世界遺産・小笠原諸島へ!父島の観光スポットを360度THETAで撮影

筆者:遠藤 美華

2019年11月中旬、地球の恵みあふれる小笠原に、360度カメラTHETAを持った「タビジョ」の2人が上陸しました。

2011年6月に世界遺産に登録された『小笠原諸島』。東京から1,000キロ南にある30あまりの島々の総称です。島であることから侵害されることなく、小笠原固有の希少な生物や植物が育つ島々です。

この記事では「タビジョ」が撮影したTHETAの画像を紹介しながら、小笠原の魅力を伝えていきます。

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「タビジョ」が小笠原諸島に上陸!

「タビジョ」とは

「タビジョ」とは旅する女性のこと。旅先で撮影した写真を「#タビジョ」とタグづけしてInstagramにポストする女性同士の交流を図るコミニュティ。大手旅行会社のHISが2016年から次世代トラベラーの育成戦略として力を入れています。

Instagram投稿で「#タビジョ」がついたポスト数は、スタートから約4年で191万件を突破。Instagram公式アカウント「tabi_jyo」のフォロワーは2020年1月20日現在で9万人以上です。

今回小笠原を訪問したのは、タビジョ2人。あやねさんとみさえさんです。HISとドローンのマーケットリーダー・DJIジャパンがタッグを組んで展開する「タビジョムービー」のイベントで、THETA賞を受賞したお二人。彼女たちの目に写った小笠原の魅力を、THETAで撮影して360度丸ごと持って帰ってきてもらいました。

世界遺産「小笠原諸島」のこと

小笠原諸島は「屋久島」「白神山地」「知床」に続き、2011年6月に日本では4番目に世界遺産として登録されました。東京都小笠原支庁の公式サイトでは、世界遺産に登録された理由を以下の通りに記載し紹介しています。

世界遺産委員会の審議では、小さい島でありながら、小笠原でしか見ることのできない固有種の割合が高いこと、特に陸産貝類(カタツムリの仲間)や植物において、進化の過程がわかる貴重な証拠が残されていることが高く評価されています。

小笠原支庁公式サイトより

小笠原諸島は、東京から約1,000キロ南にある30あまりの諸島群の総称です。北から聟島(むこじま)列島、父島列島、母島列島、さらに 250km ほど南に火山(硫黄)列島があり、日本最東端の南鳥島、最南端の沖ノ鳥島などを含めた島々をさします。東京都小笠原村に所属します。

ちなみに人が住んでいるのは父島(約 2,000 人)と母島(約 450 人)のみです。

小笠原は四季を通して温暖で湿度が高め。年間平均気温は23度です。緯度は沖縄とほぼ同じで、亜熱帯に位置します。冬も平均気温は18度で雪や霜は見られません。年間降水量は1,300mmで東京よりやや少なめです。
参照:世界自然遺産 小笠原諸島

玄関口である父島へは東京・竹島桟橋から定期船「おがさわら丸」で24時間

小笠原には空港はありません。小笠原の玄関口の父島に向かうには、東京・竹島桟橋から出航する定期船「おがさわら丸」に乗船します。

「おがさわら丸」は竹島桟橋を出ると24時間をかけて父島へ。母島へは父島から「ははじま丸」でさらに約2時間かかります。

竹島桟橋から父島に向かうと再び船がもどってこれるのは早くても6日後。通常便では島に3泊、船中泊2泊の計5泊6日の旅が一般的です。

シーズンによって就航時刻や曜日は異なりますので、旅の計画をする場合は詳細な確認が必要です。

「小笠原への旅」タビジョの旅程を紹介!

小笠原村観光局の協力で実現した今回の小笠原の魅力を伝えるタビジョの旅。5泊6日の旅から、360度画像を紹介していきます。

初日。東京・竹島桟橋から「おがさわら丸」に乗船。いよいよ出航です。24時間の船旅がスタートします。船は小笠原諸島の玄関口・父島へ向かいます。

下の写真は、船内で丸1日超をタビジョ2人が過ごしたスタンダードな1等船室です。THETA SC2で撮影しています。

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「2人旅だとどちらかしか写らないことが多いけれど、THETAならテーブルを挟んで座ってても2人で写りこむことができます」(みさえさん)

1等室は39部屋。幅90cm×長さ200cmのシングルベッドが2台あるツインルームです。テレビ、コンセント、タオル(小)、スリッパ、おしぼり、お茶セット、歯ブラシ、ヘアブラシなどのアメニティーが揃っていてまるでホテルの一室のよう。床面積は8.8㎡です。

タビジョが利用したこの1等船室のほか、スイートルームの特等室、特1等室、プレミアムベッド2段の特2等寝台、エコノミーベッド2段の2等寝台、カーペット敷の2等和室もあり、予算や用途・利用人数によって予約時に選べます。ファミリールームやレディースエリアも要チェックです。
参照:株式会社ナショナルランド観光情報センターおがさわら丸-船内-船室案内/

船内のショップ「ドルフィン」には、お菓子、飲み物、カップラーメンなどの品揃えもあり、小腹が減っても安心。限定のオリジナルTシャツや船型クッキー、小笠原限定のお土産品も販売されています。なお、船酔いの薬の販売はありません。
参考:小笠原海運「売店ショップドルフィン」

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おがさわら丸の船内のショップ/ドルフィン

「他にも船内の撮影は何枚かありますが、全てTHETA SC2で撮影しました。 動画も撮影したのですが、船の揺れを感じさせないものが撮れました。特に工夫はせずともなんとも面白みのある映像になったので、これがTHETAの魅力なのだと感じました」(みさえさん)

小笠原・父島でタビジョがTHETAで撮影スポット

父島でタビジョがTHETAで撮影した海や見所のスポットを紹介していきます。

境浦海岸

白い砂浜の境浦海岸です。浜には風化した白い倒木が。誰かがくくりつけたブランコが揺れています。

「画角に、浜の様子だけなく木などの周りの景色も入れることで、THETAでしか撮れない360度写真を撮ることが出来ました。普段より10歩くらい下がって撮るといつもと違った景色が見えてきたのです 」(あやねさん)

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境浦海岸の沖には、戦争で魚雷によって座礁した軍需輸送船の濱江丸(ひんこうまる)の面影がのこります。
参照:シュノーケルで戦跡体験!『境浦海岸』攻略法

『USKcoffee』

タビジョの2人は「USK Coffee」も訪ねました。ここ小笠原・父島でできる国産のコーヒーを提供する店です。

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※スマートフォンの場合は、画面をタップすると360度写真をご覧になれます。

USK Coffeeの小笠原産「ボニンアイランドコーヒー」は土づくりから焙煎まで一貫して生産・製造者である山野雄介が手作業で行っています。小笠原の自然を活かした無農薬栽培で海洋島ならではのAgroforestry(森林農法)を目指し、土づくりには海の恵みを森へ運び、収穫はすべてハンドピッキング。

「USK Coffee」の公式サイトから

生産コストも手間隙も時間もかかるスペシャリティコーヒー農園の運営、そして店舗でのコーヒー提供までのすべてを手掛ける店は、日本では希少です。

初寝浦展望台

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※スマートフォンの場合は、画面をタップすると360度写真をご覧になれます。

まるでプライベートビーチのような砂浜を持つ初寝浦ビーチを見渡せる、初寝浦展望台。目線の先にあるのが初寝浦ビーチです。写真では曇りになっていますが、晴れているととてもキレイで青々とした海と、真っ白の砂浜のコントラストがキレイな360度写真スポットです。
参考:みたい景色はどれ?「小笠原諸島」にある展望台を徹底比較

旭平展望台

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※スマートフォンの場合は、画面をタップすると360度写真をご覧になれます。

旭平展望台は、島の東側に位置し朝日が見える展望台です。長崎展望台の隣。展望台からは兄島とその隣には東島が見えます。
参考:みたい景色はどれ?「小笠原諸島」にある展望台を徹底比較

編集後記|タビジョの小笠原紀行から

24時間の船旅で出かける非日常への旅、THETAでお届けする世界遺産・小笠原の風景のタビジョ旅はいかがでしたでしょうか?

THETAは旅の思い出を丸ごと持ち帰ってくれるアイテムです。旅に出かける時は、ポケットにTHETAを忍ばせてお出かけください。

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