【こだわりオフィス2022】EDGEMATRIX株式会社
2022年のこだわりオフィス特集では、リモートワークが普及し、オフィスの意義が改めて問われる今だからこそ伝えたいオフィスの魅力を特集していきます。
今回お邪魔したのは、監視や防犯カメラ映像等を現場でAI処理し活用する『映像エッジAI』製品とサービスを提供されている、EDGEMATRIX株式会社様のオフィス。2021年10月に、こちらの新しいオフィスに移転されました。代表取締役副社長 本橋様、情報企画管理部長の荒木様、そして製品サービス管理部の陳様が取材に応じてくださいました。
映像を現場でAI処理する『映像エッジAI』のパイオニア
――現在、貴社はどのような事業を展開されていますか?
荒木様(以下、敬称略):弊社は、カメラ映像を現場で処理する『映像エッジAI』を導入・管理・拡張できる仕組みを提供しています。私たちの製品とサービスには大きく三つの柱があり、一つは高精細映像等の大量データを現場で処理するデバイス、二つ目はデバイスを遠隔管理し、AI処理された解析情報をWEB上で管理するサービス、三つ目はこれらのデバイスとサービスをつなぎ、現場で運用できるようになるまでをトータルサポートするソリューションです。
――荒木様からみた貴社の魅力はどのようなものでしょうか?
荒木:近年、AI技術が広く認知され始めていますが、まだまだ日常生活の中でAIの存在を感じることは少ないですよね。『映像エッジAI』というのは、防犯カメラなどの映像を、現場のデバイスで処理できるようにする技術です。今までは、その解析をクラウドに送り行うのが一般的だったため、時間もかかるうえにセキュリティ面でもリスクがありました。弊社のサービスは、映像そのものをクラウドに上げたりせず、解析したデータだけをWEB上で管理できるようになっています。そんな利便性と安全性を併せ持つ『映像エッジAI』は、浸透すればパブリックインフラにもなり得る、非常に将来性のあるサービスであると感じました。
私はこれまで、いくつかのIT系のベンチャー企業での勤務経験がありますので、培ってきたセキュリティやインフラに関するノウハウを活かせるという事と、スタートアップから上場に至るまでのプロセスも見てきていますので、そういった経験も活きてくるのかなと感じています。
リモート勤務でも来社したくなるような開放的なオフィス
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――オフィスを移転されたきっかけは何でしょうか
本橋(以下、敬称略):実は、創業時からリモートワークを導入しており、オフィスはレンタルオフィスで、狭いスペースを借りていました。そこから人が増えて、少しずつスペースを大きくしていったところで、コロナ禍に入り、社員がオフィスを使わなくなりました。それでレンタル料が無駄になってしまって。レンタルオフィスは受付や電話代行などのサービスが充実していたのですが、新しいオフィスを探し始めました
丁度コロナ禍でオフィスの退去が増えていたようで家賃が下がっており、こちらのオフィスの大家さんが入居をとても喜んでくださいました。全てが良いタイミングだったのかもしれません。
――新しいオフィスの居心地はいかがでしょうか。
荒木:私は情報企画管理を行っておりますので、営業事務やシステムをメンテナンスするエンジニアなど、幅広い役職の方とやりとりしながら業務を行っています。リモートワークが定着してからは、そういった関係者とオンライン会議で確認連絡ができるようになったため、非常にコンパクトに業務をこなせるようになりました。
リモートワークですので、もちろん自宅で行う事も可能ではあるのですが、実は私はほとんどの業務をこのオフィスで行っています。家にこもりきりで仕事をしていると、なかなか集中出来ないことが多いです。今のオフィスは開放的で働きやすいため、かなりの頻度で来社しています。
このオフィスの特徴的なところは、9階なのに真ん中にパティオ(中庭)があることですね。屋根がなく開放的なのに、周りの目を気にする必要もありません。時々ですが、会社で簡単なパーティーを行う事もあります。また、ぐるりと配置されたベランダがあり、眺めがとても良いですね。陳さんもかなり会社にいらっしゃいますが、居心地はどうですか?
陳様:とても落ち着きます。外を眺めることができる環境があり、カフェのような席で仕事に集中できる場所もあり、前のオフィスよりも愛着が持てます。
――オフィスを訪問されるお客様の反応はいかがでしょうか。
荒木:JR線も地下鉄も通っており交通の便が良いので、社員はもちろん、お客様にも訪問して頂きやすくなったと思います。開放感のあるオフィスなので、以前よりもリラックスしてお話もできるのかなと感じています。また、オフィス全体がフリースペースになっているので、出社した社員が好きな場所に座ることができるのも良いですね。窓際の席などは結構人気があります。
あえて質素で飾らないオフィスを
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――新しいオフィスを作る際にこだわった点をお聞かせください。
本橋:質素なオフィスにしたいというのが一つのこだわりでした。スタートアップの場合オフィスを格好よくして社員を集めると聞くことがありますが、出資を受けて事業をしているという事もあるので、派手にはしたくなかったです。全てにおいて質素なオフィスにしたいという部分にはこだわりました。
一方で、私たちの業務はオンラインでも行うことができるので、柔軟に働ける環境は作りたいと思っています。必ずしも来社の必要はなくても、オフィスに来たいと思ってもらえたり、お客様に来たいと思ってもらえたりするようなオフィスが良いですね。今オフィスで働いている皆の顔を見ると居心地が良そうなので、それが一番かなと思います。
――最後に、将来このオフィスで仕事をされるメンバーに向けて、貴社の採用のコンセプトをお聞かせください。
本橋:こうして今取材にお答えしているのもそうなのですが、私たちは基本的にはオフィスも含めてオープンであることが重要であると考えています。私たちはこんな人間で、こんな場所で、こんな仕事をしているといろいろな機会に伝えることで、私たちの仲間となりたい、一緒に会社を成長させたいという人に巡り合えると考えています。当社で活躍する自分を想像できる人こそが当社で力を発揮できる人材であり、そういう人を採用したいと思います。入社したその日にはもう社内に溶け込めるような、そんな採用のあり方が理想ですね。
――ありがとうございました。
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