式HP: https://store.insta360.com/product/nanos

まとめ

スマホに挿して使うタイプの360度カメラは、小型で安価に楽しめるのが特徴です。今回ご紹介した各機種はいずれもおすすめ。

選ぶ際に一番大切なのが、お手持ちのスマホとの相性を確認しておくこと。「自分のスマホに対応しているのか?」「接続端子が対応しているのか?」は購入前に必ず確認しておきましょう。

本格的な360度カメラを購入する決心がつかないという方は、ぜひリーズナブルで楽しめるスマホ直挿しタイプの360度カメラから試してみてはいかがでしょうか。

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